絶対的幸福と相対的幸福(あんしん&安全) 全ての人間は尊厳を持っており、敬意と尊敬に値いします。

安全とはリスクが受容できるレベルより低いこと。
安心とは、リスクの存在を忘れることができている心理状態。

河野義行さんの妻、澄子さんの冥福を祈ります No.28

2008年08月05日 20時28分33秒 | Weblog
河野義行さんの妻、澄子さんの冥福を祈ります No.28

松 本サリン事件の第一通報者、河野義行さんの妻、澄子さんが
8月5日午前3時、長野県松本市内の病院で亡くなりました。

 60歳でした。死因は、サリン中毒による低酸素脳症が原因
の呼吸不全でした。澄子さんは平成6年6月、松本市北深志の
自宅で、オウム真理教が散布した有機リン系の毒ガス「サリン」
を吸って意識不明の重体となり、同市内の病院に運ばれました。

 その後、同市内の施設で、河野さんの看病を受けていました
が、意識は戻らないままの死亡でした。

 事件当時警察が当初、第一通報者、河野義行さんを犯人扱い
をし、マスコミがそのまま犯人扱い報道することに、私は疑問
を感じていました。

 当時の頃を、河野義行さんは「逮捕されたわけでもないのに、
私自身で無実を証明しろと迫ってきたマスコミ」と述べていま
す。

 その当時の河野義行さんの対応はたとえ犯人扱いされても、
感情的になることはなく、終始落ち着いた態度で対処されてい
たその一貫した河野義行さんの姿勢に、私は驚きもしました。

 犯人容疑も解けて、暫くしてから、河野義行さんが奥様・澄
子さんの看病をなさっている姿のテレビ・ドキュメント番組を
見たときは、感動しました。
 
 実行犯であるオウム真理教の方を、ひとつも恨んだり、憎ん
だりしない河野義行さんの看護の姿勢に、私は暫く考え込むよ
うにもなりました。

 14年にわたる奥様への看護された河野義行さん。
その奥様が亡くなられたという報道に接した私は、河野義行さ
んと奥様・澄子さんにたいして深く祈りを捧げたいと思ってい
ます。


歓乃喜 師弟 No.28(8/5 2008)
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