空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

ダンスにしろ武道にしろ…身体を使うもの その1/10.01.31

2010年01月31日 | 【閑話休題】
故マイケル・ジャクソンのPV『DANGEROUS "ザ・ショート・フィルム・コレクション"』映画『ホワイトナイト 白夜』1986年劇場公開作品の記事でも少し書いたのですが、整理してお伝えします。

私にとってダンスというのは、音楽と同じで、天性のリズム感や身体の柔軟性やスタイルのよさ、稽古できる環境など「所詮先天的な才能・容姿や条件に恵まれた人のもの」と思っていましたが、この映画『ホワイトナイト 白夜』の劇中で主演のミハイル・バリシニコフが減量や毎日のレッスン内容を話すシーンがあり、肉体の維持と舞踏能力の昇華にスポーツアスリートなみの鍛錬を必要とすることを初めて知りました。またソビエトを代表するソリストであるバリシニコフが意外に小柄なことにも驚きました。もともと50年代のミュージカル映画が好きではあったのですが、この映画のあと、それまで以上にダンスに興味がわき、いろいろなダンス映画を観るようになりました。(勢い余って、文楽や能、狂言まで見ました。)

その後舞台俳優の方たち(実名はご勘弁)と交歓する機会を得たときにも、同様のお話とともに、「ダンスに必要なものの9割は訓練」とうかがうことになります。



前の職場は大きなガラス張りのホールがあり、学園祭シーズンになると高校生たちが夜な夜なそのガラスを鏡代わりに、ラジカセもってHIPHOPダンスの稽古に来てたりして(笑)
「若いからあんな(複雑で激しい)ダンスができるんだよなー」と”バレエやタップ以外のダンス=小器用な若い衆が若さと暇にあかせて踊ってるだけ”と、おっさんならではの偏見ありありで見てました(笑)

その後、先の本職の俳優さんから聞いたところ、舞台や映画で演じるダンスは、バレエだけでなく、どんなジャンルでもハードな稽古と鍛錬を必要とするそうです。基礎体力と筋力は特に重要でランニングやダッシュや筋トレはもちろんのこと、縄跳びやロープ昇降、メディシンボールでのキャッチボールなんかもあるそうです。ちなみにトレーニングマシンは極力使わないそうです。

「振り付けだけ延々やってるのは、動きを覚えることにしか時間をさけない事情や立場の人です。この道(芸能)で喰うなら、そのほかの稽古に費やす時間もとれないと。」だそうです。

自分の無知を思い知りましたね。

この記事続きます。