関東学院小学校 オリブの若木

関東学院小学校オリブの会のブログです。「あなたの子供たちは食卓を囲んでオリブの若木のようである。」(詩編 128:3)

【開催報告】2019年度 第8回 聖書をひもとく集い

2020-02-03 16:55:58 | 聖書をひもとく集い

日 時:2020年1月14日(火)10時~11時30分
場 所:小学校3階 会議室
講 師:アメリカンバプテスト協力宣教師 冨田茂美先生
参加者:16名
奏 楽:秋山さん

讃美歌:471番 勝利をのぞみ
聖 書:マルコによる福音書 10章 35節~45節
    使徒言行録 20章 35節
    テーマ『仕えること、与えること』

 

・本年度第8回目の「聖書をひもとく集い」が開催されました。

【讃美歌】
・「集い」では最初に、校長先生と讃美歌を歌います。先生はいつも豊富なエピソードを交えて、讃美歌の解説をして下さいます。

・今回の讃美歌は、471番「勝利をのぞみ」でした。

・アメリカ合衆国における公民権運動の真っただ中、D.Cでは、1963年8月28日、人種差別撤廃を求め、20万人以上が参加してのワシントン大行進が行われました。キング牧師による有名な演説 “I Have a Dream”も、この時になされたものです。参加者たちは、讃美歌「勝利をのぞみ」を歌いながら行進しました。

・恐らくシュプレヒコールのように歌われたこの讃美歌の原題は、“We shall overcome”(我々は必ず勝利する)という主イエスと共にある希望に満ちた喜びの歌なのです。

・なお、「集い」があった翌週の月曜日、すなわち1月第3月曜日の20日は、アメリカ合衆国では、キング牧師の誕生日を記念する国民の祝日でした。キング牧師は、惜しくも1968年に銃弾に倒れましたが、その後、牧師の功績を讃えるため、誕生日を国民の祝日にするための運動が起こり、様々な紆余曲折を乗り越えて、ようやく90年代に全州で決議がなされました。スティービー・ワンダーの “Happy Birthday”は、実はそのときのキャンペーンソングでした。

・校長先生から解説をうかがった後、「音楽で人や社会を変えていく。そこに讃美歌も関わっていく」という思いを込めて、全員で、讃美歌を歌いあげました。

 

【聖書】

・「集い」の後半は、冨田先生による聖書のお話です。

・聖書の箇所は、
   -マルコによる福音書 10章 35節~45節
   -使徒言行録 20章 35節
 で、テーマは、『仕えること、与えること』でした。

・聖書は、あらゆる立場の人びとに対し、また、その人が置かれたあらゆる局面に応じて、生きる方向性を与えてくれます。従って聖書の内容が、一見、矛盾に満ちて見えることがあります。そういった観点からも今回、学ぶ箇所は示唆に富んでいました。

・権力者が他人に仕えさせるのが当たり前の世の中です。しかし聖書では、高い地位にある人ほど、多くの人に仕えなさいと教えます。なぜかと言えば、イエス様自身がそうなされたからです。

・イエスは王として権力を振るったわけではなく、イエス様自身が人間に奉げ、人に与えて、謙遜な生き方をされたので、その弟子である私たちも、他人に仕えることが大切だということです

・人間は産まれた時には、両親を始めとして多くの人に仕えてもらっていますが、成熟すればするほど、人に仕えることができるようになります。人は、本来、他人に多くのものを与えることができる存在です。その際たるものが「思いやり」ではないでしょうか。

・今回は参加された方がいつもより少なめだったこともあり、より落ち着いた雰囲気で、「集い」のあとで歓談しました。与えることの経験の喜びや、与えるときに相手の思いに気を配る難しさなど、参加者めいめいの意見に耳を傾け、うなづくひと時を過ごしました。

 

【次回】

・次回は、2月4日(火)10時~11時30分 小学校3階 会議室 です。
・いよいよ2019年度最終回になります。新年度に向け、お試しに参加されては如何でしょうか。
・聖書や讃美歌は、お部屋に用意してあります。

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