最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

体育の日

2008年10月13日 | 感じること
 今日は「体育の日」で祝日です。朝一番に自宅の門に国旗
を掲げました。そしてこの日にちなんで、散歩を兼ね神社と
お寺への参詣をしました。
 先ずご近所の御嶽教の大和本宮へ、ここの御祭神は国常立
尊(くにのとこたちのみこと・天地開闢の最初に現れた神)、
大己尊命(おおなむちのみこと・大国主命、日本神話での出
雲国の主神)、少彦名命(すくなひこなのみこと・大国主命
と協力して五穀豊穣、医薬などの法を創めた)の三柱に「元
気にお参りできること」への感謝の礼拝をしました。
 そのあと杵築神社に参拝、そして富雄川を北へ。そして伊
弉諾神社に参拝しましたが、ふと70年ほど前に淡路島の一
宮町の多賀にある。伊弉諾神宮へ夜行軍で参拝したことを思
いだしました。
 この神社と真弓山長久寺とは隣り合わせにあり、その昔の
神仏混淆の時代を思わせました。長久寺は行基の開基での本
堂は国宝に指定されており、お堂の中に弘安2年(1279
年)の銘があるとか。弘安4年は二度目の元寇があり、その
頃の歴史を思い起こしました。
 帰りに二名小学校の横を通りました。「二名カップ」争奪
の少年サッカー大会の開催中、隣の二名中学でもかなりの生
徒がサッカーをやっていました。
 いかにも体育の日らしい光景でした。でもほぼ3時間に近
い散歩の最中、一軒も自宅に「日の丸」を掲げていたのは見
かけません。日の丸は奈良交通のバスだけで、少し寂しい
思いでした。
 
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番傘川柳100年祝う

2008年10月13日 | 感じること
 昨日は「なら100年会館」において「番傘川柳本社創立
100年記念川柳大会」が行われました。全国から1080
名、北は北海道、西は九州から大勢の人たちが集い、とても
意義深い盛大な大会になりました。
 第1部の式典は先ず本社幹事長の田中新一さんの開会のこ
とば、続いて磯野いさむ主幹のあいさつ。来賓の祝辞は(社)
全日本川柳協会の今川乱魚氏、華厳宗管長・東大寺別当の
上野道善師と続きました。
 第2部は岸本吟一さんの制作による「川柳史探訪」で、私
が知らなかった過去の歴史についていろんなことを認識しま
した。
 第3部はいよいよ句会。何しろ1000句を越える中から
事前投句が80句、席題はすべて選者句を入れて60句しか
選ばれませんから、実力もさることながら運がすごく左右し
ます。入選にほのかな期待をしていたのですが、やはり残念
ながら全没でした。
 それでせっかく作った句ですから、下記に紹介します。
「時代」(事前投句)
  教育勅語だったら今もすらすらと
「祝う」
  つぎ古都の千三百年お祝いを
「あれから」
  倭人伝からの卑弥呼にとりつかれ
「ページ」
  そこからのページを見たら針千本
「仏」
  オペ室の前で神さま仏さま
「未来」
  宇宙婚あれば予約を真っ先に
「眺める」
  どこだろか防犯カメラ作動中
「進む」
  ヘイタイススメサイタサクラの直ぐ後に
さて今回の大会を記念して『番傘川柳百年史』が発刊されま
した。1909年(明治42年)以来の歴史を振り返ること
ができます。特に戦時中や終戦前後の紙のない時代の苦労話、
マッカーサー司令部の検閲などの実情を知るのが楽しみです。
その中の「私の1句」には
  塞翁が馬か八十路を振り返り
が掲載されました。
  
  
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