空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

プリマ森下洋子さん、世界文化賞受賞/12.10.24/サンケイスポーツ

2012年10月24日 | 【NEWS】
プリマ森下洋子さん、世界文化賞受賞
2012年10月24日(水)08:03 サンケイスポーツ

世界の優れた芸術家を顕彰する「第24回高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・日本美術協会)の授賞式典が23日、常陸宮、同妃両殿下をお迎えして、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。

式典では、常陸宮殿下から演劇・映像部門のバレリーナ、森下洋子さん(63)ら受賞者に顕彰メダルが授与され、同協会副会長のデザイナー、森英恵さん(86)らから感謝状と賞金1500万円が贈呈された。

建築部門のヘニング・ラーセン氏(87)=デンマーク=は健康上の理由で来日できなかったが、受賞者4人は晴れやかな笑顔で登場した。

森下さんは、長年の友人でもある森さんデザインの黒いロングドレス姿で魅了。日本人バレエダンサーとして初受賞となった世界のプリマがメダルを授与されると、会場は“劇場”に負けない拍手に包まれた。

カクテルレセプションでは、森さんから「娘が受賞したようにうれしい」と祝福され、森下さんは感慨深げ。2人の交友は長く、森下さんがモナコ留学中の1976年、グレース王妃に依頼されてレーニエ大公の誕生日公演に出演した際にも森さんが衣装を手掛けた。

森下さんは授賞式典で着用したドレスについて、「以前先生に作っていただいて、一番気に入っているんです」と微笑み、森さんも「体形もあのころとまったく変わらない」と絶賛した。

12月には団長を務める松山バレエ団公演「くるみ割り人形」、来年1月には「白鳥の湖」と2作連続で主演。今も第一線で活躍する永遠のプリマは、生涯現役を目指す。



この方についてとても心に残っている話。
彼女と親しい由紀さおりさんとの対談だ。
20年以上前のこと。

バレエの華やかな舞台は、常に一瞬。

ねん挫など故障や怪我も多いし、足の爪が割れるのはいつものこと。
スランプなど踊れなくなることもある。

それでも舞台のために、地味に淡々と毎日の稽古に挑むのだそうだ。

つらいつらいとあまりに嘆き悲しむので、
「もうやめてしまえば?」
そう、由紀さんがいったことがあるそうな。

そうしたら、ちょっと考えてから、

 「やめられないわ。…だって好きなんですもの」

 はにかみながら、答えたそうだ。

 その時の様子がまるきり恋する乙女のようだった。

そう由紀さんが語り、しきりに照れる森下さんだった。

TV番組だったし、多少の脚色はあるにせよ、
随分と感銘をうけた。

一流の人々は大なり小なりこういうものだと思う。