くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

「神はサイコロを振らない」第6話

2006-02-23 16:31:12 | ドラマ

どんどんいいドラマになっていきますよね。視聴率がついていかないのはホントに

もったいないです。それにしても桃子が最高☆この子ときたらどこに行ってもこの大

人顔負け発言で周りをうならせてくれるのかしら?

今週もほろっと来てくすっと笑って堪能しました。

菊介もピアノを弾きはじめましたねぇ。人の心の変化が嬉しいこの頃


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冒頭、亮君の両親はとりあえず仲良し夫婦を演じ健気にもその演技に乗ってにこや

かに去っていきました。残された時間を楽しい思い出で彩って欲しい願いがそうさせ

たのか、子供なりに両親をもう一度と思ったのか。口には出さなくてもきっとその深い

ところを皆、わかっているのです。

 

こちらは柚子と昇子。時間がないために浅草の夢を諦めている昇子をオトナ顔負け

に説得しようとする桃子。寂しくてもお母ちゃんの夢を叶えるためならば我慢しようと

思ったと言い、昇子が答えを出すまでそっとしといた方がいいと父親を伴って部屋か

ら去りました。父親が目を回すのも無理はありません。この子いったいいくつなの?

こんな子ですから父親がはぐれてしまったというのも笑い話のようで納得します。

道すがらはぐれた父親を探すのに警察に・・などと言ったために勘違いした啓太たち

に連れ去られてしまいます。啓太たちの話は後からさかのぼって聞いてみるとひった

くった鞄に大金が入っていたということでしたね。強盗とか、何かもっと悪いことを

したような印象がありましたが。引ったくりそのものはよくないけれど偶然の産物だっ

たようです。大金を見てしまったがために良心が揺らいでしまったということでした。

このとき、怪我をしたテツのために救急箱を持って走るヤス子がいましたね。

こんな素直さがいつも表れていればいいのに。。。そういえばこの騒ぎで出てきた桃

子は啓太たちのことを胸にしまっておくと言いました。どこまでもオトナ顔負け!

 

さて桃子が拉致されたと勘違いしたそれぞれのためにヤス子がその責任をなどと

叱られていました。ここには甲斐と本部長も同席しその要求を聞いています。

精神的慰謝料。実はこの航空機には何の落ち度も責任もないということなんです。

ところが突然現れた乗客たちには10年という空白に精神的苦痛を感じ、慰謝料として

請求したい様子。あくまで突っぱねたい本部長にヤス子は再度お見舞金として検討

するように進言します。10年を金で埋めることができるかと部長が問うと、きれいごと

ばかりではない、お金で癒される人もいるのが現実だと伝えました。実際に落度は

はないにしても航空機に乗って起きてしまったことです。こういう場合やはり払うもの

なのでしょうか。微かな疑問もありますがヤス子が言うことも一理あり、首を傾げつつ

もしもできるならわずかの乗客のために誠意を見せて欲しいと思ったりします。

この問題は結論が出てません。みなさま、いかがでしょうか?

 

さて菊介と亜紀。ぼんやり線香花火をする亜紀に菊介はなぜか気になります。

引き戻される時間がはっきり計算できてるという亜紀。一緒に10年前に連れて

いこうかという亜紀。

「10年前の僕ならマジ惚れるよ」と古畑になり言いましたよね、菊介。本音ね!

できるなら連れて行きたいよね。

けれど「私がほれるような男気を見せてみろっつうのよ」そうしてお互いくっつき

さらにテレまくりムリムリと手を振っている加減も息がぴったり(笑)

今の亜紀の言葉に触発されたわね、菊介。ピアノをラストに披露したのは・・・。

しかし死ぬとわかってるんだからと次にはひっくり返ってしまう現実。辛い。

 

漫才の加藤教授とヤス子。

    「異性に心奪われるのは大きな喜びであり必要不可欠なこと。

    ですがこれが人生の中心ごとになってしまってはいけません。

    もしそうなったら人は道を見失ってしまうでしょう」

アインシュタインだそうです。人生の喜びはたくさんありますね(笑)私にも。(苦笑)

ヤス子は教授を相手にからかい気味ですね。しかし教授はヤス子に心奪われ

道を見失っているとのこと。何気に支援対策室の道を教えてあげますが。(

さらに異性を火星などとはぐらかし相手にしません。けれど教授の出した例の

「ぜんぶ」レポートは最高でした。ヤス子はこれ、初めてみましたか?

