医者とは何か。医療の質、そして人との関わりを問われる回。
コトーは彩佳がいずれ看護士として復帰を望んでることを鳴海に相談しますが
命を最優先とする鳴海はコトーの考えには反対のようです。
島の人と家族になってはいけない。
家族になると重大な過ちを犯す可能性がある。
鳴海も自らの失敗をコトーにさらしました。
島の皆のプッシュで彩佳のもとにやってきたコトーは鳴海に彩佳の手術をすること
と術式の変更を提案しています。
鳴海は予測される危険を避けたい主義のようですが、コトーの熱意にやや怯みな
がらもあわせたい人がいるから付き合ってほしいと。
島では代打の三上に馴染まないようで診療拒否の続出ですかい。
星野家では東京に行きたいけれど行けないと悶々とする正一の姿が。
「ただいま」と帰る鳴海。高層マンション群と橋の形状と屋形船。うちの方ですわぁ^^
コトーは部屋の奥に連れていかれました。寝たきりの女性の姿があります。
5年前に心臓発作で倒れ、言葉も発することなく寝たきりになっている。
神に問う・・無垢の魂はは罪なりや。じゃなくてコトーに聞くが妻は生きてるのか死ん
でるのか。妻のオペは自分が執刀した。家族のオペはやめるように忠告されたが自
分が救わずに誰ができるのかという強い信念のもとに決行し、その結果がこれだと
いう。患者と家族を切り離して考えられるならいいのだがそうは行かないのが人間と
いうもの。絶対というものはないのだという現実をつきつけました。
島では剛利が星野夫婦を運ぶ船の準備かな?
カレンダーの21日が線でかこまれバッグを準備する昌代でした・・・
剛洋が彩佳のお見舞いに来ます。術前の彩佳に、昔、声をかけてもらったことが
あるからお見舞いに来たといいますが沈鬱そうな顔なんで彩佳からもっと晴れやか
に自分に任せろという顔をすることが医者の条件だといわれています^^
そして彩佳はコトーに「再建術をしない」といいます。いよいよ手術。剛洋にピースサ
インを残して手術室に入っていきました。島では診療所に人々が押し寄せています。
皆、仕事にならず彩佳を心配しています。三上には島の人々と診療所、そしてコトー
の強い結びつきを説明しています。ある意味理想的な診療所。三上の目標が見え
たようですね。でも和田はコトーの胸の内を思うと辛いともらしていましたが。
島の人と親しくなると死を看取ることが辛くなるのが見えるという和田。
手術が始まりました。てきぱきと進行しています。組織をとり、生検に回しました。
焦りが出るコトーに焦っても変わらないと冷静な鳴海。
病理部からの速報。転移はない。郭清はしない。彩佳の眠る様子にしばし動けなく
なります。どうしました?我に帰るコトー。しかし手元が狂い出血させてしまいます。
焦るコトー。傷口を広げたほうが確実に治められるという鳴海に、コトーは再建術を
希望しない彩佳のことを考え最小限の傷で済まそうとしています。しかし、焦るコトー
に鳴海は患者が彩佳であることを忘れろといいました。しばらく彩佳を見ています。
お守りを持つ彩佳の姿。はさみを落としてしまいました。鳴海が交代しようとしたとこ
ろでようやく意識を戻しました。それからはいつものコトーです。
廊下で待つ剛洋のところに星野夫婦が現れます。
傷口を縫い、終わりました。スタッフが去ってもコトーはずっと彩佳を見ています。
外にでたら星野夫婦に剛洋が待っています。悩める顔のコトーです。
放心したように座り込んでいますが、鳴海が話しかけてきました。
見事な手術だった。しかし、手術中に彩佳であることを忘れるんだといわれたことが
コトーには疑問だったようです。優秀な外科医は心を持ってはいけない。
患者と家族になってはいけないのである。自分が犯した失敗を思い、島の人々と
家族になれると思ったらそれは偽善だというのです。ますます放心のコトー。
