かねぴ~主任の徒然記

今春、遂に昇進しかねぴ~「係長」になってしまいました。タイトル変更検討中。(笑) コメント・トラックバック大歓迎です。

天皇賞(春)回顧 伏兵スズカマンボ差し切り勝ち

2005年05月01日 | 競馬
今日は競馬の天皇賞(春)(GⅠ)が有りました。今年の天皇賞はゼンノロブロイやタップダンスシチーが出走しなかったので、史上稀に見る本命不在の混戦となりました。
レース直前に1番人気は5.4倍でリンカーンになりました。前走で復調を感じさせるレースをしていたとは言え、前年13着に敗れている馬が1番人気になるあたりに今年の混戦ぶりが象徴されていたと思います。
スタート前から雨が降り出した中でスタート。ビッグゴールドが先頭に立ちましたが、それを交わしてシルクフェイマスが先頭に立って引っ張る展開になりました。かねぴ~はレース前に雨が降り出した段階で、この馬が逃げることを予想していました。良馬場条件だった馬だけに、馬場が渋った場合は捨身の逃げしか活路は無いので、四位騎手は勝ちを諦めていなかったという事でしょう。馬が抑えられなかっただけという感じも否定出来ませんが。
差の有る2番手にビックゴールド、好位の内にザッツザプレンティ、外側にヒシミラクルが付けましたが、ヒシミラクルは明らかに折り合いを欠いていました。この段階でヒシミラクルを本命にしたかねぴ~の馬券はダメだと思ってました。
アイポッパーが好位の後ろあたりに付けて良い位置取りに見えましたが、マカイビーディーヴァは後方の位置取りでリンカーン・ハーツクライあたりは最後方でしたので、いくらなんでも届かないと思えました。
シルクフェイマスのペースは淀みなく進み、3コーナーあたりから馬群が一団に固まり、シルクフェイマスに替わってビッグゴールドが先頭に立って4コーナーに入りました。
好位に付けていたヒシミラクル・ザッツザプレンティは後退して、ビッグゴールドが抜け出しました。その内側からスズカマンボが伸びてきて先頭に並びかけて、アイポッパー・トウショウナイト・リンカーン・ハーツクライあたりが上がってきました。
結局13番人気のスズカマンボが3:16:5のタイムで1着でゴールイン。2着は1馬身1/2差で14番人気のビッグゴールド・ハナ差の3着がアイポッパー。3連単は193万馬券の大波乱になりました。
その他の人気馬ではリンカーン6着、マカイビーディーヴァ7着、ヒシミラクル16着、シルクフェイマスは最下位の18着でした。

1着のスズカマンボは3歳時に古馬混合の朝日チャレンジCを制していますが、2000mのレースで相手に恵まれた感が有りました。その後も菊花賞6着・鳴尾記念2着・前走の大阪-ハンブルグCではビッグゴールドの3着に敗れていました。正直、今になってもこの馬が好走した理由が見当たらない感じがしています。安藤勝己騎手のラチ沿いキープの4角イン攻めが効を奏したという事でしょうか。
2着のビッグゴールドは、今回の出走馬の中でブリットレーンと2頭だけが連勝して本番を迎えた馬なので、連勝の勢いがGⅠでも通用したと言う事でしょう。シルクの逃げが離して逃げていたので、ビッグゴールドにとっては2番手でも逃げ同然で展開が向いたとも言えますが、ラップが12秒台で推移して上がり3ハロンが全て11秒台のレースで2着に踏ん張ったのは評価出来ると思います。和田騎手の好騎乗と言えるのではないでしょうか。宝塚記念に出走出来れば面白い存在になると思います。会社の先輩が「JRAのCMでBIGTIMEって言ってるからビッグゴールド」という言葉を聞き流していた事が悔やまれます。
3着のアイポッパーは勝ち馬とほぼ同じ位置取りでしたが、4コーナーの内外の差が最後まで効いたようです。サッカーボーイ産駒の末脚がサンデーサイレンス産駒程では無いという事かも知れません。今回は重賞未勝利で3着ですから善戦と言えるでしょう。
リンカーンは去年に比べれば見所の有るレースだったと思いますが、いかんせん道中の位置取りが後ろ過ぎました。切れ味だけでは他馬を圧倒する程の力は無いと思います。
マカイビーディーヴァは前走に比べれば日本競馬に対応出来ていました。メルボルンCとの10秒のペース差が埋められなかったのと、馬体重が戻らなかったのが敗因でしょう。もっと早く雨が降り出していたら違う結果になっていたかも知れません。
ヒシミラクルはスタートから騎手との折り合いを欠いて大敗してしまいました。やはり叩き良化型だけにトライアルを使えなかった事が悪い方に作用していたと思います。それと今回のレースが上がり勝負になった時点でこの馬に勝機が無かったと言えます。

今回かねぴ~の天皇賞(春)予想は、
◎ヒシミラクル
○アイポッパー
▲マカイビーディーヴァ
△ザッツザプレンティ
△シルクフェイマス
△リンカーン
でしたので、全くカスりもしませんでした。面目無いです。
今年の春のGⅠは難しいレースが続いていますね。次のNHKマイルカップも難しそうですが、なんとか当てて取り戻したいと思っています。

第131回天皇賞(春)(GI)

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