グッジョブ!「メキシコ単身生活」

アトランタ編に続くメキシコ編。新たな仕事と生活での奮闘ぶりをお届けする。趣味のバードウォッチングなどもレポート。

社会保険庁

2009年07月03日 | 仕事
前日、経理担当のDが神妙な面持ちで「社会保険庁へ住所変更手続きをする必要がある」と言って来た。
以前の仮事務所から今の工場へ住所変更をしていなかったらしい。

住所変更自体はそれほど大きな問題ではないらしいが、彼が神妙なのは会社の代表者がその場でサインをする必要があるということに対しである。
「概ね午前中には終わる見込み」とのことで二つ返事で承諾した。

翌日朝8時に工場を出発すると言いながら、筆者が催促すると「申請書を印刷するからちょっと待って欲しい」とのこと。
{おい、おい、それくらい前日に用意して置けよ}と言おう思ったが思いとどまった。

で、工場を出たのは8時15分。
最初に向かったのはLINCORN通りのウォルマートの前にある社会保険事務所。
会社から車で30分くらい。
メキシコでは社会保険事務所を通称IMSS(イムス)という。
労働者のための保健と医療である。
一般的には病院が事務所に併設されていて、来訪者g多い。
駐車場が満杯で停める所がないから、付近一帯路上駐車だらけ。

入り口では新型インフルエンザの感染予防対策なのか、手のひらに消毒液を掛けてもらう。その際に名前を告げ看護婦らしき格好をした女性が記録する。
何の目的と意味から来訪者の名前を記録するのか、全く不可解である。



受付で用件を告げると、整理券が発行され、受付番号が印刷されたチケットを渡されるが、2階にある窓口に行くと、受付番号を呼び出すシステムが故障していて、窓口ごとに大きな声で名前を呼んでいる。

で、ここでの結論は、旧事務所があった地域の「管轄が変わった」とのことで、受け付けてくれなかった。
管轄が変わることは官報とかHPなんかで知らせてくれないのか、と思ったが、いかにもメキシコらしい。





次に行ったのは中心街(セントロ)にある社会保険事務所。先ほどの社会保険事務所から20分くらいであろうか。
この事務所もご他聞に漏れず病院が併設されている。

ここでも入り口で消毒液を掛けられるが、さすがにここでは来訪者の記録はとっていない。

中で待っていて気が付いたのは、税務所などでは清涼飲料水やスナック菓子の自販機があるが、これらの社会保険事務所では屋内で飲み物は飲めない。
いいシステムだと思った。


窓口に風船がたくさんあるところがあった。
何でもこの窓口の担当者が今日は誕生日だと言う。
日本の社会保険事務所ではまず見られない光景である。


ここでは仮事務所から工場の住所に変更する手続きを行った。
2枚の書類にサインをするだけであった。
都合、1時間くらいで終わった。




社会保険事務所を出たところに、屋台があって、これがまた盛況。
事務所内に売店や自販機もないのでここで買うのである。
タコスを始め、清涼飲料水や、スナック菓子、アイスクリームなどごちゃごちゃとたくさん売られている。



次に行ったのはモンテレーの野球場のそばにある社会保険事務所。
ここが現在の工場のある地区の管轄事務所。
ここでも入り口で消毒液を掛けられる。





受付で用件を告げ、整理券をもらう。
ここは、受付番号を呼び出すシステムは正常に稼動していた。

ところがなかなか受付番号が表示されない。
1時間余り待ってやっと呼び出し。

担当者のDが必要書類を説明したり、係官が質問したり、、、、、、。
それからさらに1時間ほどやり取りがあり、15枚くらいの書類にサインして、やっと終わり。

時計は1時45分を指していた。
会社に戻ったのは2時15分。
朝会社を出てちょうど6時間。

社会保険庁に会社の住所変更届を提出するだけで6時間もかかる効率の悪さ。
官庁での手続きに時間がかかることは、メキシコ人でも諦め気分。

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