くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

白夜行 最終話

2006-03-24 16:50:13 | 白夜行

  笹垣潤三、殺人未遂・・および救助。

  ・・・・栗原典子に一子誕生。

  間違いだらけやったけどお前が精一杯やったのは俺が知っている。

  一人の人間幸せにするために、お前は精一杯やった。

父親のように手を広げ、もう十分やったと全て認めて受け入れて、亮司を解放させて

やりかたかった笹垣の願い。すまなかったと謝りながら。子供がいることを知っても

思いとどまることもできず、自ら飛び降りていった亮司。罪よりも哀れさだけが漂い、

それでももう罪を重ねることもないのだ。安らかにと亮司を包むように雪が舞う夜。

********************************
笹垣の部屋に忍び込み青酸カリを振りながら母の遺影に驚き克明な記録に大きな

ものを感じた亮司は自ら手を汚す殺害を選びました。ついに対峙する二人、笹垣の

足を突き刺しながら吸い込んだ青酸ガスのせいか力が入らず逃走していきます。

便所には入るな。なぜそう言ってしまったのだろう。亮司はわかっています。誰かに

自分の存在を知って欲しい。認められたい。幽霊ではない自分を覚えてほしい。

 

雪穂は二号店を出すために奔走しています。布施に出したい。すなわち庭を掘り返

されては困るから。唐澤の自宅から通える場所を探しているのでしょう。いえもしもい

なかに帰りたいと言った亮司が突然現れるかもしれないし。不動産屋が商品が傷ま

ないからと勧めるその店舗には陽が射さない様子。もっと日当たりのいいところがい

いの。篠塚はそんな雪穂のために物件を紹介します。どうして急に向こうに店を出す

ことになったの?母に恩返しをしたいと思って。Y&RのRは礼子のRなんです。

疑惑の目を跳ね返すように答える雪穂。

 

雪穂はHP作製本を片手に新オープンを刻々と作り上げています。もしも生きている

ならきっと見てくれるに違いない。

  ねえ、亮。

  私、返したかったの。日のあたる場所に。

  あの日の花をうかべてあげたかった。

  あの日あなたのくれた夢を、諦めたくなかった。

その陽のあたる場所とは布施の2号店。太陽をイメージした切り絵を指輪にし、

花と表現したかったのか、布施に店を出すことが亮司への償いのようにさえ見える

雪穂の夢とは。おそらく雪穂自身が花。しゃにむに2号店をと走る雪穂。

 

笹垣のところには園村がやってきます。今頃、なぜ?裏切ったの?しかし真意は、

そんなことではありません。園村は亮司からまともになれといわれても何をしても

後ろ暗くて罪の意識に苛まれたようす。それだからこそ亮司のためにも早く逮捕して

身を軽くしてやりたいと思ったらしい。どこかに突破口をと思う笹垣は聞いています。

松浦は生きてると思うか?そう願ってるという園村。こやつは知らないようだ・・。

園村の証言があり一気に指名手配へとつなげていきます。これで亮司は幽霊では

なくなりました。カード偽造。7千万の行方がすなわち雪穂の店だったのでしょう。


いよいよオープン前日。亮司は自分の存在を知られぬよう、しかしすぐに自分とわか

るものを用意しました。サンタ衣装と切り絵。笹垣は店の下で従業員の会話を聞い

ています。割ってしまったサボテンは実家から持ってきた形見。疑念が浮かびます。

その土にはReyBanの破片。パチモンか・・。ふと松浦を連想します。笹垣が庭にしの

びこむのにさほど時間はかかっていませんね。それほどに怪しい庭。土まみれにな

り掘り返すと包丁と松浦のパスポートが出てきます。そして決定的なもの。笹垣は警

察へと向かいます。既に警察は辞めてる身。「こいつは古賀の敵だろう?」笹垣には

嬉しい返事でした。礼状がないのに庭を掘り起こすことがどんな事かよく知ってる笹

垣。明日桐原は現れるのか?あいつが咲かせた花ですから。生きとれば必ず。

 

笹垣はその前に病院に勤める典子と会い、亮司の話を聞いています。自分を知り

尽くしている人物として笹垣は亮司から殺害される計画があったことも。そんな亮司

の裏の顔を初めて聞いた典子は一つの決心が芽生えたのでしょうか?

