皆様、こんばんは。
事務局です。
9日の一宮市内は、冷たい風が強く吹き、時々太陽が顔を出す、曇りの天気でした。
太陽光線が当たりますと、暖かく感じる1日でした。
新潟県以北は積雪になっているようです。
本日の寺西は、見積り作業と、一宮市青色申告会の理事会に出席でした。
前回に引き続き、山形県酒田市にあります、「山居(さんきょ)倉庫」様のお話を書いていきます。
上の写真は、三居倉庫敷地内に停車しているトレーラです。
庄内米をコンテナに積み込んでいます。
積み込みは機械化されていました。
前回は、倉庫の構造のみ、簡単に書きました。
この倉庫は、酒田米穀取引所の付属倉庫として、旧庄内藩酒井家によって建設されました。
倉庫の建っている場所は、最上川と新井田川に挟まれた中洲で、昔は「山居島」と呼ばれていたそうです。
中洲に倉庫が建てられた理由は、港が近くにあり、舟運で米穀の出し入れが容易だったからだそうです。
倉庫の設計は、酒田市のお隣、鶴岡市出身の大工棟梁・高橋兼吉様が担当。
14棟(※)の倉庫が、1897(明治30)年までに建設されました。
※現在は12棟が残っています。
上の写真は、立ち入りにあたっての、注意が書かれた看板と倉庫です。
建設にあたっては、中洲の地盤が軟弱なため、約3.6mの高さの盛り土と石垣を設けて、倉庫基礎の下には、同じく3.6mの杭を打ち込む、地盤改良がおこなわれました。
この地盤改良のお陰で、倉庫が完成した翌年に発生した、庄内地震(震度7.0〜7.3※)では、倉庫の被害は軽微だったそうです。
※文献によって、数字が多少違っていました。
上の写真は、三居倉庫とケヤキ並木です。
倉庫の構造は前回、書いていますが、他に、倉庫西側には、ケヤキが植えられています。
これは、夏は陽射しを遮り、冬は強い季節風を避ける役目をしているそうで、庫内の低温管理(※)に役立っているそうです。
※現在は空調装置が設置されています。
次回に続きます。
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