なかなか体調がよくならず、5月23日に行った戸隠のことをアップできないままでした。
遅ればせながらですが、早春の戸隠のことを書きます。
戸隠は私にとって単なる観光地ではなく、数か月間暮らしたところです。
当時はまだ若くて、見知らぬ土地での生活をどうにか模索しながら生きるのに必死でした。
下左の写真の中社にある食料品店の奥さんやご主人が優しい人で、よくしてくれました。
下右の写真の奥社にある家に滞在したのですが、ここで自然現象のダイナミックさを知りました。
夜の外出から戻って家前に車を停めてライトを消すと、数分待って目を慣らしても
真っ暗闇でなにも見えない。こんな闇の暗さは経験したことがなかった。
家の入り口までのほんの5,6メートルを、手探りしながら這い這いした記憶あり。
また、雷雨がすさまじいこと。すぐそばで雷様が太鼓を叩き、風呂桶の水をひっくり返す。
その後に空にかかる虹の伸び伸びと大きいこと。
保育園で食べきれなかったパンを、この池に立ち寄って鴨に投げたっけね。
当時をいろいろ思いだしながら眺めてきた。人生にこんな時もあってよかったかな。
まだ竹籠屋さんも蕎麦屋さんも半分くらいの店は閉まっていたけれど、水芭蕉がたくさん見られました。
カッコウ、ウグイス、ツツドリも、 元気に囀っていました。
戸隠といえば蕎麦。身体が受け付け易いとろろ蕎麦をチョイス。美味、満足。
この日は中野市のビジネスホテルに宿泊。ホテルの朝食では、まさかの食欲。これに加えミルクにジュースも。
帰り道に、行きと同じ道で帰るのはちと悔しいので、志賀高原を経て万座から下ることに。
景色は良かったけれど、あまりの長い道中に草臥れたー