昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

分葱-あさり-切干大根

2016-02-13 15:57:54 | 日記
  畑に大根が20本ばかり残っている。
手入れが悪い所為で地表に出た部分は凍みて来ている。
 
 勿体ないから、切干大根を作れ、と言う。
作っても料理になって出てきた事がない、と言いたいのを耐えて命令に従った。

 田舎育ちで、煮物でも、ハリハリ漬けでも偶に食べると懐かしい味がする。

 子供の頃、4年に1回神社の春の奉納行事が回って来た。その時は地区で元気な
人は総動員された。男は山車、子供は稚児行列、女性は踊りであった。
 女性も自身の支度に忙しく、簡単な料理しかできない。その時の昼飯に決まって
切干大根、あさりの剥き身、分葱の酢物が出て来た。

 白むすび
 たくあん
 切干大根の酢の物 この3品だけである。

 子供には、お菓子や果物があったが、大人はこの酢の物だけでお酒を飲んでいた
ように思う。

 切干大根を作る度にその頃の事を思い出す。

あの切干大根の酢の物を食べて見たいが、あさりの剥き身が手に入らない。 
















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