くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

少しは恩返しができたかな

2006-03-23 12:32:48 | ドラマ

北原和憲(二宮和也)は、駒場東邦高校の2年生で、卓球部のエースとして活躍していた。ところが1999年、高校2年の10月、卓球大会の最中に和憲の左足の付け根に痛みが走った。このときはただの筋肉痛だと思っていたが、精密検査の結果は悪性の肉腫「ユーイング肉腫」と診断され、父・一郎(村田雄浩)と、母・美貴子(大竹しのぶ)は愕然とする。ほどなく和憲は検査入院することとなったが、和憲本人と兄の雅一(高橋一生)には本当の病名を告げないままだった…。その後、和憲の入院は、担任の榊(勝村政信)や卓球部の仲間、親友の拓巳(勝地涼)たちにも伝わった。

ある日、美貴子が病院を訪れると、担当医の阿川(小木茂光)が、和憲に病名を伝えていた。化学療法を一緒に頑張ろうというのだ。阿川の言葉に対して、和憲は頷くしかなかった。その夜、和憲は、迫り来る病気の影におびえていた。

翌日、和憲は抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けることを知り、美貴子に剃髪を頼む。「気合の坊主」と笑う和憲だが、美貴子の胸中は複雑だった。その様子を見かけた看護師・実緒(池脇千鶴)もまた…。

 

やがて、抗がん剤治療が始まった。和憲の身体に大きな負担がかかっていく。それでも和憲は決して弱音を吐かず、美貴子が持ってくる昼と夜の弁当をしっかり食べた。

月日が経ち、3年生になった7月、和憲は病院で18回目の誕生日を迎えた。一方、腫瘍が大きくなり、抗がん剤投与を打ち切って放射線治療を行うことに。そんなとき、病院の計らいで一時退院した和憲は、大学を受験すると言う。最初は猛反対した美貴子だったが、考えを変えて受験を応援しようと決意する。担任の榊の言葉により、和憲にとって「受験が生きるための目標になるのでは」と思ったのだ。卓球部の仲間たちの協力にも支えられ、和憲は病気と戦いながら受験勉強に打ち込む。しかし、すこs和憲の身体には、ガンの転移が見つかっていた…。

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号泣につぐ号泣!!

最後まで泣きっぱなし。あんまり泣いて顔が腫れてしまいましたよ

前日のアンフェアで「安藤・・・」と号泣したばかりなのにこのごろ涙腺破壊のドラマが

多すぎだわ。狙われてるのか。(おいっ!

でもねちょっとって言うかいえ、かなり思ったんですが「1リットルの涙」と同じですね。

  「難病の主人公が限りある命を前に目標を見出し一生懸命に頑張る姿。」

ベタだと思うし、先が読めるのが辛いけれど、こういうテーマは悪くないとも思うので

きっちり付き合いましたとも。

 

それと二宮君の名前って「和也」だったの!目が点状態!

うちの亀ちゃんと字まで同じなんだわ。

彼はくりくり坊主になって熱演してくれました。頭の形がとってもかわいかった!

ジャニーズのなかでも彼は演技力を評価されてるようです。確か「青の炎」だったか

これにも出てるはず。見てないけど本は読んだのよね。で、読みながら二宮君を

想像に入れていたという変な読み方をしてました

 

ユーイング肉腫というのはまずはガンなんですね。

若い人に発病するので細胞増殖が速いのでしょう。発病から亡くなるまであっという

間でした。2年も経ってなかったはずです。酷いですね。絶句です・・・もう泣くよ・・

 

中学受験という修羅場をくぐり駒東に入学し未来は約束されたようなものだったは

ず。学校でもリーダー格。それぞれがおそらくリーダーともいえるような学校ですから

当然ですがこの北原君も頭脳明晰、スポーツ万能の典型的人物だったようです。

それだけに無念で残念で可哀想で・・。また号泣です・・

こういう状態でも弱音を吐かず、東大受験をめざすという目標を設定しました。

人は目標があれば生きていけるというのは私の持論です。

ずっと私のブログにお付き合いくださってるみなさまはもう何度も読んでくださってる

と思いますが、やはりここでも同じことを思いました。

この目標があったからがんばって生き延びられたのではないかと。

逆に命を縮めたと言われるかもしれないですが私は違うと思うのです。

命を削るようにして勉強したけれど、もしも目標がなかったらもっと早く気力が落ちて

いったのではと思うのです。

大竹しのぶママもとてもよかった。この人は実生活でもガンで身近な人を亡くしてる

し、一方で子供のお母さんだし、経験によるものがにじみ出ていてうまいわぁ。

病院からの帰りにちょっとラーメンを食べるのですが、そのときに問題を出します。

Hold on がんばる! という単語なのですが病魔に負けるなというエールを言外に

込めています。そしてこれがラストシーンにつながります。

もはや話すことも聞き取りにくく、自分で食事さえおぼつきません。そんな時に

お母さんの作ったラーメンが食べたいって言うのよ。口元にスプーンを運びながら

このHold on を思い出し、頑張るからという北原君。

留学に行ってる兄には何も知らせるなということが遺言になったようでした。

戦う相手は病気だし、頑張ったからどうにかなるものでもないけれど、一生懸命に

戦いを挑み、そして天国に旅立ちました。

合格した東大には一度だけですが講義を聴きに行ったのが救いです。

それから数年、大学を卒業する友人たちが北原クンのママを誘ってくれました。

自分の子がいないのに・・って思ってしまう私は人間が小さいわ。

喜んで記念撮影に付き合うところがやぱりすばらしいのでしょう。

 

