kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008年07月08日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
中学1年生のとき、初めて親同伴なしで見に行った映画が「レイダース 失われた聖櫃」。

面白かったよなぁ~!多くの映画好きがそうであるように、あの頃(中学生日記)から映画の面白さに開眼したようなもんです。で、もう四半世紀以上経ったワケだ。

だから今でも「レイダース・マーチ」を聴くだけで、血が騒いでしまう。

「最後の聖戦」ともなるとさすがに行き過ぎたバカバカしさで、もう続編はないと思っていたが、18年ぶりにまさかの第4弾。何があったのか、色々うがって裏読みしてしまう辺り、自分も年を取ったと実感します。(笑)

肝心の映画の方は、相変わらずというか、偉大なマンネリというか、カネがかかっている分、見ごたえもあって面白いんだけど、過去3作を見てきた身にはさすがに、もうひとひねりどころか、ふたひねりは欲しかったところ。

【以下ネタばれあり】

ロズウェルとかエリア51を絡ませる辺りが新機軸なんだけど、そのネタ自体がもう古い。ロートル歌手がポップスを歌って新規開拓を狙うけど、すでにそのポップスが古かったような、一抹の物悲しさを感じてしまった。

また、冒険が進むにつれ、次々と神秘の謎が解き明かされるんだけど「そこが××になっているということは、すでに△△が判明しているということじゃないか?」というストーリー上の矛盾も目に付く。一応、セリフで解説はしてくれるんだけど、ちょっとアヤシイ・・・。そもそも、今回、なぜインディがこの大事件を個人レベルで解決しようとしているのかが分からない。今回の事件って、ヘタしたら第三次世界大戦勃発ものですよ。(苦笑)

毎回、見せ場の1つであるカーチェイスも描き方がちょっと雑だし、焼き直しっぽくって緊迫感に欠けるよなあ。

今回、何といってもソ連軍(死語)のジャングルカッターが全然活躍しない!!操作不能になったヘビー・ウェポンが大暴れして、ジャングルとその他もろもろを薙ぎ倒さなくてどうするんだ!!そういった部分はマンネリでいい!!(と、世界中のメカ好きは憤慨したに違いない。)

もちろん、気の利いたシーンもあって、それなりに楽しい映画ですので、心底楽しめなかったのは「昔の映画は面白かった。」と思う自分の中年化に問題があるのでしょうね。(笑)

ところで、広島在住の者としては、あのシーンはさすがに許せないものがあったな・・・。
 題名:インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
原題:Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、マット・ウィリアムス、ジョン・ハート

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