テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

OSMGあなたのバックの中には

2013年03月07日 | トークライブ
■『OSMG~オリジナルソング持ってる芸人の夕べ~vol.1』に行きました(19時30分~22時45分 ネイキッドロフト)

出演
三拍子高倉・エルシャラカーニしろう・手賀沼ジュン・テル・増谷キートン・どぶろっく・やさしい雨吉本・ねじ瀬下・タイムボムニック、他

三拍子高倉の夢は、いつか武道館でライブを開催すること。
そのためには、歌が必須だ。
しかし誤算、三拍子は漫才師だったのである。
緻密な漫才の隙間には、どこにも歌を挟み込む隙間は無い。
でも、オリジナルソングがとめどなく溢れ出て止まらない。
じゃあどうするやるなら歌ネタ王を控えた今でしょ、という訳で
オリジナルソング持ってる芸人のイベントが開催された。

歌もギターもド下手なエルシャラしろうを筆頭に、プロ級の技を持つ芸人達が勢揃いした。
今日は楽屋からミュージシャン仕様で、バッキバキにキメてきたとしろうは話す。
ドリンクの注文も「僕には、かくせいざいください」だ。
するとすぐに高倉から「うちの事務所は、そういうの一番ダメなの」と、厳重注意を受けていた。

つくしんぼう増谷キートンも登場した。
ライブで高倉と共演した際に、このイベントを聞きつけたキートン自らの熱烈オファーで、出演をもぎ取ったそう。
キートンの最近の仕事も、ネイキッドで行われた2人のビッグショーだったという。
過去には週に3回もロフトに出演する事があって、その時に俺は一生地下だと自覚したと話す。
どたばたしている最中なのに、これから3日連続でロフトに通いつめる予定の自分もまた然り。

名曲しかない、どぶろっくが大トリ。
間違いのないどぶろっく。
良かった。すごく良かった。

高倉しろうキートンどぶろっくには15分の時間が与えられていて
若手芸人達はお試しコーナーの、1曲だけだった。
しかし優勝者は、次回15分での出演が確約されるので力が入っていた。

ねじ瀬下は、父が行方不明で母子家庭で育ったという生い立ちを歌に込める。
去年5月にサンミュージック所属になった新人女芸人は(御年30で扱いづらいと先輩達から言われている)ヤリマンだった頃を歌で振り返る。

タイムボムニックは、なんと本物のバッハの子孫だという。バッハの子孫の旋律を夜に聴く。
迂闊に末裔とは口にできない昨今だが、バッハの末裔委員会は日本のお笑い界までチェックしていないだろうし
なにしろ、本物のバッハの末裔なのだそう。
ニックは、大学での研究テーマが“日本の右翼について”で、日本に留学中にたまたま見た鳥肌実のネタに感銘を受け
日本でお笑い芸人になる事を決意したという。
いや、こっちの第2のパックン的キャラでも充分だと思う。

やさしい雨のかっこいい方、吉本の歌とギターの腕前がすごい。若手芸人界の松本さん。
あんなにかっこいい吉本に、どうしてあんなにギターの腕を磨く時間があったのだろうか。
イケメンリア充には、ギターをかき鳴らす時間など無いだろうに。まさか、イケメンの無駄遣い??

このライブを主催しているにも関わらず、ギターは全く弾けない高倉をサポートするために呼ばれた
サンミュージックのミュージシャンの、手賀沼ジュン。
アーティスト部門なのに、なぜか毎回事務所のネタ見せに行かされているという自己紹介から
本当にアーティスト??と、疑いの目が向けられたところで
生まれてから10歳までネパールで暮らしていましたという告白、
貪欲ミュージシャンなんだから。

若手芸人界のキャラの厚みを感じたし、今や芸人だけでなくミュージシャンまでもキャラ必須なのかと思った。
それなのに、何をずば抜けて先輩のテルは普通に出てきて普通に歌って、出番が終わったら気分良く酒を飲み始め
その酒をこぼして周りのお客様と店に迷惑をかけてんの
何をやってんの。

テル以外は、みんないい歌をうたっていた。
歌ネタ王決定戦が俄然楽しみになった。


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