石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

普山式

2008-10-26 22:00:18 | Weblog
檀那寺の和尚様が 50歳にして初めて晋山されることになり
お目出度い普山結制の行事が 昨日今日と執り行われた。

檀家の婦人部としてお手伝いに参加させていただいた。

うちは曹洞宗
大本山は 福井県永平寺及び横浜の総持寺

「普」は進む、「山」はお寺のことで、
「普山式」とは 新しい住職のお披露目の就任式のこと。

「結制法要」とは 曹洞宗の寺院にとって
数ある法要儀式のなかでも 最も盛大で重要なもので
住職にとっては一生涯に一度の式典だそう。

40人もの近隣の曹洞宗住職が 2日にわたって集まり
様々な法要をされる。

前日の夜は 「祝麺」といって
みんなでお寺で 精進料理と温かいおうどんをいただく
お祝いの夕食会があった。



・・・が、70人分もの食事は だしをとるところから
全て、お寺のお台所で 手作りされる。
典座和尚と呼ばれる、料理担当の和尚様を中心に、
檀家婦人で朝早くから 心づくしの精進料理をつくる。

白い割烹着を着て、地域の皆さんと料理をつくったり
儀式のお手伝いをするのって楽しいね
いろんな年代のひとと他愛ないお喋りをしながら。
やはり年長者が 知恵をもっているため
敬われる組織図、いいなあ~

昔は 結婚式やお葬式は家でするのが普通だったけど
今では そんな機会もなくなった。 
大変なんだけれど
なんだか新鮮で楽しく思えた


後片付けももちろん、みんなでするのだが
若い和尚様方の てきぱきとした動きには脱帽

躍動感溢れる調理と片付けは
スーパー主婦以上のもので、
男の人、それも和尚様が、こんなにもよく動くものだとは
今まで全く知らなかった
さすが 厳しい修行をされてきておられる証拠だわ

座ってお経を唱えていらっしゃる和尚様しか
見たことがなかったから・・・
楽しく、面白い和尚さまも沢山おられたし
何より、同門宗派の結束の強さにも驚くものがあった。

翌26日は 普山結制本番
朝6時半集合、降りしきる小雨がうらめしい・・

7時半から 和尚様の練り歩きが始まった。
それに続く数々の法要・儀式





40人もの袈裟を纏った和尚様を見たことは
初めてで、圧巻だった





日本の宗教、「仏教」というものに
改めて興味が出てきた。
仕事柄、仏教とは大変近いところにいるが
こうやって新しいことを経験してみると
知らないことだらけ・・・

まずは 自分ちの「曹洞宗」から勉強してみようかな

今、小学校5年生の和尚様のご子息が
晋山されるときに、また元気でお手伝いできるよう
私も精進を重ねましょ

 

コメント (2)
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名スピーチ

2008-10-26 21:24:00 | Weblog
舞鶴ライオンズクラブの例会で 
お世話になっている香道の先生に来鶴いただき
「お香と日本文化について」というテーマで 講演していただいた。



皆さんに伽羅の香りを経験していただこうと
私もお手伝いで参加させていただいた。

短い時間でお話をされる先生、原稿も何もなしで
携帯電話のアラームを準備され
とてもわかりやすく 美しい情緒に満ちたお話をされ
お手伝いの私も ポーッとなって聞きほれた

別の日・・

マーレ会に夫婦で出席
カクテルショーやブラジルのサンバなど
華やかで楽しい会、ウキウキと素敵なひとときを過ごした





挨拶に発起人の松尾心空和尚、
乾杯の音頭が 舞鶴自衛隊総監部海将、
お二方とも 唸ってしまうほどの
さすがの挨拶
相当の準備をされているか
場慣れの賜物か

短くて(ここポイント
ユーモアに満ち 歯切れよく あっさりと
スマートで・・
人前で話をするのが 大の苦手な私は
スピーチ名人の方のお話を聞くと
ただただ感心するのみ

おそらく 心臓の大きさと頭の構造が違うんだろう~

松尾心空和尚の名スピーチにあったように
日本人の心は矮小化している。
憂さをはらすべく、夫婦でたっぷりと飲みました
コメント (2)
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