免職・停職、最悪１９０人＝逮捕者も最多９３人―警察職員の懲戒処分・警察庁/13.01.31/時事通信

免職・停職、最悪１９０人＝逮捕者も最多９３人―警察職員の懲戒処分・警察庁
2013年1月31日（木）10:15 時事通信

昨年１年間に免職と停職の懲戒処分を受けた警察職員は、前年より６２人増えて１９０人となり、相次ぐ不祥事を受けて警察改革を行った２０００年以降で最も多いことが３１日、警察庁のまとめで分かった。逮捕者数も２７人増の９３人に上り、統計のある０２年以降で最多だった。

減給や戒告も含めた全体の懲戒処分者数は９１人増の４５８人。００年以降で５番目に多く、８年ぶりに４００人を超えた。

警察庁は「１２年前と職員が大幅に入れ替わったこともあって改革の意識が緩んだ可能性がある上、倫理観の欠けた人が採用されている面もある」と分析。昨年８月に打ち出した３４項目の対策を進め、採用方法も見直す。

処分者の内訳は、免職６２人（１７人増）、停職１２８人（４５人増）、減給１７２人（４９人増）、戒告９６人（２０人減）。事由別で見ると異性関係の１３９人が最多で、公文書偽造・毀棄（きき）、証拠隠滅など６１人、窃盗・詐欺・横領など５５人と続いた。　

［時事通信社］

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警察官らの逮捕者“過去最悪”半数近くがわいせつ
2013年1月31日（木）11:55 ＴＶ朝日

去年1年間に逮捕された警察官や警察職員は93人で、記録が残る2002年以降、最悪となったことが分かりました。

富山県警の警部補が、会社役員の夫婦を殺害したなどとして去年12月に逮捕されました。警察庁によりますと、こうした警察官や職員の逮捕は去年1年間で93人に上り、前の年より27人増加しています。半数近い42人は盗撮や痴漢などのわいせつ事件関連で逮捕されていて、年齢別では、50代が3割以上を占めています。また、懲戒処分者も458人で、前の年から91人増えています。処分者が400人を超えたのは、2004年の488人以来となります。