くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

バンビ~ノ! 最終回

2007-06-28 15:56:41 | バンビ~ノ!

非常事態集合せよ!

というわけでそれぞれの出勤風景が描かれています。

走る伴は当然として、自転車の織田さん、地下鉄のあすか、

自家用車の姫、バイクの香取。

そして女性に送ってもらえる赤いオープンカーの与那嶺が、

イタリアンのホールチーフらしいわ

説明によると大使館の要望でイタリアのチーム30名が14時までに食事を終えて

帰国したいということで、ホールも厨房もなくみんなで乗り切るということです。

皆、浮き浮きと普段とは違う動きで楽しそうです。

思い立ってドルチェに行く伴、「遅いよ!」と言われ嬉しそうです。

お客が現れ、厨房は大忙し。

サインを貰おうと思ってたイタリア人ペアはサッカーだと思っていたのに

なんとボーリングのチームだったとのこと

食べて踊って歌って、陽気なイタリア人そのままのパーティ。

満足したお客が帰ったあとは、皆で店の酒を飲み放題ということで盛り上がります。

イタリア人は人生を楽しむ天才だという鉄幹さん。

伴は「死ぬほど辛かったけど楽しかった」というオーナーの話を聞いています。

なんでイタリアンをやりたかったのか?何となくかっこよかったからという伴。

鉄幹さんも同じだがイタリアでは同じように言葉を詰まらせ日本食を作ってほしいと

請われ、和風パスタを作ったそう。それが今の和風スパゲティの誕生だと

真顔で冗談を言う鉄幹さん。本気にしますよね。桑原さんと言い冗談に見えない人。

影響をうけた伴は本屋でイタリアの地図やポスターガイドブックと、買い込み、

壁に貼っては眺め悦に入ります。すっかり心はイタリアので厨房に立っている伴。


さて、オーナーはバッカナーレ首脳陣を部屋に呼びました。

大事な話があるというオーナー。。。。その後三人は深刻な顔をしています。

鉄幹さんは「チャオ・バッカナーレ」と店を後にしました。顔には微笑みを宿して。

翌日、姫の言うにはゼロから出発したいと店を辞めたということです。

伴の博多のオーナー遠藤も一緒だとか。伴は驚きのあまり声もでません。

もう会えないのかときいてみるととっくに出て行ったそうで会えないという返事。

休憩中にため息で凹む伴ですが、父親のいない伴にとって鉄幹さんは親父さんの

代わりだったそうです。博多のオーナーもしかり。だからショックなんだと言う伴です。

でも「バッカナーレ」のために頑張るという伴に香取が皮肉そうな顔をしました。

バッカナーレに一生捧げるのか?香取は自分の腕一本だけが頼りなこの世界では

腕をみがくことが大事なのであり、店のためではなく自分のためにがんばるのが

その真意ではないかと語るのでした。確かにバッカナーレは好きではあるが、

自分の店を出すためにいろんな店で修行し勉強するという香取。

そのはっきりと自分の目標を打ち出してる香取に今更、感心してしまいます。

そして伴は一言も返せません。香取はまもなくバッカナーレを辞めるといいました

悩み出す伴はいつもの公園で顔を洗ってみても心が晴れてはいないようです。


それでも仕事は集中して乗り切った伴ですが、夜になって首脳陣三人のぐちを

聞いてしまいます。姫は守っていく自信がないと言い、桑原も心の準備ができてなか

ったといいます。しかし与那嶺は守るのではなくぶっ壊しましょうと提案するのです。

上の人間が作ったものを壊すのが下のモノの礼儀。

与那嶺らしい解釈ですが、桑原のメニューで桑原らしい店にすればいいといいます。

バッカナーレでなければ名前を変えるのも自由。いわれてみれば一理あります。

すっかりその気になってる桑原。与那嶺に乗ったと喜んでました。

 

そして伴はもう一つ、オーナーから聞いたことを思いだしていました。

立ち止まらない事。人のせいにしないこと。

料理人として大事なことはいつも進行形で、そして自分で選んだ仕事なんだから、う

まくいかなくてもそれは自分のせいだという鉄幹さん。

頑張れバンビ!と激励してくれたのでした。「かっこよか~~」

おれもかっこよか男になってやろうやないか!!

イタリアの国旗を見て活力が沸いてきました。そこに姫たち三人がやってきます。

伴は目をつぶった後、決心したように「イタリアに行く事にします!」というのです。

身振り手振りで一生懸命に話す伴ですが、三人は面白いものを見るような眼差し。

店が大変なのにという伴には「伴がいなくても全然困らない」と言われ背中を押して

貰いました。今のところ仕事で行くのかどうするのかの当てもないようですが、

それでも行きたいという気持ちがあれば何とかなりそうです。

若さは浅慮ではあるけれど、情熱はいつでも熱い血をたぎらせてくれるようです。

伴は本を参考に手紙を書き始めました。こうやって人間は成長するものなのね。

イタリア語で書くのだってきっと大変なのに、目標が見えた今そんなことは苦痛じゃ

ないようです。何十通も書いていました。

職場でもテンション高い伴。夜は雅司とあすかに報告。

そのうち、香取が辞める日が来てしまいました。

握手で別れを告げる香取です。雅司が泣き出したのはびっくりでした。

伴は普通に握手。お世話になりました。湿っぽいのはいやだから恒例の儀式も

遠慮したという香取。儀式って何?いや・・と濁していました。

そして伴がイタリアに行く事も知っている香取。最後までわからんやつだって。

イタリア行って香取を追い抜いてるかも?裏来るか?いや・・笑う二人です。

そしてその夜、ついに手紙が来ました!

