くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

Dr.コトー診療所2006 第3話

2006-10-27 17:50:54 | ドラマ

鳴海医師に電話をかけるコトーはあくまで低姿勢。

「星野さんをよろしくお願いします」

「できるだけ最高の医療を提供させてもらうよ。離島の診療所と同じでは

うちに来る意味がないからな」

なんか鳴海医師ってと~ってもいやぁな言い方をしますね。

コトーに彩佳と特別な関係にあるのか?だって。

でもコトーは真面目に「家族」だと返しています。

もうちょっとインパクトで恋人だ!ぐらい言ってもいいのに^^

                       

今週はミナの巻です。

砂浜で一人でいるひなに近寄ると向こうから声をかけてきます。

何をしてるのかというとブレスレットにする貝殻を探してたのですね。

東京に住んでいたひなは喘息のために島で療養する目的で移ってきました。

探すのを手伝うというと「秘密の場所」があるというひな。


どうもひなは血管注射が苦手のようです。和田が自ら腕を提供してミナの

練習台になってる!!すごい・・コトーもぽっか~ん状態です。

翌日の集団検診の採血にはコトーの前だけが並び、ミナの前はゼロ。

星野が無理にシゲをひっぱっていくが、村長を怪我させたと大きな声でいう始末。

皆がビビッてしり込みするところにひなが率先して並びます。

これを受けて少しずつ並びだしました。

 

さてひなは採血した部位が内出血して相当な痣になった様子。

それがひなの母がグチっていたと伝わってきます。

そして当のひなの母は島での生活がストレスのようで父に当たっています。

そのストレスのはけぐちがミナの採血もしくは未熟さへと矛先を変えて

攻撃してきました。


ひなが両親のけんかにやりきれなさを覚え外に出たとき、

再び、ミナと出会います。そして秘密の場所を教えてもらいました。

ブレスレットは両親へのプレゼントであることもひなは聞いています。

心底うらやましそうでしたね。そうでした、ミナは4年の時に事故で両親を

亡くしたと言っていますから、親孝行できるひなが羨ましいのは確かですね。

でもそんなことはおくびにも出さず。

ちょっと鼻血をだしたひなを拭いてあげるミナ。

 

翌朝、歯を磨いているひなが鼻血が止まらないと訴えあわてて診療所へ。

しかしまた母はミナの未熟さを非難するように自分が面倒みると言ってみたり、

内出血の原因は採血にあるかのように当たってきます。

おかげで両親がケンカを始めてしまい、ひなの心は暗くなるばかり。


その頃、剛洋は学校の授業についていくのが大変な様子です。

やっと入学したのに、授業もレベルが高いようで青息吐息なんですね。

テストの結果も119/121と後ろに2人??という惨状のようです。

かわいそうですね。大丈夫かしら?

こういう時、平気で乗り越えられる図太い性格ならいいのですが剛洋って

神経質そうだからね・・・がんばるんだ医師になるんでしょ

そして父からTEL.心細い剛洋は留守電に何も言わなかったようです。

ただ父の声を聞きたかったのですね。

でも父も忙しい様子。夜の仕事もする・・。剛洋にはごまかしたけどきっと剛洋には

わかったよね?わからないようでは困るよ・・・。


ミナは島の人の家を聞いてみますが、そそくさと去っていくのです。

しかも「あの子よ」とまで噂になっています。ひなの病気がまるでミナのせいに

なり広がっている!!これはまずいと発進元を辿るとシゲでした。

店の出入り禁止にするよ!いや島追放だ!(笑)


病室ではまたひと悶着。島の人たちがひなのお見舞いにと持ってきてくれたものを

捨てようとする母。自分がバランスよく作るからという母ですが、真二はそんなことを

したらひなが影響を受けそうで心配の様子。しかも母はひなの入院中の食事まで

自分で作ってミナの食事を拒否してたんですね。

こういういさかいは全員の耳に届くようで一斉に黙りこくってしまいます。

母を非難するのは簡単。だがその根っこにある不信感や島にいることのストレスを

解決しないことにはどうにもならないことを誰もが本能で知っているのです。

 

ひなは入院したためにブレスレットの完成が遅れ間に合わなくなったというのです。

一度家に帰りたいとも。でもミナは遅れてプレゼントしてもきっと気持ちは届くから

今は焦らずに静養するべきだと諭します。そんなミナにひなは母のことを謝るのです。

もちろんミナはわかってるとにっこり笑います。


翌朝。ひながいない。慌てる診療所内。すぐにひなを探しに行きます。

心当たりがないかと聞かれミナはすぐに「秘密の場所」を思い浮かべたのです。

やはりひなはいました。母が思いっきり「ひな!」と叫んだのでひなは驚いたように

立ち上がりその拍子にバランスを崩し岩から落ちてしまいます。

その様子を見ていた皆も慌ててひなのところに行こうとし、足を滑らせてしまいます。

ミナを助けようとした和田が踏みとどまったが、足に怪我をした様子。

心底痛そうですが・・・。自分にかまわずひなの元に行くようにと言いました。

ひなは相当なダメージのようです。


診療所で説明するコトー。腹部強打のために開腹し出血を止めないといけない事。

小百合は見る見る不安でくもってきます。 手術をすればひなは助かりますか?

