田谷の棒術は、正式には無比流兵杖術といいます。
関ケ原の合戦(1600年)で奮戦した、黒田家の槍の名人、佐々木哲斎徳久という人物によりあみだされ五尺五寸(1.67m)の樫の棒を自由自在にあやつり威力を発揮する武術です。
古くは戦災や飢饉の折に、野武士や盗賊の侵入を防ぐため、水戸藩が民衆自衛の武術として農民、漁民に奨励し定着したといわれています。田谷には天明三年(1783年)冨永理藤太という人物により伝えられ、農民自衛の武術として受け継がれ、今まで224年間で約790名の入門者が巻物に記録されております。
杖友会は保存会として平成6年に発足しました。
現在は、武術としての実用性はなくなりましたが、田谷の棒術の保存、伝承に努めています。
平成23年10月に、水戸市の無形文化財の保持団体に指定されました。※水戸芸術館HPから転載
茨城は平磯の棒術としてしられる無比無敵流杖術。
千葉県にも定着してたのですね。
文中の「現在は、武術としての実用性はなくなりましたが」
いや、十分に実用的でないかいや。