無添加・自然食品の店「Kamome Life」店長のブログ

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酵素ってからだ何が良いのかよく分かっていない私:Part 1

2024年05月10日 | 食べ物
酵素ってなんでしょうか?

健康にいい、腸活にいい、風邪が引きにくなるとか、なんとなく曖昧にその
良さがわかっていても、はっきりどこがどのようにいいのか答えられない
人がほとんどだと思います。

そこで具体的に酵素ってなんなのか、わかりやすく書いてみようと思います。

1.酵素は生命活動を調節する重要な栄養素
  「酵素」とは、主にたんぱく質のひとつです。
  人体は、10万種類とも言われるタンパク質で構成されています。
  酵素は人間や動物、植物などすべての生き物が生きていく上で必要な、
  消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するものです。

  酵素は食物を消化分解するほか、呼吸、運動、思考、そして自然治癒力
  までも左右する、とても重要な働きを担っています。

  生命活動においては、さまざまな化合物による反応が起こっていて、
  それらの反応のほとんどが、じつは、酵素の仲立ちがあって、はじめて
  成り立つのです。

  酵素がなければ私たちは生きていけない、とさえ言える存在なのです。


2.酵素は大別すると3つある。
  私たちの体の中にはおよそ5000種類の酵素があるといわれていますが、
  各酵素は一つの働きのみをするスペシャリストであり、大別すると体内
  酵素(消化酵素と代謝酵素)、対外酵素(食物酵素)の3つに分けられます。

 1)体内酵素・・・①消化酵素と②代謝酵素
 2)体外酵素・・・③食物酵素

 1)体内酵素・・・体内で作られる酵素の事です。
     ①消化酵素
  食べ物を体内で消化して、必要な栄養素をとりこむために必要な酵素です。 
  唾液、膵液などの消化液に含まれるほか、腸内微生物も消化酵素を
  作り出します。
  
  でんぷんはアミラーゼなどによってブドウ糖に分解されます。
  タンパク質はプロテアーゼ(ペプシン・トリプシンなど)によってアミノ酸に
  分解されます。
  脂質はリパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。
  
  消化酵素とは、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどのことです。

 ②代謝酵素
  栄養素をもとに身体の各細胞を作り上げたり、呼吸や運動に欠かせない
  化学反応に関わっています。

  また、老化を防ぎ、毒素を解毒し、免疫力や自然治癒力にも働くなど、
  生命に関わる重要な役割を持っています。

  代謝酵素は、たとえば肝臓の数値で、AST(GOT)とかALT(GTP)とかがあります。
  これらはトランスアミナーゼと呼ばれる代謝酵素です。
  肝臓に負担をかけすぎて肝細胞が死ぬと、その死骸から酵素がもれて血中濃度
  が上がる。

  だから肝臓の状態がこれでわかるのですね。

  代謝酵素はさまざまな組織に存在しますが、多くは肝臓に集中しています。


 2)体外酵素・・・人間が外からもらう酵素の事です。
  ③食物酵素
  食物酵素とは、食物に含まれる酵素のことを言います。消化酵素と同じく、
  消化を助ける働きがあります。 

  生野菜・果物・味噌・納豆・ぬか漬けなどに含まれます。
  野菜や果物には乳酸菌などが付着しており、それら菌は酵素を放出します。
  この酵素によって食物は分解され、栄養分を取り込みやすい状態にします。
  この栄養分を取り込むことによって菌が増殖することを「発酵」と言うのですね。

  酵素ドリンクや発酵食品のたぐいは食物酵素であり、消化酵素と同じ働きをします


  以上の事を簡単にまとめると、

  体内で主に使われている酵素は、大きく分けて3つあるという事。
  • 消化酵素・・・食べたものを身体が消化・吸収する役割を果たす。
  • 代謝酵素・・・体温調節や、呼吸・心拍などの生命活動をサポートする。
  • 食物酵素・・・食物から摂る酵素で、体内酵素をサポートして働く酵素。

  この3つの役割や働きを覚えておくと良いでしょう。

  次回は、健康を維持するために大切な代謝酵素 について。



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