無添加・自然食品の店「Kamome Life」店長のブログ

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酵素ってからだに何が良いのかよく分かっていない私:Part 2

2024年05月14日 | 食べ物
健康を維持するために大切な代謝酵素

前回は、酵素は、大きく分けて3つあるという事を説明しました。
1)体内酵素・・・①消化酵素②代謝酵素
2)体外酵素・・・③食物酵素
ですね。

それぞれの酵素の働きを簡単におさらいすると、

消化酵素は、食べた物の消化に必要なもの。
代謝酵素はからだの正常な働きに必要なもの。
食物酵素は、食品の消化を始めさせるのに必要なもの。

となります。

因みに、体内酵素は、人体が自分で作っているのに対し、
体外酵素は人間が外から(食物)もらう物なのでこう呼ばれています。

酵素栄養学のパイオニアである、エドワード・ハウエル博士は、
このうち、体内酵素(消化酵素と代謝酵素)のことを、潜在酵素と呼び、
潜在酵素は、体内で一生に作られる酵素の量は限られているという事を、
言っています。

それは、遺伝子の中の情報として、人それぞれ酵素を作ることができる量
が違い、その量が限られているというのです。
又、加齢によっても減少し、働きが衰えてくるとも。

中高年になると、食事量が減ったり、胃もたれしやすくなったりします。
若い時のままの食事量では、太りやすくなったり肌荒れしやすくなったりするのは、
消化酵素や代謝酵素が減って働きが弱まってきたことが大きな要因と考えられます。

私たちのからだ、全ての器官、組織は、代謝酵素の働きによって活動しています。
代謝酵素は、たんぱく質、脂肪、炭水化物などを使って、正常な機能をもつ健康
なからだを維持するために働いています。

全ての器官、組織にはそれぞれ固有の代謝酵素を持っていて、動脈内だけでも
98種類の異なった酵素が発見され、それぞれ異なる働きをしているそうです。
肝臓でも無数の代謝酵素が働いていて、心臓、脳、肺、腎臓でも働いています。

代謝酵素がからだのすべての働きに関係しているのです。


消化酵素には 炭水化物(でんぷん)タンパク質脂肪
消化の役割をすることを書きました。

炭水化物はアミラーゼタンパク質はプロテアーゼ脂質のリパーゼ
消化酵素の事です。
  
ただし、これらの体内酵素が、食べたものの消化をすべて、無理に引き受け
ることがないように、食物自体に含まれる食物酵素が代謝酵素の負担を少なく
することができます。

そしてこの負担が軽くなることが健康と長寿の決め手となる重要な事に
なるのです。

なぜなら、自らが分泌する消化酵素を少量にすることができるので、その分
代謝酵素として利用できる量が増し、病気を治したり、他の生命活動に活用
できるようになるからです。

健康は全て、これらの代謝酵素がどれだけ素晴らしい働きをするかに
かかっているのです。

したがって、体内でこれらの代謝酵素の働きを妨げられないように
しなければなりません。


代謝酵素の働きを妨げる要因①食べ過ぎ

代謝酵素の働きを妨げる要因の一つとして食べ過ぎがあります。

人は食物を摂れば、消化に多大な体内酵素を消費します。
そのため常に満腹や食べ過ぎに近い食事だと、体内酵素が消化に取られて
しまい代謝活動に酵素が回せなくなります。

体内酵素を消化にばかり使われると、消化・吸収・分解のスムーズな働きを
促すことが難しくなり、代謝や免疫力が低下する、ホルモンバランスが崩れる
など、慢性的な不調や疲労缶、疾病を招く恐れがあるのです。

満腹状態や、食べ過ぎは、代謝酵素の働きを妨げます。

食べ過ぎとは対極の断食で、病気が治る理由も酵素の観点から説明できます。
ふだん毎日入ってくる食物酵素の対応に追われ、せっせと消化酵素をつくっている
身体も、断食中はそれをつくらなくて済むようになります。
その分、病気を治すのに役立つ代謝酵素が作れるようになり、病気治療に効果が
あがると言われています。

昔から、腹八分目と言われてきました。

食べ過ぎないように注意しましょう。


代謝酵素の働きを妨げる要因②食物酵素の失活
※「失活」とは、酵素が、その機能を失うことを言います。

食物酵素の失活とはどういう事でしょうか?

酵素栄養学のパイオニア、エドワード・ハウエル博士は、生食を多く
とることを推奨しました。

それは、

・野生生物にはがんや心臓病といった病気がないこと。
・母乳育児の方が人工乳での育児に比べて病気の罹患率が低いこと
(酵素が母乳中に含まれているから)。
・長寿で知られるブルガリア地方では生の牛乳や乳製品をとっていること。

などから、

生で食べることが慢性疾患の予防に重要であると結論付けました。
新鮮な生の食物には多くの食物酵素が含まれており、消化がよりよく
おこなわれるからだと言います。

生物には、植物も動物も生体内に酵素をもっていて、人間はそれらを食べる
ことで酵素を摂取できます。

しかし加熱や加工処理により酵素は壊れてしまうということがわかっています。
例えば、牛乳は加熱殺菌により、またオリーブオイルは精製されることにより
本来含まれている酵素、リパーゼを失っているのだと言います。

なので生で食べることが重要だとしています。


なぜ、酵素は熱で失ってしまうのか?

酵素は、主にタンパク質で構成されていて熱には強くありません。
タンパク質は熱を加えると、いくつものアミノ酸から成る立体構造が崩れて
しまうのです。酵素もタンパク質と同様に、加熱すると本来の機能が失われて
しまうのです。

酵素は、48度以上の熱で壊れはじめ、70度を超える熱が加わると完全に失活
してしまうのです。


加熱調理した食べ物は、食物酵素が失活しているものが多く、
多食しますと全て体内で生産する酵素が消化を担当しなければならなくなり、
代謝酵素として利用できる量が減少してしまいます。


まとめ

代謝酵素の働きを妨げる要因としては、食べ過ぎと、食物酵素の失活
あります。

健康を維持するためには、

食べ過ぎないこと
食物酵素の機能が失われた食べ物を多食しないこと

があげられます。


次回は、酵素を効果的に摂取するにはです。


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