アパートの玄関ロビーに写真のような，ホワイトクリスマスツリーが飾られた。
アメリカのに住んでいた時のアパートのツリーと比べて世帯数も少ないことから，一回り，いや二周りくらい小さなツリーである。
でも白で小さな無数の豆電球だけがある質素で清楚なクリスマスツリーである。
夜が更けてロビーに人がいなくなっても，静かに光を放っていた。
Silent Night!!
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魚の剥製を板状の台に打ち付けた飾りもののことで，魚を釣り上げたとき記念に作って部屋の壁に掲げる。日本では「魚拓」を作るが，欧米では剥製版である。このトロフィー・フィシュをかたどった妙なおもちゃが，昼食を食べるレストランにある。
入り口のドアを開ける度にトロフィー・フィシュに埋め込んであるセンサーが働き，魚の口がパクパク，尾びれがピクピク動き，同時にメキシコ独特の音楽が流れ，あたかも魚が歌っている . . . 本文を読む
アパートの近くにあるSan Jose病院の施設内に，人体の細部に亘る模型の展示があっている。
展示場は展示会や催し物用に作られたものではないようで,どことなく急ごしらえのような印象を受ける。
中に入ると家族連れやカップルが興味深そうに，恐る恐る展示物に見入っている。
なるほど，人体のあらゆる部分のスライスしたもの，筋肉，血管，神経や筋などの分布，各種内臓のレプリカや場所の説明，生殖器の構造や7 . . . 本文を読む
メキシコでは車のサイドミラーがよく盗難にあう。ミラーの隙間からドライバーのような先の尖ったものを突っ込んで，鏡を外す手口らしい。
はずした鏡をどこへ持っていくのか,それも片方だけとか。
そこで登場したのが写真の盗難予防策。このプロテクターが鏡の前部に張り出しているため，ドライバーが突っ込めない。
納車のときに接着剤でくっつけ,一昼夜テープで縛っておいて固定する。
メキシコの車のほとんどが取り付け . . . 本文を読む
その日は4日ぶりに晴れてやけに暑い日であったが，工事現場（サイト)に行って「どこの何者？」と思われてもいけないと思い，会社のロゴが入った厚手のブルゾンを羽織って，工事の進捗状況をチェックしていると，案の定暑くてたまらずブルゾンを脱いでしまい，車のトランクに何気なく入れた。
しばらくして，「車が邪魔だから移動してくれ」と現場のメキシコ人が言うので，ポケットの中に手を突っ込んで，「はっ」と気が付いた . . . 本文を読む
土曜日にＴＯＴＯの代理店からトイレの取り付け人が来た。
アパートの一階から電話しているようだが一向に部屋のほうに上がってくる気配がない。
気になって一階まで降りてみると，「きょうはドリルを忘れたので，作業できないから帰る」とのこと。
「おいおい，商売道具を忘れれてきて,お前は一体何しに来た？」と言いたくなったが，また月曜日に来るとのことで了解するしかなかった。
月曜日になって，いよいよトイレ . . . 本文を読む
