現在バンコクでは雨期が終わり、乾期の晴天が続いています。
なぜ 雨が降らないのに洪水が起きるの?
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原因① 雨量の多さ。
5月から10月まで続く雨期に上流部で降った雨が、国土を縦断するチャオプラヤ川水系に集まり、今になって最下流のバンコクに押し寄せています。6月から9月までの降水量は平年の1.3倍の921ミリ。
原因② 治水ダムの管理の悪さ。
チャオプラヤ川には支流も含め三つの大規模ダムがありますが、10月に満水状態となり大量放水を始めました。これが大洪水を引き起こす きっかけになったのです。( 早期から計画的に放流していれば、これほどの洪水は防げたと思われます。)
原因③ 上流山間部の保水機能低下。
上流山間部では、森林伐採が進み 山の保水機能が低下しています。
原因④ チャオプラヤ川下流の遊水池の役割を果たす水田地帯が無くなった。
かっては水田地帯だったチャオプラヤ川下流は、宅地や工業団地に姿を変えて、水の行き場がなくなった。