ある日、典子は赤ん坊を連れて笹垣の自宅へ訪ねてきました。それまでの詳しい

亮司の軌跡を聞きながら典子は改めてその厳しい人生を想う。だから自分の遺伝

子は残さないほうがいいと言ったのですね。口先だけではなくそういう体になってて。

だからこの子は絶対に産まなきゃと。青酸カリを持ち出したことを告げようとした典子

を遮り、よう使えんかったと母の罪をなくしてやり。そして弥生子にその赤ん坊の顔を

見せてやってほしいという笹垣。こうして明日はオープンという日が迫っています。

 

篠塚は雪穂の刺繍の額が何なのかしばらく考えていたが会社での同僚の様子を見

て額の中に何かを隠していることに気付く。なあ、雪穂、自首しないか。オープン前

のシャンパンで乾杯しながら何を言い出すの。篠塚は笹垣と二人で亮司と雪穂の

全てを知り尽くしていることを伝えています。笹垣さんは桐原亮司に罪を償わせて

死なせてやりたいと、唐澤雪穂をもっと楽にさせてやりたいとこう言ってたんだ。

雪穂を伝う涙は崩れ落ちそう・・だがここでも雪穂は守らねばなりません。亮司を?

何のことかわかりません・・。雪穂、もういいんだと亮司が言ってくれてたら。

  あいつは裁かれたかったんじゃないのか?  

  本気で桐原に人生返したいなら、

  あいつに真実を、言わせてやるべきじゃないのか? 

わかりません、何のことだか。真実はこの中にあると篠塚は額の中の切り絵と、

そして雪穂の指輪を指します。一応、置いていくと言ったそれは大江図書館に書き

こまれた掲示板のプリントアウト。どうか親たちに伝えてください・・。

  本当は知っていた。ずっと前からあなたが裁かれたがってたこと。

  勝手な夢を押し付けてあなたをダクトの中に閉じ込めたのは私だ。

  明日、あなたが来たら言おう。太陽の下、手をつないで歩こう。

  死刑台まで歩いていこう。

 

オープン当日。下には見張りの刑事。亮司は遠巻きに見つめるのみ。

ふと雪穂の肩をたたく人。谷口司書でした。その年でたいしたもんね。失うものなん

てなかったから。私の上には太陽なんてなかったんです。

  いつも夜だったけど暗くもなくて。

  どうして? 

  太陽に変わるものがあったから。明るくはないけど歩くには十分でした。

  何なんかしらね、それ。

  私だけの太陽。

  あなたも彼だけの太陽だった? 

  でももう終わりにしたいと思っています。

何もかもわかってるという谷口司書に安心したように一切を告げ、今度こそ日のあた

る道を手をつないでいきたいという雪穂。今日来るといいね、あなたの太陽。

穏やかにそして、慈愛に満ちて。

 

しかし運命の時は刻一刻と。

亮司は雪穂の邪魔をするものを除かないとなりません。自分を待つ警察であろうと

自分の全てを知ってる笹垣だろうと。笹垣をおびき寄せていきなり刺しシーツをかぶ

せる。もがく笹垣。しかし笹垣とてこの子を救わねばなりません。痛みと戦いながら

はさみを抜き、シーツを破る。歩道橋に亮司を追いつめ、求道者となるか笹垣。

亮司の11歳から今日までの罪状一切。まるで歴史の年表のようにすらすらと滑らか

に出てくるそれは毎日どれほど心配し、胸を痛めてきたかを証明するようでもあり。

1991年11月11日桐原洋輔殺害。ぐっと黙って聞き入る亮司。

2005年、栗原典子に一子誕生。目を見開き、時が止まった亮司。

   お前には子供がおる。

   その子にちゃんと13階段上る背中を見せてやれ。

   間違いだらけやったけれどお前が精一杯やったのは俺が知っている。

   一人の人間幸せにするためにお前は精一杯やった。

オレが子供にちゃんと言うたる。すまんかった。あの日にお前を捕まえてやれんで

ほんまにすまんかった。亮司こいや・・両手を広げ、あの日から抱かれることがなく

なった父親のような笹垣に寄っていく亮司。しかしその手にはさみを握らせ自分を

刺す様に。お返し。亮司は渾身の力を振り絞り、歩道橋を落下していく。

亮司・・亮司・・笹垣のあほ、あほんだらと叫ぶ声。

 

雪穂が亮司を見つけた瞬間。二人の目は昔にもどり、お互いに微笑を交わす。

亮・・雪穂・・。しかし、ここで二人は、会ってはなりません。今までの苦労が消えて

しまう。「行って」亮司はあの日、雪穂に階段を指されたように、雪穂にその先を

見つめさせます。頷く雪穂はもう、亮司を見ません。

あなたは私の太陽だから。明るい・・明るいよ・・亮。

 

警察での尋問。雪穂は負けられません。どんな証拠もするすると交して、全ては

亮司であり、死んだ母であり。私は騙されて何も知らない第三者。松浦さえも自分を

貶めたと語ります。全てお見通しの警察でも、強い意思の前には手も足も出ず。

嘘に嘘を重ね、こうして雪穂はひとかけらの真実も失いました。

 

