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くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

14才の母 最終話 ~志田未来 未来にみえるもの~

2006-12-21 15:23:32 | ドラマ

とんでもない勘違いの横行。

こんなドラマがなぜ数字がいいかというと皆、とんでもないことに

行きやしないかとはらはらしているからであり

これを好評だと受け取られてはたまったものではありません。

問題提起どころかますますの批判を呼びそうな結末。

                        

未希は赤ちゃんを「そら」と名づけました。

病棟を移動するときに空を見つめた未希がいたので「空」を予想した人は

多かったですね。名付け親のみなさまおめでとうございます

そらが眠る様子を心配した未希は「14才ですけどこの子の母ですから」と

いつか一緒に散歩できるのか聞いていました。別に「14才」は関係ないでしょ?

未熟児生んだ人は皆心配するよ。標準で生まれたって心配するわよ。

・・・いちいち台詞が癇に障る^^;

とりあえず反町グレイトの説明によると、体重が2500超えないと脳からきちんとした

指令が出されないからまずミルクがきちんとのめることが課題だということでした。

そして母乳がほしいとも。

初乳って免疫物質が入っているからすごく貴重なんですよね。

おおむね満足した未希は、加奈子とにこにこ。

 

さて静香がくれたお祝いはあけて見てなかったのに(千円札だったらお笑いだぁ)

多いと判断している忠彦と加奈子。借金で逃げてるはずなのに、おかしい、胸騒ぎが

すると加奈子が返しにいくことにしました。


忠彦が出生届を持ってきます。

その後未希は搾乳してましたが無理だったみたい。


加奈子がそこに着いてみたら智志は暗い顔をし様子が変。強引に入ってみたら、静

香が睡眠薬自殺をはかっていました。すぐに救急車の手配。しっかりしろとハッパ掛

けられてるよ。遺書は死ぬことで保険金が下りるからそれで智志の大学までの費用

がまかなえるというもの。『ごめんね、智志。ひとりでも幸せになるのよ』


その頃未希はようやく母乳が出始め、反町のところに届けます。哺乳瓶ではまだ無

理な様でチューブで送っていました。それを見てまた心配する未希。泣かないそらが

無事に育つのかと心配なようです。しかし反町医師は「あせってはだめです」と。

 