テツへの気持ちがさらに強まってしまったようです。教授ったら、幼稚園児みたいに

相手をこきおろして逆にキューピッドになってるんだから・・・。

教授の恋はどうも絶望的に見えます。。。お気の毒・・・

 

テツとヤス子は前半で亜紀の観覧車チケットを使用しない暗黙の確認をしてしまい

ましたね。なので今更行けない気分のヤス子でした。しかし、菊介からテツが待って

ると電話が入ります。ついタクシーを走らせるヤス子。

そんなところに亜紀から遊園地にいるとの電話が入ってしまいました。

複雑。屈託。なんだか悔しい。どうしよう・・・この納められない気持ち。

菊介はヤス子のために電話してくれたのだけれど裏目に出てしまいました。

ちょっと前の自分なら決してタクシーに乗らなかったと気付くヤス子。

    会いに行こうと思ったの。会いたくて走ったの。

菊介につい本音を漏らしてしまいましたね。そんな姉に菊介もピアノを弾きだして

います。何年ぶりでしょうか。 サプライズかもしれません。少しずつ動き出した黛家。

新風を吹きこんでくれたのはもちろん亜紀とテツですね。

  10年の空白を埋めるのは淡々とした日常の積み重ねだと思ってた。

402便が現れた今は違うことを思うの。

  10年の空白を埋めるのは人の気持ちであると。


  ・・・そして瑠璃子は航星と共に母のところへやってきました・・・

 

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今週のヤス子は素直になって「タクシーに乗れた、途中までだけど・・」と菊介に語らう

ところが、不思議なくらい仲のよい姉弟でした。「空白を埋めるのは人の気持ち」だ

とわかったヤス子。来週は空白をもっと埋めるような動きがあるといいですね。

菊介にとっても亜紀とのひと時はとてもいい刺激でした。もしも戻らないですむならば

亜紀と菊介にも「必要不可欠な大きな喜び」が降りてきてる真っ最中でしょうか。

教授の恋はなんだか幼くて見ているほうも笑いがいっぱいですが、こういう未熟な

勘違いがおかしな方にベクトルを向いたら犯罪が起こるのかと一瞬思ったり。

桃子の物言いの妙味はやたらオトナの解釈ができるということなんですね。

昇子がどういう育て方?と驚いていましたけれど、お笑いを志す柚子にとって

話し方はどこまでもキレが良く、深くなくてはならなかったと思います。

そういう母といつも話をしてきたからこそ、いつしか考えも深くなっていったのでしょう。

      桃子・・演技賞ものです

 

 



8 コメント

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どうして人気が無い(泣) (mari)
2006-02-23 19:38:23
かりんさん、こんばんは。

どんどんステキなドラマになりますよね。

すっかり感情移入しているわたしです。

なのに、人気が無いなんて・・・

時間帯が悪いのでしょうか?みんなと、

悩みたいのに
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私も (くう)
2006-02-23 20:30:45
このドラマに視聴率がないのは残念。

今期、スピード感のあるドラマばかりなので、

こういうまったりさも良いものだと思うんだけど(^_^;)

402便の人たちは、周りの人たちをどんどん変えて行ってますよね。

ヤス子も、早く素直になれ~(+_+)
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スピード感有り過ぎ (ウルトラセブン)
2006-02-24 10:39:54
かりんさん、おはようございます、場面展開が速いのでこまりものです、仕事が重なったときは投稿が大変です。

今回は少しなかだるみの感はありました、ヤス子と哲也はどうなるのかな?
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ええわぁ~♪ (まこ)
2006-02-24 12:17:58
桃子といい、カトちゃんといい、その存在を見てるだけで笑が込み上げてきそうです!

おかしくて、切なくて、それでいて泣ける!

このテイストは大好きなんですけどね~

視聴率に反映しないのは、時間枠のせいもあるし、

あまりに進展しなさすぎの展開にイライラしちゃう人も多いんだろうなぁ・・・
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mariさん♪ (かりん)
2006-02-24 20:16:14
こんばんは!

やっぱりすてきなドラマだと思いますよね。

この良さに気付かないのはホントもったいない。

水曜日で中だるみの日なのと時間帯が悪いのかな?



ヤス子とテツが昔のように素直になっていけるといいですね!

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くうさん♪ (かりん)
2006-02-24 20:19:51
こんばんは!

やっぱり視聴率のなさが引っかかりますよね。

この前のドラマはどうでしたか?



出演者が地味なのですけど滋味のある演技が目立ちます。

ストーリーは変わっていますが、何かを変えようとするメッセージが込められているのが好き。

あと4回ですか?もったいないですね。
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ウルトラセブンさん♪ (かりん)
2006-02-24 20:25:14
こんばんは!

お仕事、お疲れ様です。

ヤス子にも菊介にも変化が見られましたよね。

ちょうど中盤ってところですか?

本当に消えるのか、ラストに向かって注目したいところです。

ヤス子とテツも昔のように素直になってほしいですね。
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まこさん♪ (かりん)
2006-02-24 20:38:43
こんばんは!

桃子の話すことってやたら大人びて笑いがこみ上げてきますよね。

逆に教授はめっちゃ幼くていったいいくつかと言いたくなります。

テツとヤス子が進展していけば、視聴者も満足するかしら?

全体的に味わいがあっていいドラマなんですよね。

来週はコンサート?菊介もちゃんと弾くようになるかな?
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