昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

立小便

2016-02-16 10:19:10 | 日記
 イギリスの名店の店頭で、あるいは銀座の街中で子供に小便
させる中国人がいると聞いた事がある。お国では電車の中で子供に排便をさせても
普通の事で,咎める者が居ないと聞いた事もある。
我が国とは大分違う様である。

 子供の頃、田植えの季節、親に連れられて田圃に行く事があった。田圃に小便を
しようとすると
”田には田の神様がいる、小便をするとオチンチンが腫れる!”
と物陰に連れて行かれたものである。
 苗を植え終わった田圃には必ず花が供えてあった。丁度ツツジの花の季節で金色
の蓮華ツツジが多かった事を覚えている。

 小学生位になると、4~5人で野原を駆け回って遊ぶ。小便がしたくなったという
奴が出ると、僕も俺もと前を開いて並ぶ事になる。
中に必ず1人や2人
”神社の方に向いているから、こちらは駄目だ!”という者がいる。
向を変えると
”墓地の方向だから駄目だ!”と言う。
反転すると
”荒神さまがあるから駄目だ!”
結局小さく固まって集中放水を行うことになる。
広い野原でも立小便は自由には出来なかった。

 春になると花の写真を撮りに、秋にはキノコを採りに山に入る事が多い。
広い山の中、何処で立小便をしても良い様なものであるが、ついつい周り
を見渡してしまう。
 大ぶりな岩があると、荒神様ではなかろうか。大木があると神事用の
木ではあるまいかと思う。
 結局、薄暗い物陰を探して用を足すことになる。

 子供の頃からの習性とは抜けないものである。