助かった静香。智志が子供のころの静香は寝たことのない人だと思っていたという。

外でも目いっぱい働き、家でも努力していたと。加奈子は智志でさえも見たことのな

い寝顔を自分が見たと知ったら嫌がるでしょうからと帰ろうとしました。そこに静香が

声をかけます。起きていたんですね。

 どうして助けたのよ。あたしが死ななきゃ智志はまともな人生は歩けないの。

加奈子が反論しようとするとこうすることしかなかったというのです。でも加奈子は

以前、父親のいない子を産んだらかわいそうだと言った時に未希が智志を、お父さ

んがいなくても曲がってないし心は強いと言っていたということを告げます。静香の

育て方が良かったと暗に匂わせているようです。でも加奈子のいうことは一理ある

わ。生きていればまたやり直せることもあるんだから。


さて未希はそらの前から離れようとしません。自分が目を離したらそらが死んでしま

うような気がするというのです。心配するのは親になった証拠なんでしょうね。

しかし加奈子は未希が身体を壊したら逆にそらが困るということで諭します。

これから二人でがんばらないといけないのだから。納得できないような未希。


静香は退院。智志に支えられています。遺書を破り捨てる智志です。

こんな二人の前に波多野が現れました。15歳の父親と14歳の母親の行く末を見届ける

と言います。智志をなかなか面白いやつだとも付け加えていました。


未希のところに健太やおじ夫婦がやってきます。名前がそらと聞いて不満そうな

健太ですが、おばさんは大きくていいと言い、おじさんは未希が決めたのなら何でも

いいと言っていました。褒めてないって・・^^


窓から同じ月を見る未希と智志。


担任がやってきました。終業式だったと通知表を持ってきました。学院での結論は

義務教育は学院で終えてほしいということ。そして子育てをしながら試験を受けに

くるという提案を出しています。しかし、未希は高い学費を払ってまで学院を卒業

することに意味がないといいます。戸籍を作って分かった事が一つ。それはそらと

未希が単体でひとつの戸籍になりもう親に甘えてはいられないということを実感

したというのです。


退院する前にそらに会いに行った未希ですが、そらが退院したら寝る暇もなく忙しく

なるから今のうちに休養をとるようにと言われています。立ち去ろうとした未希を

呼びとめるように泣きだしたそら。しかしいきなり呼吸がおかしくなってしまいました。


その頃加奈子のところでは健太が登校するところに近所のオバがやってきて未希や

そらの退院を聞いています。加奈子が出てくると、今度は年頃の娘を持つ自分の

ところに影響があるから引っ越してほしいというのです。相変わらずくだらない演出を

入れてくれますね。誰もそんな事は言いませんよ。

こんなところに未希からの電話がかかってきます。そらの呼吸がおかしくなったと・・。


未希は心配であたふたしていますがグレイト反町がなんとかしてくれるからきっと

大丈夫。そしてその通りになりました。空は無呼吸発作で細菌の感染も疑いが

見えるようです。しっかりしてください。そらちゃんはがんばっているんですよ。


学校では担任が未希の意志を伝えています。教頭はいつも未希のことを批判的で

いたのですが個人としては未希の将来を心配していたといいます。しかし未希の

決断が強いならば受け入れるしかないのであり、教師としてできることは子供の

未来を信じることなのだと校長は言いました。クラスで報告する担任にクラスメート

たちは自分たちが批判したせいかというのですがいずれ子供が育ち「14歳」に

なったときに胸を張って今日のことを話せる道を選んだというのでした。

胸をはってこどもに14歳で生んだ事を自慢するんですか?意味不明です。

 

加奈子が現れ、未希は落ち込みます。自分が未熟だから自分のもとにくるのが

嫌だからそらが具合が悪くなったとでも。しかし加奈子は普通に生まれて普通に

育たないと嫌なのかと聞くのです。そんなことはない。しゃべったこともないけど

信じられないくらい大好き。同じよ、そらちゃんも。頷いて病室の様子を見る未希。

そこに智志がやってきました。今日が卒業式だったと言います。


赤ちゃんが大変な時だったのに自分だけすまなかったという智志。でも未希だって

医師に任せるしかないのです。まだオムツもミルクも抱っこだってしてないのよね。

でも智志は一度未希が意識不明で眠ってる時に来ていますから命がけで生んだ

ことを知っていました。あの時はちゃんと会えなかったけれど今日は胸を張って

これたという気分。それは中学を卒業したことでこれから働くからというのです。

高校には進まず、親の事は別として少しでも子供のもとにお金を届けるといいます。

親のもとでは自分は自分じゃなかったけど未希と一緒の時はじぶんらしくいられた。

空がいつも綺麗だと思っていた。そんな智志に未希も智志といるときは同じように

空が綺麗だと思っていた・・だから、わたし・・たぶん名前を言おうとしたのに

加奈子が呼びに来ました。赤ちゃんの容態が持ち直したのですね。


そらを見せようと加奈子は智志の背中を押しています。

反町グレイトはそらちゃん、がんばりました・・とニコニコです。加奈子もそらちゃんと

よびかけます。「そら?」智志の顔が未希に聞いていました。「うん」とうなずく未希。


しばらくして静香が未希の家を訪ねてきました。近所のオバが様子をうかがうのを

ひと睨みする静香です。変わらず気が強いのはいいことね^^。

未希と智志は二人の決意をそれぞれの親に告げるために呼んだのでした。

 