思いっきり感動を叫ぶ正当派ですが、苦手な難病モノという意識を捨てて

見て良かったと思います。顔が戻らないのに、今夜も「白夜行」で泣かされそう。

ドラマは最終回を迎える今、当分、この状態は続くのでしょうか・・・

 

 



15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感(T_T) (imuya)
2006-03-23 15:41:14
こんにちは私は嵐のファンなので「少しは、恩返しができたかな」は余計に泣きましたぁ~

 ニノ君は撮影の最中は必要最低限の食事以外はとらなかったそうです。なので劇中もだんだんやつれていっていたのでホントにリアルでかなり感情移入しながら見てしまいました

 そして私もアンフェアで「安藤~」ってなりました(笑)
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imuyaさん♪ (かりん)
2006-03-23 19:09:26
こんばんは!

imuyaさんは嵐のファンなんですね。

嵐って松本潤がいますよね?

歌笑でいつも仁とあれこれしてるので笑わせてもらっています。



二宮君は演技力が高いと言われていていい役者になるとか監督にお墨つきなんですよ。

セリフもきっちり入っていて唸らせたと書いてあるのを読んだ覚えがあります。



このドラマは泣きましたね・・。すっかり感情移入してしまいました。

食事も制限してたのね。さすが二宮君だわ。

役者の魂をしっかり体現してくれましたね。

その後、髪はどうしたのでしょうか・・・?
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はじめまして。 ()
2006-03-23 22:35:26
わたしは二宮くんの大ファンで、本当に二宮くんが好きなので、

彼が居なくなってしまうんじゃないか…とう別の思いも持ちつつ泣きながら見ました。



和憲さんの優しさや思いやりは衝撃的で、

今の時代にあんな素敵な人がいるのだなぁと感心しました。



こうやって、たくさんの人がそれぞれに感想を持ち、明日に繋がっていくということで、和憲さんも喜んでくれているだろうと思います。
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Unknown (うぃる)
2006-03-24 01:16:54
こんばんは、いつもトラバなどでお世話になっています。(^^)



このドラマは、取り上げているブロガーさんが少ないので、記事を見つけて嬉しかったです。



私も、最初から泣きっぱなし。後半は号泣の嵐でした。(涙)

感情移入してしまいますよね。



二宮くんは、2月中旬~後半くらいには高校球児の丸坊主のようになっていました。

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Unknown (mari)
2006-03-24 04:28:14
泣きました。

初めは原作に、どう書いていいかわからず。

後半戦です、書けるカナとちょこっと書きました。
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泣いた。。。 (so-so♪。)
2006-03-24 12:12:03
かりんさん、こんにちは!

このドラマ、泣くとは思ったけど、本当に号泣でまたまたピアノの時みたいに頭が痛くなりました!

二宮君上手だったですよね。最後に出てきた写真ともなんとなく似ていて、周囲に助けられ、けど周囲もパワーをもらっているのよね。

一日だけど東大生、泣けました。。。

TBするね~
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泣いた。。。 (so-so♪。)
2006-03-24 12:12:04
かりんさん、こんにちは!

このドラマ、泣くとは思ったけど、本当に号泣でまたまたピアノの時みたいに頭が痛くなりました!

二宮君上手だったですよね。最後に出てきた写真ともなんとなく似ていて、周囲に助けられ、けど周囲もパワーをもらっているのよね。

一日だけど東大生、泣けました。。。

TBするね~
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TBありがとうございました (zo-ne)
2006-03-24 18:44:24
初めまして。zo-neと申します。

ご訪問&トラックバックしていただき、ありがとうございました。



僕としては、ドラマに感動されたのであれば、ぜひ原作をお読みになることをオススメします。

ドラマは原作をかなりカットした上に、本当はいない存在の看護師が出てきたりしているので、かなり原作とはギャップがあります。

また、卓球部顧問と担任は別人ですので・・・

原作を読むとさらに感動が深まると思います。

ぜひよろしくお願いします。

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綾さん♪ (かりん)
2006-03-24 20:41:31
こんばんは!

二宮君の演技に感心しましたね。

北原君の頑張る姿と二宮君の真摯な演技に打たれた

ドラマだったと思います。



病気を背負ってなおかつ受験勉強というのは想像を絶する辛いものがあったと思いますが、見事に合格したという点に驚かされます。

優秀な青年だったのね。もったいない。



彼の勇気をこうやって知ることができて本当によかったですね。
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うぃるさん♪ (かりん)
2006-03-25 07:56:06
おはようございます。

いつもTBありがとうございます。

私も探したのですがわからなかったのですよ。

探し方がわからないというのもありまして・・・。



いいドラマでしたよね。

泣きのスイッチが入ってしまうとどんなシーンでも涙が溢れてきました。

最後までずっと涙、涙、おかげで翌日目が腫れて二重のところがぷっくりしてるの。

怖いって言われてしいましたよ・・



二宮君は本当に坊主になったのね。

偉かったですよね。
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