ハリケーン襲来

ハリケーンがモンテレーにもやって来た。
いや、やって来ている。

メキシコ湾を北上してメキシコとアメリカの国境付近に上陸。
上陸後は進路を西に取るという。
まさにモンテレーはドボチャンである。

このハリケーン、名前は「ドリー」。
ハリケーンの名前は女性の名前が付けられることはよく知られている。
3年前にニューオリンズを襲ったカタリ－ナは記憶に新しい。

今度の「ドリー」は勢力を現す5段階のカテゴリーのうち、2番目のカテゴリー2である。
最大風速45m/s、平均風速30m/s、総雨量は200mm～300mmとのこと。
これじゃ、日本の台風と比較すると並の大きさ。大したことはない。

ところが、明日は工場の生産は停止となった。
Civil Controlという市民の安全を守る州機関から工場は7/24、25は操業を停止するようにとの推奨。
モンテレーの市民が一番怖がっているのは雨である。
この200mm～300mmの雨でも市内の大部分の道路が冠水し、交通マヒや床上浸水などの被害が出る。
他にも落雷や風による電柱の倒壊などで停電する可能性も高い。

年間に何日かの生産停止日を予め見込んでいないと、予定通りの生産ができないことになる。
インフラが極めて弱いモンテレーである。