首相、原発新設に含み「時間かけて検討する」/13.01.31/読売新聞

首相、原発新設に含み「時間かけて検討する」
2013年1月31日(木)13時15分配信 読売新聞

安倍首相は３１日午前、参院本会議で行われた各党代表質問で、原子力発電所の新設について、「今後の我が国のエネルギーなどを巡る情勢を踏まえ、ある程度の時間をかけて腰を据えて検討する」と述べた。

民主党政権は昨年９月の「革新的エネルギー・環境戦略」で原発新増設を行わない方針を示していたが、これを見直し、将来的な建設に含みを持たせたものだ。

原発の再稼働については「科学的安全基準の下で判断していく」と強調し、「３年程度で既存原発の行く末を見据えながら、１０年以内に新しい安定したエネルギーミックスに移行させる」と語った。

また、高校授業料の無償化に関し、「所得制限の導入も含めて、真に公助が必要な方々への制度となるよう検討する」と述べ、２０１４年度以降を念頭に、所得制限導入を検討する考えを表明した。

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