行方不明のかぶを求めて、家中を探し回るわたし。
報告を受け、母も遠方から、心当たりを次々メールしてくる。
しかし、ことごとく、いない。
どこいったのだ~、かぶよ~!
ほかの4匹ならすぐ返事をするのだが、相手がかぶだけに、もちろん返事をしない。
おまけにじっと微動だにしないのか、鈴の音も聞こえない。もうお手上げ。
ためしに、おやつタイムと称して、他の子に時間外手当ならぬ、おやつカリカリをふるまった。
ただ隠れているのだったら、すぐ現れるはずだ。だって相当な食いしん坊だからね。
・・・現れない。
いよいよ、マジだ。
やばいぞ、これは。
顔色変えて、探しまくっていたのであるが・・・。
行方知れずから10時間後、えええええ?という場所で発見。
あんた10時間もそんなところで直立不動で、じっと我慢していたの???
なーんーでー???
ばかだねえ、少しはみゃあとか、にゃあとか泣いて、教えてくれたらよかったのに。
モノ移動して、自分で出るよう、促す⇒出る。
心配でおろおろしていた母に「無事&発見」と連絡。
場所を聞かれて答えたら「そんなところにいたのはじめて!」という。
「テレビの裏にはよく隠れてたけど、なんだか知らないけど、きっと落ちちゃったんだねえ」
ほかにこういうことをする子がいないのは幸いだが、再発は防がないとね。
コンセント類が危険すぎる。
ようやく出てこれたかぶは、ストレスだったのだろう。
いつもより、もっとがつがつと、夜ご飯をがっついた。
いーよ、いーよ。好きなだけ、お食べ。
こういうとき、ほかの猫たちは、「だーいじょうぶだった~?」なんてふうに、話しかけたりする。
まるでお見舞いしているみたいに。そうして聞かれた猫は「ぜんぜん平気!」てなふうに、装ったりする。
・・・うそおっしゃい!って、かんじ。