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石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

最近 読んだ本

2010-04-07 00:02:08 | Weblog
一日が 細切れ時間に分断されて
なかなかじっくりと本を読むことができない

この春先に読んだ本3冊
図らずも、いずれもノンフィクションになった。

山本淳子著「源氏物語の時代」



サントリー学芸賞を受賞された本。
蜻蛉物語から枕草子・源氏物語が生まれるあたりの
一条天皇在位のころのめちゃくちゃ面白い本だった。

藤原家の摂関政治での男の野望
宮仕えの才色兼備キャリアウーマンの恋
国のために、しかるべき女性との子作りに励む義務がある天皇が
道ならぬ性愛に溺れていくラブストーリー

今も昔も 男と女は変わらない・・
つくづく思った
また、そこが人間の一番面白いところなんだよねえ~

読了まで、長~い時間がかかったが
以前読んでた、田辺聖子さんの「むかし・あけぼの」が
ベースにあったので 楽しく読むことができた。

堤 未果著「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」



今 話題の本らしい。
図書館で見つけて借りてきた。
貧困大国の1巻は まだ読んでいない。

この本も面白い
アメリカという国の歴史のなさ・貧しさを
驚きを持って知ることができる。

如何に、日本の治安や教育や環境や歴史が
素晴らしいかを実感した。

この素晴らしさを真剣に考えて
次の世代に繋げないと・・と感じた。

須藤みか著「エンブリオロジスト 受精卵を育む人たち」



この本は 小学館ノンフィクション大賞を受賞している。

エンブリオロジストって、耳慣れない言葉だが
簡単に言うと、体外受精の技術者かな?

精子と卵子が受精した後の8週未満の胚を培養する
医療専門職に就くひとたちのことである。

かつては「神の領域」といわれた生殖補助医療で
「いのちの素」を生み出す仕事を日々されている人たちを
取材した本だった。

最近、妊婦さんの高齢化がすすみ
老化した卵子は なかなか受精しないそうだ。

2007年には 56人にひとりの赤ちゃんが
体外受精という状況らしい。

倫理感から、体外受精と聞くと
いつも複雑な想いを持っていたが、
こんな真摯な人たちが
赤ちゃんの誕生を望んで
一生懸命、自分の仕事をまっとうされている様子を知り
ちょっと認識が変わった。





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