それから約1年。亮司の父親殺害の時効の日。笹垣は谷口司書に会いにいきます。

もはや生ける屍の雪穂。店はつぶし、書き込みは全くないという話を交換する二人。

雪穂のために警察に行き全てを話そうと試みてもこの世にいない亮司に義理だてし

てそれすらもおぼつきません。雪穂は生きる縁をなくし爪をかみダクトを見るだけ。

  人生を捧げた人間より捧げられた人間の方が辛いのかもと言った篠塚。

  何をしても幸せにならないといけないのは生きること自体が罰だと。

そんな三人三様の考えが行き交っても雪穂に届くことはないようでもあり。残された

切り絵はその昔、亮司が誓って作ったもの。2006年11月11日。手をつなぐ二人

  

ある公園の風景。ベンチにスカーレットが置いてあるその女性が手招きする先には

幼い男の子がよたよたと歩いています。おいでおいでと手招きする女性。指輪は

あの太陽のモチーフです。子供はその方向に、誘われるように手を差し出しました。

しっかりとその手を握り締める女性。あの日の、亮司と雪穂のように。

これから太陽を握るのだといわんばかりに。

***********************************
とうとう最終回です。子供と雪穂が手をつなぐシーンがとても印象に残りました。

かつては太陽の下を歩けなかったために二度と亮司と雪穂は手を握ることができな

かった。それから時がめぐり、こんな形で、亮司がプレゼントをくれたのでしょう。

笹垣が両手を広げておいでというシーン。次々と亮司の罪状を諳んじて最後に子供

がいることを告げるあたりで、かなり涙腺が壊れました。ここが一番泣けました。

篠塚が何をしても幸せにならないといけないなんてそれ自体が罰だと言うセリフも

かなりいいですね。こういう上手いセリフをたくさんもらってきたドラマでもありました。

谷口司書が全て知っていながらも雪穂には亮司が太陽である気持ちを汲んであげ

ている優しさみたいなものがあり、原作には登場しないのに、最後までほのぼのした

空気を作ってくれました。

しかし、今回のサプライズは何としても子供がいたこと。名前は言ってなかったような

気がしますが・・。言いました?典子の亮司に感じた情愛がこんな形で実を結んだと

いうことが面白くもあり、人間のもつ温かさなのでしょう。

罪を作りながら一番苦しいのはその本人だということを一貫して訴えてきた笹垣の

存在に注目する作品となりました。今はただため息です。

心からはまって行ったドラマです。私にとっては今期一番となりました。

さっそく、本を読もうと思っています。



22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も。。。 (アンナ)
2006-03-24 17:38:08
かりんさん こんばんは。



>心からはまって行ったドラマです



同じく私もです。

今、通勤の車の中で「影」をリピ中です。

余韻に浸ってます。



笹垣に最後は泣かせてもらいました。

亮司の最後に涙涙。。。



みなさんレビューお疲れ様でした
返信する
最後まで読ませていただきました。 (谷口真文)
2006-03-24 18:24:46
■「このドラマは最後まで記事UPする予定でいます。」という言葉(←1月13日『くつろぎ日記』)を信じて本当に良かったと思います。

見過ごしていた点を教えられたり(←亮司がトラックの前に飛び出すのは『101回目のプロポーズ』のシーンの再現)、登場人物の心情の丁寧な描写(←「便所には入るな。なぜそう言ってしまったのだろう。亮司はわかっています。誰かに自分の存在を知って欲しい。認められたい。幽霊ではない自分を覚えてほしい。」)など、テレビドラマ『白夜行』の解釈と鑑賞にあたり大変有益でした。私同様、原作の小説を読んでいない方の深い読みにいつも感心して読ませていただいていました。最後まで書き続けていただいたことに心から感謝しています。

 感謝といえば、Googleの創業者のLarry Page とSergey Brinにも感謝しないと。『くつろぎ日記』にめぐり合えたのは、Googleで"福田麻由子 AND 白夜行"を検索して、『くつろぎ日記』の「『白夜行』第1話  素晴らしい!福田麻由子ちゃん。」というページにたどり着いたからですから。

 それから、ブログを発明した人(多分、これもアメリカの人)にも感謝しなければ。コメント欄でブログの運営者に簡単に連絡が取れるし、トラックバック欄を見ると「客層(?)」が分かって大変便利した。  『くつろぎ日記 白夜行』の「ブックマーク」と「トラックバック」欄を参考にして、白夜行ブログの世界を探検しましたが、不愉快な目に遭うことはありませんでした。これも、かりんさんの人徳によるものと思います。

■『白夜行』全11話の中で私が一番好きなシーンは、第1話、雪穂に嫌われたと思い込んでしょげている亮司に、大江図書館の谷口さんが、雪穂は亮司に会ってから笑顔を見せるようになった、と言うところです。

