無添加・自然食品の店「Kamome Life」店長のブログ

健康、自然療法、代替医療、瞑想、波動、肥田式、精神世界など見えない世界の事を発信しています。

甘いもの食べたい病からの脱却法 その④

2022年05月26日 | 健康


前回の記事からの続きです。


甲田医師は甘いものをやめる攻略法として、背骨も訂正したほうが良い事を言っています。

理由は以下に述べています。



④背骨の不正を治すこと 

「昔から背骨の正しく積み重なって、真直な人には病はないといわれている。実際、私が毎日の診療で大勢の患者さんに当たってみて、なるほどと、しみじみ思うのは、色々な病気を沢山かかえ持つ人ほど、背骨の狂いもまた甚しいという事である。だから、健康になりたいと思う人は、何としてでもまず背骨の不正を矯正しなくてはならない。」

「それからまた脊柱の左右には自律神経系の一つである交感神経幹が通っている。自律神経というのは動物神経に対する植物神経の別名であって、これは迷走神経と交感神経とから成りたっている。そして迷走神経と交感神経の両者が相拮抗した状態にあるとき、我々は健康で調子が良いというわけである。」

  「白砂糖の害は恐ろしい ―これをふせぐためにー」 より転載


なるほど、背骨がまっすぐでない人は、色々な病気をたくさん抱えている事を、多くの患者を診察して分かった事のようです。

じゃぁ、今度も、背骨のまっすぐでない事と、甘いものとどんな関係があるの?って思ってしまいます。

その事については、次の様に述べています。

「迷走神経と交感神経が完全に調和すれば、全身の内分泌相互の調和もまた都合よく行なわれるようになり、これが結局、我々の性格形成に密接に関係してくるのである。内分泌相互の調和がとれるということは、また血液中の糖分の調節を司るホルモンであるインシュリンやグルカゴンあるいはアドレナリンなども正常に分泌されることを意味し、したがって血糖値の異常な上昇や下降が防止されるので、我々が不自然に糖分を要求するということがなくなるのである。」

「それ故、我々はこの自律神経をととのえ、性格の片寄りを防ぐという事が、甘いものを止めることの出来る人間を造りあげる上に、必要欠くべからざるもということをよく理解しておかねばならぬ」。

まあ深い洞察ですね。前回の記事でも書いた、足脚の不正と背骨の不正は、性格の片寄りに大きく影響していると、甲田医師は医学的見地と現場検証から導き出しているのです。


では、続いて背骨の矯正法にはどんな方法があるのでしょう?


a.マットレスを廃し硬床・硬枕で寝る

「我々が背骨の不正を矯正し、常に狂いのない脊柱の持ち主になるためには、毎晩やすむ寝床がマットレスのようなフワフワとした軟かいものであっては、到底不可能であることを知っておかねばならぬ。」

「人間が四足動物から進化して、二本足で歩くようになってから、およそ二百万年たつといわれているが、それまでの約六千万年もの長い間、我々の先祖は四足生活を営み、したがって脊柱は四足で歩行するのに都合いいように適応してきたのである。だから我々の脊柱は、まだ二本足で歩行するのにはあまり都合よく進化適応しておらない。それゆえ、昼間二本足で歩行すると、どうしても上部にある背骨に狂いを生ずることになる。
これをそのまま放置していると、必ずどこかの内臓に故障が生じてくるから、是非ともこれを矯正しておかねばならぬ。その一つの方法として、夜ねる時には硬い板のようなもの上にやすむのが一番よい。」

   「白砂糖の害は恐ろしい ―これをふせぐためにー」 より転載


結局のところ「硬い板のようなもの」に寝るのが一番良いようです。

ただ、急に板の上に寝る事は出来ないと思いますので、2枚敷布団を引いていた人は、1枚に減らし、1枚だった人は更に薄いものに変え、板の上に寝る時は、最初は毛布1枚敷いて寝るように少しづつ減らしていき、最後に板の上に敷布1枚にして寝るか、いっその事、直接板の上に裸で寝るとところまですると良いそうです。

平板は、調べると色々な材質のものがあり、迷うところですが桐製のものが一番良い気がします。

肌触りが良くて柔らかく冬でも暖かい上、良い香りもするのでリラックス効果が望めそうです。

値段が他のに比べると少々、高くなりますが若し果敢にもこの健康法をチャレンジするのであれば、良いものを使った方が絶対良いと思いますし、私ならこれにします。

桐製にこだわらなくても、という方にはちょっと安いこちらもありました。

 