僕たち私たち、2年経ったら結婚します。驚く両親たちです。子供を生むのは認め

たけれど結婚はみとめたわけではないといいます。既に決心をつけている二人に

とっては事後承諾みたいなもの。こんな時だからこそ高校や大学に行き、勉強を

積む事がそらのためにもなるという説得も効きませんでした。

既に働く事を決めている以上もうどうすることもできないもんね。

でも人と違うのは順番だけという智志ですが、順番が違ったら大きいよ。

それはきっと経験のない子供の発想だと思う。それに未希がいう保育園に預けられる

ようになったら働くというのも甘い。保育園待機の数万人のなかで優先されるのは

正社員で保育園に払える費用を稼げるからこその保育園。未希が仮に中卒だとして

きちんと社員として雇ってくれるところがあるかどうか。パートだと保育料が高くて

結局預けるどころではなくなるのが関の山。5年経っても19歳と20歳というがそれから

費用を捻出して学校をやり直すというのも大変です。むしろ若い今、両親を頼みに

夜間や通信で卒業するほうがまだ現実的というものです。見通しの甘い二人に

静香もきついことを言います。世間が赤ちゃんをかわいいと言ってくれるとでも

思ってるのか。自分が散々世間の冷たさを味わってきたからよくわかるといいます。

2年も経てば変わるという静香。対抗する未希は・・・

  そらは・・そらは誰にも望まれなかった子です。両親も智志も・学校も。

  だけどそらは小さいけれど生きようとしてます。そらは教えてくれました。

  父や母がどれだけ私を大事に思ってくれるか。

  学校や友達がどれだけ大事か。桐野くんのことがどのくらい好きか。

  だから・・お願いします。

未希が頭を下げると智志も立ち上がり一緒に頭を下げました。

静香はふっとしたかと思うと「勝手にすれば」というのです。えっという顔の一同。

  でもね、私は認めないわ。だから子供にも会わない。

  悔しかったら本気でやって、おめでとうって私に言わせるのね。

未希は晴れ晴れと、でも決意をこめて

  いつか抱っこしてもらえるようにがんばります。

この静香のところだけが感動を呼ぶんですよね。心からの現実を知っているという

のが最も強いのでしょう。



未希が赤ちゃんを迎える準備をしていると玄関前ではまた近所のオバ。

バカバカしい。そこに柳沢が現れました。自分は一度死んだといいます。大学生と

付き合っていて、でも親に引き離されたと。学校に戻ったけれど親のいいなりで

生きてる自分を感じたという柳沢。もうそんな事は言わないといいます。

帰ろうとする柳沢にもう帰るの?と聞く未希がいました。でも柳沢も未希が頑張った

のは認めるけれど生んだのはバカだと思ってるといいます。


そらの退院の日。反町医師にそらを渡されます。2580グラム。今は軽々と抱っこ

できるけどそのうち手が折れそうになるといわれています。

  ううん、先生、もう重いです。すごく重いです。

なら大丈夫だ。みんなの愛情が詰まってる証拠だもんね。

  はい、それと・・・未来の希望もつまっています。ね・・おかあさん

加奈子は泣いています。そらの将来が見えるのかただ命の感激か・・。

 

智志は、荷物の搬送?引越しの梱包?トラックの助手席に座っています。

静香は保険の外交員になっていました。やり手のようですね。説明が上手い。

遠くから秘書が見ています。そして深々とお辞儀しました。


そらが初めて家に来る日。車のなかで泣き出すそらをあやしきれず、一旦外で

だっこしています。ベンチに座る二人のところにタイミングよく波多野が来ました。

泣き止まないそらですが波多野がくれたガラガラはちょうどそらの気に入った

ようでぴたっと泣き止みます。謝礼だという波多野です。未希はいつか陣痛が始まった

時に助けてもらったことを覚えていたのでした。


二人の話を書き続けるから決して終わらせないようにという波多野。

 

未希、明日はあなたの誕生日。

長かったような短かったような嵐のような一年だったね。

去年の誕生日にはこんな日が来るなんて思ってなかった。


ごめんねおかあさん。でも私にとっては大事な14才だった。

何もかもなくしたと思っていたけど今ここにそらがいるもん。


未希、いつかそらちゃんにいえるといいね。何も失っていない。

あなたはたくさんのものをくれたよって。

一日早いけど、今言っておくわ。

15歳の誕生日おめでとう。


ありがとうね・・おかあさん。

命って奇跡なんだね。


家についた未希を出迎える忠彦と健太。

そこをまた見ている近所のオバ・・うんざり・・誰もそんなことしません。

そしていつかのように忠彦は記念写真を撮ろうといいます。


波多野はいつものようにファミレスで居座ります。

コーヒーお替り。

  彼女はその朝、子供を抱いて笑った。そして・・・

                         

これは結局どこにも子育ての苦労が入ってませんね。

「未希と智志には子育ての辛さ、世間の厳しさを入れますから」と制作側。

なによこれ、ウソばっかり。甘ったるい描写に呆れるばかりです。


1話での始まりが二人が特に好きあってもいないのに何となく二人がいただけとい

うそこからのスタートでしたから子供ができたというのも呆気に取られたものでした。

今でもなんで子供ができたの?という疑問がある人はたくさんいると思います。

そして、全然二人が好きあってるように見えないのに未希が頑固に産むと主張

したのも非常に違和感でした。初めの段階でかなり引いていたのですね。


命の重さを主張するためのドラマだと言っていましたが、これだと、何やっても

いずれは親が尻拭いして、そして別に生んでしまえば何とかなる・・という印象を

子供たちに与えただけのものではありませんか?