診療所には手術の成功が伝えられ大喜びの皆です。そのうち民謡で踊ります。
コトーは母に電話をかけていました。たまたまその日はコトーの命の恩人である
医師が亡くなった日だったと母はコトーに語ります。最後までコトーを気にかけていた
ということでした。離島で診療所を行っているコトーを医師として理想的な生き方だと
いう恩師だったそうです。それを聞いて泣き出すコトーです。自分の生き方を否定さ
れたばかりなのに一方ではこうやって認めてくれる人がいるのです。コトーは間違っ
ていないという自信をもてるといいのですが・・まだ葛藤は続いています。
彩佳が目をさましたと剛洋が伝えにきました。涙をぬぐうコトー。
彩佳がもうこれからは治ることだけを考えると前向きです。早く資格をとり島で仕事
することを考えて希望に満ちています。そして、そのボタンを付け替えるとも言って
いました。お守りのボタン。コトーはしっかりと握っています。母が来てくれたことを
喜ぶ彩佳。先生はサンタクロースだった。先生握手して・・。そ-っと握る彩佳の手。
間にお守りを挟みました。
まもなく彩佳は退院できるといいます。
「鳴海先生、人として応えるならあなたが生きていると思っているなら奥さんは生きて
います。医師として応えるなら、あなたが治療を続けるならやはり奥さんは生きてい
ます。」僕はそう思います、そしていつか奇跡は起こせるかもしれない。そこにも絶対
はないと思います。鳴海先生ありがとうございました。大切な話をう打ち明けくださっ
て・・・。あなたがいなければ彩佳さんのオペは乗切ることができなかった。
医師としての怖さも思い知りました。ホントにありがとうございました。
島に帰るのかと聞かれ「はい」と病院をあとにしました。外は雪。
船の上。コトーは変わらず船酔いです。どうにか島についたけれどひどい酔い方。
しかし島を見るとその懐かしさに心が癒されるようです。診療所に帰ってきました。
イスに座っていた白衣の人・・おもわず柏木先生とコトーが呟いていました・・が、
それはシゲさんでした。遊んだのね。ミナと和田が旗を広げておかえり。
そして待合室は島民たちでいっぱい。皆拍手で迎えました。
彩佳を助けてくれてありがとう。バンザイコール。
三上が言うのですが、診療所を思い出しホームシックだそうです。三上は礼別島か
ら派遣されたようですが、三上がくることで代わりの医師をさらに呼んだみたいね。
そんな面倒なことせずに最初から代わりの医師をこちらに呼べばいいのに。
三上がコトーが言います。僕たちはなんで医者なんだろう。コトーは応えます。医者っ
ていったいなんでしょう。医師であることの意味を問い続けることを破棄してはいけな
いと思っています。ようやく晴れ晴れとした三上。二人はがっつりと握手をしました。
いつもの島が戻ってきました。正一も帰ってきました。みなに心配かけてありがとう
ございました・・深く腰を折る正一です。往診に出かけるコトー。
彩佳は和田に贈られたカレンダーを見ています。それは島の人々のショットでした。
カレンダーになっています。剛洋にはコトーからの手紙。
彩佳の手術に付き合ってくれて心強かったという書き出しです。
コトーは島に戻り相変わらずの日々。島の人々を診ているはずの自分が島の人々
から元気を貰っているということに気付いたというのです。医者として人として生きる
勇気を貰っていたというのです。
診療所ではもちつき。へっぴり腰のコトーはふらふらでした^^
彩佳はカレンダーを見ています。海の写真から剛洋の家族、島の子供たち。
ゆかりの家族。診療所のスタッフ。
和田はカメラの手入れ中。正月の予定をミナに聞いています。
初日の出を撮りにいっているという和田にミナも一緒に行くといいました^^
和田さん、やるじゃん!