歓声を上げる伴。「よっしゃ~~~!」



いざ辞めるとなると切ないと呟く伴。ローマにあるリストランテに決まったと報告。

ありがとうございましたとお辞儀をしても返事もなくあっさりしているみんな。

一日、いつもどおりに仕事をこなし、最後のパスタを作り終えた伴はちょっとした

感傷に包まれています。終わった・・厨房服を脱ぎ、じっと見つめている伴に

与那嶺が声をかけました。ホールに着てみるとみんなが伴を迎えてくれます。

テーブルについてみたらなんとフルコースだというのです。

それまでの礼をねぎらうというのがバッカナーレの別れの儀式。

雅司はサーモンの燻製サラダ。

あすかはペスカトーレ。

桑原はあいなめの香草焼き。

「うまか」と感激していますけど・・みんながじ~っと口元をみつめるのはちょっと(笑

でも伴は素直にそれまでのことを思い出しながら味わっています。

香取は遠慮して正解だったと思うわ(笑

感極まって泣きそうになりながら「ありがとうございます」という伴です。

そこに「おい」と織田さんがドルチェを運んできました。

いつか、伴が卒業制作に作った特別な思い出のティラミス。

とうとう伴の涙腺決壊。しゃくりあげながら食べていました。

ついつい貰い泣きですわ・・・

 

そうして伴はイタリアにやってきました。おお~ローマですね!!

本を片手に探していましたがついに見つけたようです。

お店のドアをノックしました。

そのころ、バッカナーレには手紙が届いています。

イタリアのイスキア島で鉄幹さんと遠藤さんは小さな店を開いたそうです。

しかし、まだ客は一人もこない!・・・だって・・・

でもその同封されてあった写真はいかにも人生を楽しんでるという

イタリア人と同じようでした。すっかり人生の達人。


伴は挨拶をしています。

両脇に姫と与那嶺みたいにホール担当が立っていますね。

そして伴は自分のことを「バンビ~ノ」と呼んで欲しいといいました

                       

初めのころは見続けることさえも、危惧してたくらいでしたが

伴の成長につれて楽しさが増えていきました。


イタリアに行くのはわかっていたとはいえ、

実際にあのように行くのはかなり冒険ですよね。

若いってすごいことだとも思います。


お料理を頑張った松潤。お疲れ様。

最後の涙はそれまでの撮影の苦労を思い浮かべたら

難なく流せたかもね

 

しかし博多の店をいつか継ぐと思っていたのでちょっと意外な展開かも。

それに恵理とは再会とはならなかったのが残念。

いつかイタリアから戻った時が、本当の活躍なんでしょうね。

その日を待ってますよバンビ



10 コメント

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こんばんはです (ikasama4)
2007-06-28 21:13:59
最初は結構単純な動機であっても
好きになったらただひたすら前を向いて走る。

生涯、追いかけても手が届かないかもしれない。

それが自分の天職なのかもしれないですね。

終盤はちょいと駆け足でしたがいい終わり方ではありました。


序盤、東京に来たときはカルイ気持ちだったけど
イタリアの店に勤める時には自分の夢を追いかけるために
今を真っ直ぐ見据えている感じになってました。

バッカナーレで学んだ経験が生かされています。


こういう成長が見える感じはやっぱいいですね(≧∇≦)b
特に「仕事」ってとこに焦点を当ててるので


自分も頑張らないとって気持ちにさせてくれますからね。


・・・分野は違うけど、気持ち的には完全に抜かれてます(; ̄∀ ̄)ゞ
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Unknown (きこり)
2007-06-28 21:35:51
こんばんわ
私も最初、この男大丈夫か?と思いながら見ていましたが、いつのまにかこの上がったり下がったりの激しいバンビの成長する姿を楽しんで見ていました。
いや~若さってすごい・・
思いついてイタリアまで行っちゃうんだから・・
儀式のフルコースはもらい泣きしちゃいました(涙
しかし、遠藤さんまでイタリアに行っちゃうなんて・・・
あの店は売ったのかしら?
今期も大変お世話になりました。
また来期もどうぞよろしくお願いいたします
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ikasama4さま♪ (かりん)
2007-06-29 22:43:50
こんばんは!