子供たちが見ていることを考えても、とてつもなく恐ろしい考えを植えつけたのではと

心配になります。


このドラマを批判すると中絶推進とか人殺しとかいう方も多くてそれもまた異常な

ことでした。命が大事なら生んではいけない命を宿すべきではないという警告を

はらむならまだわかるのですが、そんな根本の問題に目をつぶり訳のわからない

意見がまかり通るというのも間違っています。


タイトルからして生まれる事は仕方のないことだとは思っていましたが、これでは

諸手をあげて14才でもいいから子供たちにどんどん生んでくれと言ってるようなも

の。どうしてそういうことに気付かないのでしょうか?


一番きついのは生まれたこどもの運命です。恐らくどんなことになるかわからないか

らこそ、もっとしっかりと伝えるべきだったのではないでしょうか。


それにしても相変わらず近所のオバを登場させてうんざりでしたね。

どうしてこういう程度の低い事をするのか理解に苦しみます。


そして柳原のエピもさっぱりわかりませんでした。

何のための彼女の登場だったの?

本当にばかばかしいドラマに最後までつきあってしまいました。

数字を勘違いしてSPなどやらないように。


ただ、志田未来ちゃんだけには罪がないですから・・

力演したということだけは付け加えておきましょう。



28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです (ikasama4)
2006-12-21 19:48:07
この枠で「家族」を題材のひとつに用いたドラマだけに
この辺の締め方はドラマの限界なのかもしれません。
(唯一、自分の中の例外としてドラマ「光とともに」は嫌な感じで終わりましたが
ああいう終わり方の方がこのドラマも良かったのかもしれません)

脚本は結構練れていたと思うのですが
所々見える演出がとってつけのようなとこがとても残念です。

そのくせ、妙にリアルさを見せるものですから
最後の幻想にしか見えない世界を
現実と勘違いしてしまう人がいないとも限りませんね。

なので
これはあくまでドラマであり
ファンタジーであるという事をしっかり強調して欲しいです(笑)
返信する
加奈子は虫のしらせを聞く。 (キッド)
2006-12-21 20:21:59
かりん様、お疲れ様でした。
またひとつ物語が去っていきましたね。
北村のいつでもタクシーに続いて
目立たない超能力第2弾。
サイコメトラー加奈子の祝儀袋にピンと来た。
こう考えると
未希は周囲の人々をコントロールできる
怪しいパワーを秘めていたのかもしれません。
キッドの妄想はさておき、
卓袱台を投げることもなく
冷静に批評を展開されるかりん様。
なかなかの好敵手でしたーっ。
またお手合わせお願いします。
そうそう、忘れてはいけなかった。
生瀬パパの年頃の娘を必ずイラッとさせる超能力も。
・・・え、あれは超能力じゃない。
ふえーん。そんなーっ。
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Unknown (スナッチャー)
2006-12-21 20:38:38
かりんさん、こんばんは。
お久しぶりです。
脚本が最後まで迷走しちゃいましたね。
それなのに、「予告」と「副題」のつけかたに
迷わされ、最後まで付き合いました

志田未来ちゃんの出演作では、昨年の「女王の教室」
の方が、内容的にも上だったかな?
視聴率ほどの中身だったかどうか・・・

ドラマは視聴率に現れない「支持率調査」ってないのでしょうか?
そうすれば、視聴率負組の「嫌われ松子」も
数字があがるかも・・・ 
返信する
Unknown (お気楽)
2006-12-21 20:53:03
すごい!!怒ってますね!!まぁ自分はこんなもんだろうと予想していたので・・・。未来ちゃんも可愛かったし、健太も良かったので許してあげましょう!!ポイズン!!
返信する
Unknown (ろーじー)
2006-12-22 03:11:42
途中で方向性が変わったのかもしれないですね。^^;
ところどころつぎはぎみたいな感じもしましたし・・
それに予告と実際のドラマと違うところが
結構あったのもあれ?って感じだったんでした。
しかし、そらちゃん、あの若さで女優デビューということになるんでしょーかね。
返信する
お疲れ様でした (くう)
2006-12-22 03:37:19
結局、命の大切さなんてどうでも良くて、14才なら
ギリギリ出産OK年齢だから、ここからは性行為も
出産もOKよ。
どんどん産んで増やしてね、と言うのがテーマだったのか、
と今さら気付いた私です(^^;)
かりんさんの記事は励みになりましたわ。
自分は間違っていないんだと思えましたもん。
ホント、お疲れ様でした。