それには答えずコトーは全力を尽くすと言いました。

 

そしていよいよ手術開始。

初めてでおろおろするミナですがコトーは落ち着かせ、深呼吸させていました^^

メスだのニッパーだの、知ってはいても実際に動いたことのないミナは、戸惑い

向きを反対に渡したりしています。それを怒ることはしないコトーですが、

ミナが目をつぶったときはちょっと声を大きくしました。

「ミナさん、ちゃんと目をあけて!」

ミナが手術に慣れてくれないとこの先困るということ。今こそ倒れずに踏ん張って

ほしいものです。コトーの願いはミナの成長とひなの無事と。しかし、やはり状態は

悪くいよいよ血圧が下がるばかり。輸血を母に求めることになりました。

血小板の多い母の血液を輸血することで止血できるかもしれない。

説明するミナもほとんど泣き声。助かりますかと叫ぶ母に、当たり前ですというミナ。

両親の結婚記念日にプレゼントを作ってあげたくて二人に仲良くしてほしくて

あんなところまで行ったのだと説明するミナに両親は揃って顔を見合わせます。

ようやく母にもひなの気持ちが届いたのでした。

そしてすぐに輸血を開始するのです。

 
ひなが目を覚ました時、両親が揃っていることに気付きます。

よかったパパとママがいてくれて。いつも自分のせいでケンカしていたと思う

ひなは両親が仲良くしてくれてどんなにか嬉しかったでしょう。

三人はしっかりと手を合わせます。

それを見るミナはきっと寂しい気持ちが湧いたでしょう・・でも

ミナもがんばれ


そうそう、和田はアキレス腱だったのね!!

それは痛いわ・・・


彩佳からTEL。 いよいよ抗がん剤点滴が始まった様子。

診療所の様子を聞き、ミナが活躍したことを知り、感慨深そう。

こんな時間にTELしたことを謝りますがコトーは彩佳の声を聞き

ほっとしたと言いました。


剛洋からは手紙が届きます。

辞書を大事にしていること、島の人たちを思い出すと元気が湧いてくること。

でも成績には触れてません・・・複雑な剛洋。


そして剛洋の父は過酷な労働に睡眠時間も減らしているためか、クレーンの操作中

に睡魔に襲われます。一瞬、ぐらっと来た・・ほんのその一瞬の魔のときが事故を

起こしてしまうのです。瞬く間に組まれている鉄鋼の壁が倒れて行きます。

逃げ遅れた一人がその中の下敷きとなってしまいました。

すぐに状況を理解した剛利はクレーンから飛び出ますが・・・

                      

小百合の孤立感は島という閉鎖性でしょうか。

東京に戻りたくなったのですね。

でもひなを心配し続々集まってきた島人たちに再び心を開こうとしたはずです。

コトーがストレスだと言ったのは、自身も島に来た当初は受け入れてもらえなかった

ことを覚えていたんですね。

その忍耐力の強さは本当に素晴らしいと思います。


剛洋くん、私立は入るのも大変だけど入ってからが断然辛いということを

身をもって覚えてしまいました。

これだけ勉強に費やしてもついていけそうにないとわかったらどうするでしょうか。

しかも剛利は無理を重ね事故を起こしてしまいます。

なぜか不幸の連鎖という言葉が湧いてきそうなことが続きますね。

でも、剛洋は島にとって希望の星。

何とか切り抜けてがんばりぬいてほしいものです。

 

彩佳とコトーのシーンが激減してしまうと寂しいものですねぇ^^;

これからは電話のシーンが多くなるのね。

つか、柴咲さんの都合なんでしょうか?

 

蒼井さん、なかなか初々しい看護士役が似合ってます。

ひなの病気で悪い噂がひろまったけれど同じくひなの手術での活躍を

島民の前で話してくれたコトーのおかげですっかり名誉挽回。

島人は閉鎖的でも一度心をゆるしたらとことん仲間になれそうです。

 

次週はとんでもなく辛い展開!!

涙なくして見れるでしょうか???