最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

弥生時代の遺跡から

2008年10月23日 | 感じること
 昨日は和泉市にある「池上曽根史跡公園」と「大阪府立弥
生文化博物館」を見てきました。
 実は私はいま放送大学での履修科目の一つに、「古代の日
本」があり、日本の成り立ちにすごく興味を覚えたからです。
私は小中学校で習った歴史、いわゆる国史は皇国史でした。
そのため、授業の内容に縄文・弥生時代は全然なかったので
した。
 見学した上記の復元跡と博物館については、今日開いたメ
ールにホワード社員のアッキー君から素晴らしい写真の数々
とその解説が届いていましたので、それを下記に記します。
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 弥生文化博物館のすぐ近くにある池上曽根遺跡は、南北
1.5km、東西0.6kmの範囲に広がる総面積60万㎡
と全国屈指の規模をもつ弥生時代の環濠集落です。現在はそ
の中心部が史跡に指定されて、きれいに整備されています。
 高床式建物は出土した直径60cmの檜柱を年輪年代測定
法で測定した結果、紀元前52年に伐採されたことが分かり
ました。土器に描かれていた建物の絵をモデルに1999年
に復元されています。隣にある井戸は、直径2.3mの木を  
くり抜いて作られた、日本最大のくり抜き井戸です。現在で
はそんな大きな木は天然記念物などに指定されているので、
木をつなぎ合わせて復元されています。
 またたくさんの竪穴式住居の跡も見つかっており、円形と
方形の2つの住居が復元されて、中に入ることもできます。
中は真っ暗でとても涼しかったのですが、冬は暖かいそうで
す。内部は四畳間の部屋よりも一回り小さいくらいです。
                From アッキー
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と、私が書きたいことが十分に書かれていました。
Very Thank Youです。
 何れにせよ、2000年ほどの昔に、こうした文化があ
ったことには驚きます。それとともに大陸からの影響が多
きかったとはいえ、その後1000年に満たないうちに奈
良の古代寺院や特に東大寺の大仏が建立された事には驚嘆
します。
 その後約1000年あまり、20世紀の中ほどから21
世紀にかけてのわずか100~150年の間に、科学・
ITの発達、世界のグローバル化、人類人口の急速な増加、
天然開発、環境破壊など、急速な成長とこれでよいのかと
いう疑問をすごく感じます。
 資本主義社会は、右上がりに成長を続けることを前提に
していますが、果たしてこれでよいのかという疑問が湧き
ます。
 古代から現代、そして将来について考えさせられる一日
でした。
コメント
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