やっぱりgooさんにトラバが付かず。。。
問い合わせしてみます~。
返信する
ヤッパリ変です (mari)
2006-12-22 04:03:49
かりんさん、こんばんは。
生んだもの勝ち
みたいなどらまでした。
おかしいというか、うるさいのは、静香と近所の
オバンたちで、あんなに反発していたクラスメートや
衝撃的な記事を書いていた波多野まで
持参で、ゴキゲン伺い。どんどん壊れていきますぅ
返信する
かりんスーちゃん おっは♪ (アンナ)
2006-12-22 09:06:28
スーちゃんが、ものすごーーーく怒っているので
近寄れなくて、ミキちゃんの家に行って
「スーちゃんの頭に湯気でてる」と知らせてきた(笑)もう、おさまった?
なんで14才じゃなきゃいけないのか?
こんなにみんなを怒らせて、スペシャルに突入です。
あぁ。。。
でも、波多野の小説の内容知りたいから
見たいかなぁ~そんなとこです(笑)
返信する
かりんさんに甘えて☆ (ロビン)
2006-12-22 09:37:17
力尽きて寝てしまいました。
ここにお邪魔すればばっちり大丈夫♪って思ってしまったので。

結局,臭いもの(=現実)にはふたをした,めでたしめでたし…気味な終わり方だったのですね。

何回か見て,あらすじを読んで,ここまで主人公に対する共感・応援の気持ちが起きないドラマは初めてでした。
それが『作り話』である限り,道徳的に間違ってようが犯罪者だろうがだいたいの主人公は応援して涙できたのに…(百夜行にいたっては『笹垣なんか殺しとけ!』とまで思ってました:汗)。
波多野さんも『闘う2人』って感じでプリクラを貼ったのかもしれないですが…。
自分の意思とは無関係に巻き込まれていく子供達と,制止を受けながら自分から飛び込んで周りを巻き込んで『私達って不幸』って顔する2人と,同等に扱っていいものか?

『産む』って言い張るなら出産費用くらい稼いでからどうぞって言いたかったですね。
産むどころか堕胎費用すらも親に頼るくせに。

スペシャルやってもらいましょうよ!
ただし,『産まなきゃよかった』満載のヤツを希望します。
少子化の日本,年齢・経済力等関係ないから産める人はとにかく産んで!ってメッセージだけは伝わりました。

では,長くなってごめんなさい。
お疲れ様でした。
返信する
そうそう! (まこ)
2006-12-22 15:36:06
このドラマの数字が良いのは、ボクシングの亀田戦みたく、好意的では無い人の興味も集めてたからでは
ないのかなかぁ~と・・・

このドラマのウリである「命の大切さ」は結局わからず終い。
一つの命の誕生を巡っての出来事は、母親が14才でなくても赤ちゃんが未熟児で無くても充分描けると思うので、わざわざそういう設定にした意味を知りたかったんですけどね~。

大切さを訴えるどころか、さもすれば闇に葬り去られてたかもしれないそらちゃんの命。
これって、同じような状況であっても、未希ほど恵まれた環境ではなかった為に、この世に生を受けられなかったであろう多くの命を悼む為にこんな設定に?

幸運にも未希は生み育てる事が出来たけど、
テレビの前の多くの人は、こんなに上手くはいかないんだから産んではダメよ~と?←だったらそう言ってよね~

事業に躓き、これ以上生きてるのがツライから、そして息子の将来の為にと死を選んだ静香さん。
運良く生還し、それでも生きなきゃダメだと加奈子から説教される辺りは、命の大切さを訴えてたような気がしますけどね~。

話を広げ過ぎて、収集つかなくなったのかなぁ~?
ともかく後味の悪いドラマでしたわぁ~。
返信する

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