薫子の暮らしの便り

日常の暮らしで感じたことを写真や絵手紙でお届けします。

不要の品

2006年02月15日 | Weblog
下の息子が結婚しました。
結婚を機に彼の荷物処分をしてもらいました。
たくさ~んあるんです。段ボール8箱、衣装ケースに3箱、その他。
せめて、要、不要の区別をしてもらいたく、準備をしておきました。
お嫁さんを巻き添えにして、小さい頃からの絵や習字、バレンタインの手紙やプレゼントまで広げて(そんなものまでとってあったのですっ)楽しそうに整理をしてくれました。ほとんど処分になりました。やれやれ、これで物置が多少はすっきりしてきたかな。

お椀の修理

2006年02月15日 | Weblog
ここ数年、木曽奈良井宿に行くのを楽しみにしています。
往復の高速道路の車窓から眺める雄大な北アルプス、奈良井宿の鄙びた通り、そして何より漆塗りの品々を見て歩くのが目の保養。
主人は旨い蕎麦が食べられるのならと付き合ってくれます。

お椀は私にも手の届くお手ごろな品でしたが、粗忽者の私が落として傷つけてしまったのです。修理するより買ったほうが良いのかと迷い、お店の人に相談すると「いいえ、いいえ、直せますから使い続けてください。新たに買いなおすよりも修理したなら、益々愛着が湧いてきますよ」
ホント、ご主人の言うとおりでした。包みをほどいて、お椀の姿が見えたときの感動、確かに買い替えないでよかった。馴染みのものが戻ってきた嬉しさがありました。以前よりも赤の色合いが臙脂を含んでいるのも好もしい。あれ、脚裏の銘印も変わっているよ。さて、これで毎日美味しいお味噌汁をいただけそう。

奈良井宿のお隣の平沢にも寄るお店があります。ちきりやさんとちきりや資料館です。陳列商品のひとつひとつをゆっくり眺めているだけで豊かな気持ちになります。奥様の応対もとても感じが良いのです。

蕎麦は徳利屋さんに寄ります。広い土間を入ると現役の囲炉裏の煙の匂いに包まれ、民家にお邪魔したようなお座敷でいただく蕎麦も五平餅も勿論、美味、満足です。