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専門家を疑え?
「専門家」に対峙した市民(被害者)の活動の中で養護教諭が極めて重要な働きをした事実。
被ばくから子供を守る-3.11後の養護教育-大谷尚子・茨城大学名誉教授
「3.11後の子どもと健康」岩波ブックレット共同著者
聖教新聞08月30日-2017年 要点抜粋箇条書き
1-森永ヒ素ミルク中毒事件:
ヒ素入りのミルクを飲み、中毒症状を呈した乳児(被害者)を診察した専門家である医師らは「後遺症は起こらない」と断言した。
その結果、被害者は社会から忘れ去られた。
しかし、1人の養護教諭の疑問から発して、研究仲間たちによる、子どもたちへの14年目の訪問がなされ、68例の記録から「専門家」が無いと断言した森永ヒ素ミルク中毒による後遺障害を明らかにした。
2-兵庫県で発生した斑状歯事件:
「専門家」は安心・安全を言っていたにもかかわらず、フッ素濃度が高い水道水を飲用いている地域の子どもたちに斑状歯が多発していた。
そのことを、健康診断結果をもとに明らかにしたのが1人の養護教諭だった。
3-富士見産婦人科病院事件:
健康な子宮や卵巣を「がんの疑い」「余命少なし」と「専門家」を装った理事長から宣告され、手術を受けた被害者が千人強の方々に及んだ。
魔手から免れた人たちの能力は、「相談できる人」がいた。
専門家を疑え?
「専門家」に自分の体を全部委ねるのではなく、自分の体の主人公になるように、子どもを育てていけばよい。子どもが身体の不調を感じることができ、そのことを相談できるような仲間を持てる力を育てることが必要。
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