>好きになったらただひたすら前を向いて走る。

そうそう、伴の仕事への探求がそんな感じでした。
伴の場合、猪突猛進型で、直情径行で、しかも思い立ったらその日が吉日なタイプで、いきなり突っ走りますからね。
思えば、厨房に行きたいと1年もホールを頑張ったのは伴にしてはかなりの辛抱であり、修行でしたねえ。

だから、イタリアもその延長にあるようです。
言葉が通じるかどうかも伴にとっては関係ないみたい。
そういえば織田さんは言葉のない人でしたしねえ。
料理は腕と舌が勝負ですからね。

>特に「仕事」ってとこに焦点を当ててるので
自分も頑張らないとって気持ちにさせてくれますからね。・・・分野は違うけど、気持ち的には完全に抜かれてます(; ̄∀ ̄)ゞ

そうでしょうか?
ikasama先生は、イラストの才能が余りあるほどですが、何しろ、私にはない数学的才能がありますからね。数字を見て、分析できるなんて私から見たら、神のようだわ。それはもう人間の領域を超えてるかも?
というくらい、私からみたら絶対の存在なんで、
そんなにご謙遜なさいませんよう・・
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きこりさん♪ (かりん)
2007-06-29 23:02:51
こんばんは!

>上がったり下がったりの激しいバンビの成長する姿を楽しんで見ていました。

お子ちゃまでもありましたが、単純に突っ走れるというのは若さのエネルギーですよね!
いちいち影響をうけて上げ下げの激しさが今から思えばかわいい奴ってことなんでしょうね(笑

>儀式のフルコースはもらい泣きしちゃいました

私もです。
伴の涙をみたらすぐに涙を誘われてしまいました。
私も単純なんですわ(苦笑

博多の店は貼紙でしたから・・・
いつか帰ったら再開するかもしれませんね。
ともあれ、今はイタリアが楽しいようで、
人生楽しければそれでいいのですね(笑

たくさんのコメント、TBありがとうございました。
またよろしくお願いいたします!!
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こんばんは (みょうがの芯)
2007-06-29 23:28:36
バンビ、若いな~って思っちゃいますが、何にでも果敢に挑戦する姿勢は見習わないとって少し思いました~。

周りの皆に好かれるのも、バンビの実直な性格からですね。

イタリアでも人気者になるのでしょうかね☆
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こんばんは。 (そら)
2007-06-29 23:52:12
終わってほっとしてます^^
どちらというと、バンビよりも年齢の近いオーナー二人の決断のほうが気にかかります。
なぜイタリアだったんだろうか?
お客がひとりもはいらないなんて。
それでもこういう生き方を見せてもられるだけで、ちょっと楽しくなりました。
遅くなりましたが、かりんさんにリンク貼らせて頂いてますので、よろしくお願いします。 
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Unknown (ろーじー)
2007-06-30 16:14:06
出勤風景は各者特徴が出ていて
なかなか見モノでしたよね。
与那嶺はさすが!!(笑)
儀式のフルコースは
みんながじっと見つめているので
なんか食べにくそう・・。
しかし、博多の店とかはホント、どうなったんでしょーかね。
その辺もすっ飛ばされてしまったので
あれれ?てな感じでした。。
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みょうがの芯さん♪ (かりん)
2007-07-01 22:37:59
こんばんは!

>何にでも果敢に挑戦する姿勢は見習わないとって少し思いました

そうですね。そういう意味では男の子らしい、冒険者なんですね。恐いもの知らずで飛び込んでいく度胸なんかは見習うべきところがたくさんありそう。

イタリアでもホールからでしょうか?
配置がバッカナーレと同じような雰囲気だったので
笑ってしまいましたわ。
頑張ってかわいがられるといいですね!
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そらさん♪ (かりん)
2007-07-01 22:45:42
こんばんは!

終わっちゃいましたね。
原作はまだ続いてるのでしょう?
発展途上にある伴がこれから何を吸収してくれるか
楽しみでもあります。

しかし鉄幹さん、やりましたねえ^^
この年で異国で店を出すなんてものすごい挑戦!!
生活できるのか心配でもありますが、
好きなことをしているほうが生き生きして人間幸せなものですから。
これからお客が来てくれるといいですね!!

リンクありがとうございます。
私の方でも貼りますね。
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ろーじーさん♪ (かりん)
2007-07-01 22:53:48
こんばんは!

>出勤風景は各者特徴が出ていて

あれは自然に納得できる風景でしたよね(笑
それぞれの生き方みたいなものが見えるし。

そうそう、与那嶺が一番のらしさを持っていたというのが羨ましくもあり^^

>なんか食べにくそう・・

やっぱり・・・う~ん・・お店で回りにもっとお客がいて一緒に食べているんだったら、まあ見られたとしても、色々とサービスを要求するためにも、
必要なことですけどね。

さすがに緊張しますわ。
香取が断ったのは納得でしたね。自分をわかってるし(笑
いつか博多の店を伴がオープンすることになるかもと期待してるんですけどね・・
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