kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ファンタスティックフォー[超能力ユニット]

2005年09月26日 | ★☆☆☆☆
日時:9月23日
映画館:TOHOシネマズ
パンフレット:A4版600円。ジェシカ・アルバのインタビュー掲載。

■超人になったら悩まず、さっさと戦え!
早い話、「ゴレンジャー」から「マジレンジャー」に到る戦隊モノの第1話です。「4人の宇宙飛行士が超人になって、悪と戦う。」ああ、なんて分かりやすいんだ。(まあ、原作はこちらが先ですけど。)

逆に言うと、見慣れたフォーマットなので、新鮮味がなく、30分で済む話をチンタラ2時間にしている錯覚を受けます。ラストの対決は多少は面白いけど、想定内。

こうなると魅力的な悪役がストーリーを救わなくてはならないのですが、これまた悪役のキャラも弱く、ほとんど何も悪いことをしていない。超人化した悪人なら、もっと悪事を働け!原作のキャラを無理に出さず、犯罪組織とかテロリストが悪役の方が面白かったような気がする。

それに橋げたのシーンとか、熱線追尾ミサイルのシーンなどストーリーにつじつまが合わない部分があるのは難。

キャスティングが地味なこともあって、TVのパイロット版を観たかのよう。TVシリーズなら充分楽しめるけど、映画館ではツライ。

ところで、主人公の一人マイケル・チキリスがWOWOWでやっていた「SAS英国特殊部隊」の主役にそっくり。おかげで吹き替えをしていた大塚明夫の声が聞こえて仕方なかった。

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