漁協では剛利が邦夫を指導すると言い出しています。若いやつはなりたがらない
が、漁師になりたいという邦夫を育てたいというのです。こういう子がいると島は
安泰ですね。
カレンダーは正一夫婦にカップラーメンを食べるコトー。
また会える日を楽しみに。僕はこの島で君を待っています。
Boys be ambitious・・・かつて僕が贈られそして君に伝えた
言葉の意味を探しながら。 五島健助
彩佳のカレンダーはコトーの自転車。
カレンダーを立てて、その前にお守りを置きました。
ふっと笑う彩佳。それはコトーと彩佳のツーショットでした。
コトーは診療所の屋上にコトーの旗を取り付けました。
青空をバックに風に翻る旗。
コトーは島に戻り、島の人々と家族になることを選びました。
いつか訪れる死を看取る覚悟がなければ戻ってはいけなかったのでしょうか。
しかし、コトーは島に自分の生きる道を見出したのですね。
家族として情が通うことで重大な過ちを犯す可能性もあるけれど、
でも家族がいるほうがより自分らしくいられるとわかったのでした。
そして患者としても命を見続けていく。
彩佳が資格をとり、リハビリの専門として戻る日が待たれます。
コトーの家族が出てくるなんて思わなかったのでびっくりしました。
その過去がはっきりしませんが、こちらもいい家柄のようです。
なぜ顔を隠していたのかがわかりませんでした。
宮本信子さんですよね。
2006年というからには2007年、2008年と続編があると期待しています。
大仰に何かを叫ぶ事はしなくても、心に静かに入り込むドラマでした。
だからこその数字でしたね。これは納得です。
コトー先生が、彩佳のオペで、あんなに取り乱すとは思えませんでした。わざと?いつもの淡々とした中に、コトーイズムがあるのだと思っています。
患者の野中に入り込んだ医療でなければ、離島の人たちは、納得しません。大事な彩佳が、危険なオペをすると言うだけで、誰が言うとも泣く集まって大きな祈りになっていくのは、胸を打たれます。
シリーズで、続きそうですね(ホ!)
チョイ悪のコトー・・想像できない(笑
なんかいつまでもぐずぐずして、彩佳にもやっと手を握ったくらいだし・・無理そうだわ。
でも、続編は楽しみです。
地味なようでじんわり感動するドラマでしたよね。変に言い訳っぽい台詞を出さないところなど結構評価してます。
離島の人と家族になったらその後に苦しむのはコトーだという鳴海でしたが、葛藤を続けながらも結局島に帰ったコトーでした。
島の人と家族だからこその医者としての喜びもありますよね。
彩佳の手術に集まる人たちは皆一体感でしたよね。
これが島に生きる醍醐味でしょう。
きっと次回作があるでしょうね。
「かりん先生。
君は小道具に頼りすぎだ。
どSを甘く見ない方がいい。
君は家族にどSができるか。
家族をどM対象にするなんて危険なのだ。
僕はかって周囲の反対を押し切って
家族とプレーしてその結果がこれだ。
君に忠告する
特別な感情を持つ相手に
どSするのはやめた方がいい。
かりん先生、これが最後の忠告だ」
鳴海より親愛なるかりん女王様先生へ。
あたしは沖縄で握手会最後のイベントです。
あたしのS心がうずく相手は決まっていますの。
鳴海センセーがあたしに忠告してくださいましたが、
やはり、この世のものでないくらい美しい方でないといけませんの。
そういう意味では忠告の相手は間違っておられますわ。
この手を煩わせないためにも大事な道具は必要としています。
キッドさま・・・もちろんソフトコースも取り揃えてますわ。
私も期待しています。
今度はコトー先生と彩佳さんの関係を見て見たいなぁ
かりんさん
「Dr.コトー診療所2006」でも、お世話になりました。
又、宜しくお願いします。
コトーもとうとう終わってしまいました。
激しい山場もなく淡々と静かな感動が残るドラマでしたね。
彩佳とコトーもちょっとだけ進展が合ったような今期でした。本当に牛の歩みですね・じれったいわ(笑
毎年一回はドラマを行ってほしいですね。
無理ならスペシャルでも・・。そうしないと剛洋がドンドン成長してしまうし。
いらつくとはいえ年に一度は見ないと気が治まらないドラマでもあります(笑
>大仰に何かを叫ぶ事はしなくても、心に静かに入り込むドラマでした
この印象本当にそうだったと思います
静かに心に響く
そんなドラマでしたよね?
また帰ってきて欲しいですよね?
そして それぞれの成長を見たいです
最終回からだいぶ経ちましたがなんとなく静かに覚えています(笑
激しい見せ場もなく煽ることもなくゆったりと来ていますが、それでもなぜか見ないと気がすまないような不思議なドラマでした。
剛洋君がいずれ医師になって戻ると思いますし、それまで年一回のSPでもいいのでつないでほしいですね。
それぞれのその後を見てみたいです。