 一番残酷だと思ったシーンは、これも第1話、小学校から帰宅した雪穂がテーブルの上に置かれた洋菓子店の箱を見て、今日はこれから「夜のお仕事」に行かなければならないということを察知する場面です。

■数日前の日本テレビ『女王の教室』で小学校の新任の女の先生が、児童の答案の1枚1枚にに赤いインクでコメントをつけて返却しているのを見て、『くつろぎ日記』のコメント欄に丁寧に返事を書いていらっしゃるかりんさんの姿が思い浮かびました。

 かりん先生、短い間でしたが、たいへんお世話になりました。もうお会いすることはないと思います。お元気で、さようなら。
返信する
こんばんは (ikasama4)
2006-03-24 18:59:50
雪穂が自首する道を決意したのに、亮の死によって

あのときの約束を健気なまでに守った雪穂が痛々しかったし、切なかったですね。



幸せにならないといけない、かぁ。

結構それって身近な事だと思いますね。



もっと皆自分が抱えているものを話す事ができたら楽になれるのに、どうしてそれができないのだろう。

なんて思いながらもそれができない時がありますからね。

それ故に魅せられるのでしょうけどね。



原作を読んだ者としては、色々と思うところはありますが、ともあれ、いいドラマでした。( ^▽^)
返信する
初めまして。 (kururu)
2006-03-24 19:27:02
毎週読ませていただきましたが書き込みは初めてです。ついに終わってしまいましたね・・・

私の中でも今期、いえ最近の中でも一番心に残りました。涙腺の壊れ度でも一番です。

子役時代の一話目の素晴らしさで心をわしづかみされそのまま終わりまで離してくれなかった感があります。谷口司書ばりに今も雪穂のこれからを心配してたりして・・・(;_;)

明日からは本読まなきゃ。でも、もう少しドラマの余韻にひたろうかしら。。。
返信する
終わってしまいましたね (uranus-planet)
2006-03-24 21:00:02
かりんさん、こんばんは。

今期のドラマは人が死ぬシーンが多くて、

アンフェアの安藤も、桐原亮司も、生きていてほしい人が亡くなってしまう切ない終わり方でした。

毎回重い内容でしたが、随分考えさせられたドラマだったと思います。

私も原作はまだ読んでいないので、借りられ次第(←買わない)読みたいと思っています。
返信する
こんばんは! (まりりん)
2006-03-24 21:14:09
かりんさん、いつもありがとうございます。



今日はいろんな方のブログで記事を読ませて頂くたびに泣いて、もう免疫出来ただろうと思ってたけど、かりんさんの読ませて頂いてまた泣いてしまいました。

美しい詩的なレビュー、素晴らしいですね!



私も今期一番でした。もう少し時間がたってから撮りだめしたビデオをまた見返したいなとも思います。

4月期はどうなんでしょうか?いくつか見たいと思うドラマはあるのですが、どれもあらすじ読んだ限りでは、深さを感じるものは今のところないのですが。

掘り出しものがあることを願って。

では、また~~~!
返信する
かわいそうで (くう)
2006-03-25 03:53:23
なんかね~、ただただ2人がかわいそうで

涙してしまいました。

あんな親の元で生まれなければ、2人で手を取って

本当に太陽の下にいられたのにね。

亮司も雪穂も救われたのかな。。。最後。
返信する
Unknown (mari)
2006-03-25 04:29:04
かりんさん、こんばんは。

少し忙しくて、睡眠時間がどんどん削れてます。

今週ガンバで、追いつきそうですけど。



笹垣が亮司に引導を渡し、あんなに悪事を働いた亮司も安らかに逝ったことでしょう。

でも、雪穂は理解できませんでした。
返信する
終わった・・・・・・ (まこ)
2006-03-25 10:35:12
初回から亮司の死は暗示されてたので、さほどショックではなかったです。むしろ、ああする事で亮司はやっと楽になれたのかな~とも思いますです。

でも、最後まで笹垣の想いは届かなかったのねと残念でもあります

運命を呪っても仕方無いけど、もしあんな事が無ければ・・・もしすぐに罪を償ってたら・・・亮司も雪穂はどんな人生を歩んでいたのかな~との思いを廻らせては切ない気持ちになっちゃいます
返信する
アンナさん♪ (かりん)
2006-03-25 19:15:36
こんばんは!

最終回まで頑張って記事をUPしましたね~~。

いやホント、このドラマはいろいろ考えさせる部分があって、割と書きやすいものがあったけれどそれでも

眠い日もあったでしょうし、具合悪い日もあったし、よく頑張りましたね!

終わってほっとしてる?

本読んでる?

すぐ次があるから・・(笑)



そうそう、ラストの笹垣の父親様の雰囲気がとても良かった。もう主役の二人をおいてそっちの感想ばかり。完璧に鉄矢に食われてしまいましたね!

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。