かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

TheTimeIsRipeforInvestment29「総合~リスクと粉飾~」

2006-11-19 20:01:55 | ご隠居のフォルダ
 またまた忙殺されて放置してしまいましたまいどどうも、ご隠居です。

 さて、今日はケーススタディです。ご存知の通りケーススタディというのは実際に起こった事例を題材に学ぶ方法のことです。それではみてみましょう。

 今回の登場人物はXという成年です。問題は「投資成績が全く振るわない」。その原因を探してみましょう。
以下箇条書きでXの属性を列挙していきます。
スペック:外見は普通。ただし財務諸表上(内面)は割と優良企業
・気になる女性ができると猛アプローチ
・しかしはっきり取引の意志を伝えるわけではない。具体的には電話をひたすらかけまくる等
・投資(予定)対象が最優先事項。従って周囲の投資家仲間などの扱いはぞんざいに。
・上に関連して投資(予定)対象には金を惜しみなく出す。普段は極けち。特にいうことも可能な限りを少し上回るくらいいうことをきく。
   ・
   ・ 
以下大量に割愛。

 さていかがでしょうか。おそらくここまで学習してきたみなさんでなく一般の人から見ても絶望的に成功から逆走しているのがわかるかと思います。非常に好例なケースですので、どこを取り上げてもダメなところだらけです。すなわち、ここで我々がすべきは、「~がダメ。こうしたらいいんじゃない。」など具体的なケースを上げるのではなく、具体→検証→一般というプロセスをたどることにあります。
 「こんなアホなことぼくはしませんよ」と思っていても、形はちょっと違うが本質的には同じ失敗をしてしまうことがあります。このようなことを、本質的な部分まで分析・把握してみようとすることで防げますねということです。


 本日はあらすじを示して一旦区切ることとします。

 彼の失敗を一言で表すとすれば致命的マーケティングミスです。
・そのミスとはどういったミスか?
・なんでそのミスに陥るか?
 具体的にダメなところをピックアップしていって、それらどれにも当てはまるこの問いふたつの答えを考えてみて下さい。正解はもちろんありません。
 それでは。