僕の話をしよう

生きることってのが素晴らしいことなのか、はたまた呪いみたいなものなのか、人それぞれ、その時々で違ってくることでしょう。

外的要因によって瞬間で移り変わる心と決別するために仏教のお坊さんは瞑想したり修行したりして心を空っぽにすることに一生苦心すると聞きます。

そんなご大層なものではありませんが、世界の端からキーボードを叩き、呟きを続けることは禅問答のように悩ましい事柄でした。

何故か今日は宗教の話に偏ってしまいますが、人ってのは皆救われたいのだと思います。
一体何から？
その疑問からさえです。

教会で祈りを捧げるが如く、キーボードを叩く。
神様ではなく、不特定多数の誰か様に救いを求める。

いずれにしても決まっていることは、救われたと決めるのは自分自身だということです。


自意識過剰のもう少年とは呼べない年齢になってしまった男は救われたかったのです。

でももう止めにします。

自分のブログに「魂の叫び」と名づけられる人を何の含みもなく尊敬します。
僕には出来なかったことです。
どんな小さなことにも結論をつけることが怖かったのです。
何百個も記事を書きながら、自分の臆病は克服できませんでした。

もう何をしたって救われないことは分っている。

救う救われないなんて大袈裟な言い方していますが、それはきっとみんなが抱えている感情のことだと思います。
神様や麻薬や臭い息で呟きを繰り返すことにすがってしまいたくなるような例の感情。
多分それをどう呼べば良いのか誰も分らないだけで。



大体にして自分は人に余りに大きなものを求めすぎているのです。
そんなことは分りきっているから、人は裏切って当然、でも自分は人を裏切らないようにしようと思うようにしたのです。
言葉にすると途端に陳腐に思える感情です。


いつの頃からか根付いてしまった自分の結末の妄想が現実にならないために、僕はこれからも人の力になれる人間を目指していこうと思います。

その為にもここは一度お開きにさせて下さい。






思ってることの一割も言葉に出来ないことが悔しいけれど、どうせだったらエンターテイメントな終わりにしたかったけれど、最後がこんな散文になってしまいみっともないけれども、「お前の気持ちなんて分らないけど、何か分って欲しいってことは分った」くらいの感想を持ってくれれば嬉しいです。

もしまた僕がどこか別の形で、きっとチュ・カメムシ・ショタとは名乗っていないだろうけど、発言する機会があれば、そのときはまた、僕の話をしよう。

読んだりコメントしてくれた方々ありがとうございました。
二年と数ヶ月、楽しかったです。




ンデンデキ外伝　～終わり～