吉田松陰
幕末の時代に生き、明治維新を生んだ人物
日頃、指導をしていて練習中よく発する言葉
”本気で行こう” ”覚悟が足りない”
などと、簡単に言う事が多い
久しぶりに入った本屋で目にとまった一冊の本
それが「覚悟の磨き方」という本
今まさに自分にいってくれているかの一節
特に心に響いた一節を紹介したい
vision1 | 覚悟の磨き方 | 超訳 吉田 松陰 | ||||||
慣れ親しんだ場所から出る | ||||||||
一人の人間には多くの可能性がある | ||||||||
ただひとり、「自分」だけが可能性を制限することができる。 | ||||||||
今までの自分が、これからの自分を決定すると誰もが考えているのだ。 | ||||||||
生まれてから今日まで、いろんなつらいこと、痛みを感じる事があった。 | ||||||||
もう二度とそんなつらい目に遭わないよう、「自分」は常に的確な助言をくれる。 | ||||||||
過去の自分の言う事を聞けば安全で、安心だ。 | ||||||||
だが、「心からの充実」は得られない。 | ||||||||
居心地のいい場所にい続ける限り、「本当にやりたいこと」はできない。 | ||||||||
むしろ新しい刺激に弱くなり、だんだん感性が鈍ってくるだけだ。 | ||||||||
志は現状維持を否定する。 | ||||||||
今のシステム・考え方・ルール | ||||||||
そういうものを飛び越えないと実現しないものに、目を向ける。 | ||||||||
今、手にしている現実は、過去の選択の結果だ。 | ||||||||
そして、未来は、今まさに、心で決めた事によって決まる。 | ||||||||
いつからでも、どこからでも。 | ||||||||
松陰の感覚は「うまくいくか知らないが、これをやらなければなにもはじまらない」だった。 | ||||||||
それは、良い結果を出すためでも、周囲から称賛されるためでもなく、人並み外れて強く | ||||||||
心からの充実感を手に入れたいと思ったがためだった。 | ||||||||
慣れ親しんだ場所から出た時、自分の人生にとって本当の人生がはじまる。 | ||||||||
評判は傷ついても、生き方は傷つかない。 | ||||||||
生き方を傷つけるのは、自分だけである。 | ||||||||
本気の志 | ||||||||
人類が誕生して以来、 | ||||||||
一つのことに本気で取り組んでいる人の姿を見て | ||||||||
心を動かさなかった人はいません。 | ||||||||
限界は何度だって超える | ||||||||
新しい事を学びましょう。 | ||||||||
目標に向かう行動を増やしましょう。 | ||||||||
それもひとつ出来るというなら、ふたつ、みっつ出来るというなら、百、千って、 | ||||||||
自分のありったけの力を使い切りましょう。 | ||||||||
限界を何度も超えて、完全にやり尽くしたという言う瞬間に | ||||||||
「自分の本分」というものが、かすかに見えることがあるんです。 | ||||||||
その本分を知ることが、人生最大の目標です。 | ||||||||
こればかりは、誰も教えてくれません。 | ||||||||
自分の力で知るしかありません。 | ||||||||
壁を楽しめるかどうか | ||||||||
生まれつき才能を持っている人はたくさんいます。 | ||||||||
子供の頃は、その才能が自然に輝いています。 | ||||||||
ですが、その才能を磨き続けられる人は本当に少ないのです。 | ||||||||
多くの人が「才能さえあれば、途中で行き詰ることはないであろう」 | ||||||||
と勘違いするからです。 | ||||||||
才能はあったとしても、なかったとしても、行き詰るものです。 | ||||||||
ただ、行き詰った時に、「面白い」と思えるかどうかによって、そのあとが決まってくるのです。 | ||||||||
勝因はどこにあったか | ||||||||
才能・知識・人脈。 | ||||||||
それはいくらあっても、最後の最後は役に立ちません。 | ||||||||
地道な事を、どれだけていねいに積み上げられるか。 | ||||||||
ただ、それだけが、大きな事を成し遂げる基盤になるのです。 | ||||||||
大きな心を持つには | ||||||||
表面的な付き合いだけではなく、本当に大切にしたいと思う仲間が | ||||||||
大きな勇気を与えてくれるというのに | ||||||||
損得勘定を捨てて、正義のためにやろうとする気持ちが | ||||||||
大きな高揚感を生んでくれるというのに | ||||||||
そういう基本的な事を、いい加減に考えて生きていたら | ||||||||
そのうち自分の人生が嫌になってしまいます。 | ||||||||
力が目覚めるとき | ||||||||
自分の中に眠り、まだ日の目を見ない人望と才能。 | ||||||||
それを引き出してくれるのは | ||||||||
ほぼ、例外なく自分の仲間になる人か | ||||||||
自分の師匠にあたる人物です。 | ||||||||
だからこそ、品格が高い人ほど | ||||||||
「誰と付き合うか」をいつも真剣に考え、厳しく選んでいるんです。 | ||||||||
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