空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

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パリ同時多発テロ:自爆テロや銃乱射 120人死亡/15.11.14/毎日新聞

2015年11月14日 | 【NEWS】
パリ同時多発テロ:自爆テロや銃乱射 120人死亡
毎日新聞 2015年11月14日 08時32分(最終更新 11月14日 13時11分)

【パリ賀有勇】パリ中心部と近郊で13日夜(日本時間14日早朝)、劇場やレストラン、競技場など6カ所を狙った自爆テロや銃乱射事件があり、少なくとも120人が死亡、200人以上が重軽傷を負った。劇場では犯人が人質をとって立てこもり、治安部隊が突入。少なくとも4人の容疑者が死亡したが、劇場だけで約100人の死者が出た。競技場ではオランド仏大統領がサッカーの試合を観戦中だった。AFP通信は目撃者の話として、劇場で犯人が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら観客に向けて発砲したと伝えた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派による同時多発テロの可能性がある。

 仏政府は1500人の兵士を追加配置するなどして厳戒態勢を敷いている。劇場にいた目撃者がAFP通信に語った話では、犯人の一人は「オランド大統領の過ちだ。彼はシリアに介入すべきでなかった」と話し、今年9月からシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に対する空爆に参加している仏軍の介入を非難したという。パリ警察は同時多発テロの実行犯8人が死亡したと明らかにした。

 オランド大統領は緊急のテレビ演説で「前例のないテロが起きた」として非常事態を宣言し、国境を閉鎖すると述べた。また「犠牲者と家族に哀悼の意と連帯を表明する。恐怖に直面しても、フランスは強くあるべきだ。テロリストは怖がらせようとしているが、我々は自分たちを守るすべを持っている。(テロに対し)容赦ない戦いを行う」と国民に冷静な対応と結束を呼びかけた。仏全土で非常事態宣言が出されたのは1962年まで続いたアルジェリア戦争以来となる。

 仏メディアによると、銃撃はパリ中心部のバタクラン劇場やカンボジア料理のレストラン付近で13日午後9時半(日本時間14日午前5時半)から午後10時前にかけて発生。劇場ではロックコンサートが開かれており、多数の観客がいた。犯人は最初に劇場近くのカフェで銃を乱射し始め、劇場に侵入。人質に向けて発砲したり、爆発物を投げつけたりしたという。容疑者4人のうち3人は治安部隊が突入した際に身に着けた爆発物で自爆して死亡。残る1人は射殺されたとみられる。カンボジア料理のレストランでは男が銃を乱射し、約10人が死亡した。

 パリ近郊にあるサンドニの競技場付近では13日午後9時過ぎから自爆とみられる2件を含む爆発が3件起き、3人の容疑者が死亡した。競技場ではフランス代表とドイツ代表によるサッカーの親善試合が行われており、前半戦の試合中に爆音が聞こえた。オランド大統領とシュタインマイヤー独外相が観戦しており、ともに避難した。

 仏大統領府は、オランド大統領がトルコで15日から開かれる予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議を欠席すると発表した。オランド大統領は緊急対策会議を招集し、対応を協議している。非常事態宣言に関連して仏外務省は14日未明、道路や鉄道、空港、港湾での国境管理を強化するとの声明を発表した。鉄道や航空便の運航自体は行われるという。

 フランスでは今年1月、パリの週刊紙シャルリーエブド本社やパリ近郊のユダヤ教食料品店がイスラム過激派を名乗る男らに襲撃される事件が発生。最高レベルの警戒態勢が仏全土でとられていた。