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かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

鎌倉時代の建物だってある~久しぶりの法隆寺⑪

2012年11月13日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
法隆寺といえば聖徳太子。

ですが、現在の建物は太子が建立した建物は現存しません。

とはいっても、今から約1350年前、飛鳥時代に再建されたもので世界最古の木造建物には変わりありません。

そういうわけで、法隆寺=飛鳥時代と思われがちですが、夢殿は奈良時代、大講堂は平安時代というように、後の時代の建物もあります。

もちろん、鎌倉時代のも。

夢殿の南にある、礼堂(重要文化財)


もとは中門。そのころから夢殿を礼拝するのに利用されていたようです。

この建物から回廊(重要文化財)が延び・・・



絵殿(えでん 重要文化財)・舎利殿(しゃりでん 重要文化財)につながります。


屋根はひとつですが、建物は2つ。左が絵殿で、右が舎利殿。
絵殿は太子の事績を描いた障子絵が、舎利殿には太子が合掌した時に生じた舎利が、安置されています。


いずれも鎌倉時代の建物。

西院伽藍にも、聖霊院(しょうりょういん 重要文化財)があります。


もとは僧房だったのを太子像を安置するために鎌倉時代に改造したものです。

法隆寺にいると、鎌倉時代の建物とあると新しいと感じてしまいます。

金堂や五重塔にはいつまで経っても若い者扱いされていそうで、気の毒です(笑)