因みに枕もフワフワの枕をやめて半円柱の木枕を使用するのが良いそうです。



あなたは、こちらから
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こちらに変える勇気はありますか?
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まだまだ続きま~す(笑)


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甘いもの食べたい病からの脱却法 その③

2022年05月25日 | 健康



前回から、大分あいてしまいました。<(_ _)>

前回の記事では、甘いものをやめるには、肉体的な面からと精神的な面から攻略が必要という事で、肉体的な面からとして、体液を塩漬にする意味と方法を書きました。本日はそれ以外の肉体的な面からの方法を続いて書いてみたいと思います。

1.肉体的な面 ①体液を塩漬けにすること、からの続き

前回の記事でも書きましたが、甲田医師は、甘党になったのは一時的に体液を砂糖漬にしたのがはじまりであり、その後ずるずると甘いものを食べ続けたせいで甘党になったと言います。このような人は、糖分が過剰になっているから、できるだけ速やかに、過剰の糖分を燃焼しなければならないそうです。

そこで、体内に過剰になっている糖分を速やかに燃焼させてしまう方法を、本書ではこう述べています。

②.体内の糖分を燃焼させる方法
a.二十分入浴法
手足の冷えを訴えるとき、その大半は体内に過剰な糖分又はアルコール分が停滞しているためであるから、これを燃焼させて、体液の食塩濃度を生理的な高さに保つことができると、その手足の冷え症は大半治ってしまうそうです。この方法として二十分入浴法を勧めています。

やり方は、最初から二十分間入浴することは難しいという事で、以下のような方法で漸次ならし、二十分間の入浴ができるようになる事だそうです。

・規定時間温浴してから、後で一分間冷浴し、汗が出ればふき取って着衣する。

・およそ五十分経った時に最後の汗止めとして裸体になる。
 (これは大体室温十五℃を標準としたものである。)

・温浴後は発汗によって失われた塩分の補給はもちろんのとと、水分、及びビタミン類特にビタミンCも共に失われるので、これらの補給も忘れてはならない。ビタミンCはなるべく天然の食品から補うのが良策である。高単位の化学合成のビタミンCを続けて服用していると、ビタミンCが体内で蘇酸に変り、これがカルシウムと結びついて蘇酸カルシウムとなり腎職結石になったりする。

甲田光雄著:「白砂糖の害は恐ろしい」―これを防ぐためにーから転載

天然の食品でビタミンCの多いのは葉菜類、甘橘類ですが、柿の葉には実に豊富に含まれているので柿の葉茶を勧めています。
 
 

③足脚の不正を治すこと

甘いものと足の不正を治すのとどんな関係があるのかと思ってしまいますが、甘いもののとりこになってしまうような人は、性格的にもどこか片寄ったところがあるそうで、性格の片寄りのひどい人はまた両足が左右対称的に整っていないそうです。それを治す方法は合掌合蹠運動をするといいそうです。

a.合掌合蹠運動

「この運動は両手掌と両足蹠を合わせ、両手は頭の上へ、両足は据の方へ伸ばす事を繰り返す。この運動を毎日、朝晩行なっていると、骨盤の左右の高低がなくなりいつの間にか両足が揃ってくる。
これがまた性格の矯正にも役立ち、次第に円満な人格が形成されてくる。円満な人格になれば、当然自己の欲望もよくコントロールできるというわけで、そうなれば、また甘いものでも、過食せずに中庸のとれた食べ方が出来るようになる。そして、決意次第ではきっぱり甘いものと縁を切ることも出来るわけである」

甘いものをやめようとおもったら、まずは足脚の矯正をして、「自分の片寄った性格を直せ」っていう事のようです。なんとなく笑えますがするどい考察です。そういう事なんでしょうね。


少し長くなったのでこの辺で、又、次回へ続きます。


塩分を摂るなら、こちらがおすすめ→バリ島の完全天日塩 TEJAKULA

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甘いもの食べたい病からの脱却法 その②

2022年05月10日 | 健康




 
甲田光雄著:「白砂糖の害は恐ろしい」―これを防ぐためにー
 

断食療法の大家でもある医師の甲田光雄は、大の甘党でもありました。

ご本人は甘いものをやめるにあたりさんざん苦労したようで、甘いものをやめるには、
どれだけ大変なことか、以下のように本書で語っています。

「生まれついての甘党が、何十年もの間、毎日のように甘いものを食べて来たのに、
それをきっぱりと止めてしまうということは、それはとても大変な事で、なかなか
生やさしいものではないことは誰でもそうぞ出来るだろう。
昭和二六年三月一日以降、それまで毎日20本位吸っていたタバコをきっぱり止めることに
成功した私が、この甘いものを止めるのにどれ程苦しんだことか。
甘いものを止める苦労に比べたら、タバコを止めるぐらいは物の数にも入れないであろう」


甲田光雄医師は、甘いものをやめるには、ご自分の経験から、

肉体的な面からと精神的な面からの、両方から攻略してゆかねばならないと言っています。

それはなぜか?

「それほどに、本能と密接に結びついたこの甘いものを、きっぱりと止めるということは難しいものだ。
しかし、ただがむしゃらに力づくで止めようとしたために私が苦労したのであって、もう少し合理的に
やっておればもっと楽に止めることができたであろうと思う」

「だから皆さんの中で甘いものを止めてみようと思われる方は、私がこれから述べることを忠実に実行して
みることだ。そうすれば案外楽々と止められるだろう」


これはどういう事かといいますと、精神と肉体は実に密接な関係にあり、お互いに深く影響を及ぼしています。
ですから、肉体の条件が変わると必ず精神に影響を及ぼします。

白砂糖を過食すると体内のカルシウムを奪います。カルシウムが不足すると体内の変化は、
すぐ精神状態に影響を与えます。
神経過敏になったり、やたらとイライラしたり、ノイローゼになったりする可能性があるわけです。

このように肉体の条件が変れば必ず精神に影響を及ぼします。

同時に精神状態が変ればこれまたすぐに肉体に影響を及ぼすのです。

例えば、十二指潰瘍のような病気は心に悩みがあればすぐ発症します。

このように我々の精神と肉体は密接に関係しあって、互いに深く影響しあっているので、
甘いものを止めるにあたっては、肉体面と精神面の両方を合理的にすすめてゆかなければ
ならないと言っているのです。


では、肉体的な面からとは、どういう事をすればよいのでしょうか?


1.肉体的な面から

①体液を塩漬けにすること

「甘党になったのは発汗後の食塩補給を怠ったために、そのピンチヒッターとして一時的に
体液を砂糖漬けにしたのがはじまりである。
そして、その後ずるずると引続いて甘いものを食べ、その結果、甘党になったのだから、
甘いものを止めるにはもう一度度生理的な食塩濃度の体液に戻し、いわゆる塩漬けの体液に
しておくという考えがなくてはならない。」

「大体において手足の冷えるようなものは食塩の欠乏を表わしているとみてよい。
このような人は糖分かアルコールが過剰になっているから、できるだけ速やかに、
過剰の糖分またはアルコール分を燃焼してしまわねばならぬ。」


以上のように、塩分が足りていないことを説いていますが、では具体的な塩分摂取量については、本書では記載はありません。
どちらかというと汗をかいたときには、速やかに塩分を補給するように言ってます。

汗をかいた時の目安としては、

  発汗の程度
  発汗量
  失われた塩分
ちょっと、汗ばむ程度
  400g
     2g
かなり激しい発汗
 1,000g
    5g
猛烈な労働に伴う発汗
 1,400g
    7g


汗をかいたときには、失われた塩分を速やかに補給するのがいいようです。


又、塩断ち日を三週間に一度行う事を推奨しています。

その理由については、

「食塩が過不足をきたさぬように三週間に一日は必ず塩断ち日を決めて、これを実行することである。
この塩抜きを実行すると、過剰な塩分は速やかに尿の中へ排泄される。
塩分過剰であった人はその日の尿量が目立って多くなる。

又、食塩の欠乏している者は、一層塩不足を来たすので、生体はあわてて尿の中に塩を逃がすまい
として副腎からアルドステロンというホルモンを分泌し、腎臓の糸球体において一度濾過された塩分を
再び尿細から吸収してしまうようになる。

それ故、翌日から補給される食塩の吸収が一段とよくなり、結局生理的食塩濃度を保つことが出来るようになるのである。
だから三週間に一日の塩断ちを実行することは塩分過剰の人であっても、欠乏状態の人であっても、ともに効果的に作用するわけである。」

塩断ちという概念を持っていませんでしたが、なるほど人のからだのしくみってよくできてるなと思います。


次回に続きます。

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