kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ネイビーシールズ

2012年07月02日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:6月27日
映画館:TOHOシネマズ緑井
パンフレット:A4版700円。

現役ネイビーシールズ隊員が出演。が売りの本作。平日の初回(9:15!)なのに、それなりに観客が多い。

最近、ディスカバリーチャンネルの「米軍のエリート部隊」を見るのが楽しく、強靭な精神と肉体+システマチックな訓練課程でエリートが養成されていく様がいかにもアメリカ的だった。

ワタシの世代で「ネイビー・シールズ」といえば、チャーリー・シーンとマイケル・ビーンの映画なのだが、なぜかゴルフ場でカートを暴走させて悪ふざけしているシーンに「こいつらアメリカ人め。」と思ったことしか覚えていない。それくらい、同じような映画ばかり見てきたからだろう。(笑)

今回の映画も同じような話で、テロ組織の壊滅に向かう話なのだが、さすが米軍の協力があって、話も南米・オーストラリア・メキシコ・アフリカと世界各地で展開する。

部隊創設とか訓練とかプロローグ的な前戯はまったく無く、いきなり任務に突入。機材に装備は全て本物(らしい)なので、映画用プロップに比べて一回りデカイ。画面の重量感が全然違う。(って、「博士の異常な愛情」みたいな深読みはしないように。)

お話としては、テロ組織から人質を奪還したら、より大規模なテロが計画されていたことが発覚、その阻止に動くことになる。
アメリカ本土に入ったら、ネイビーシールズの管轄外になるんじゃないのか?と思っていたら、ちゃんと(?)国外で戦うような展開になる。んだけど、いかに言っても隣国に無法地帯が存在するのは無茶。1チームが1つの事件を全部担当することなんてないだろうし、主役をリアルに描こうとするあまり、ストーリーがどんどん荒唐無稽になっていくというのもジレンマだな。

どうやってもネイビーシールズの方が強いし、シチュエーション的に不利な状況に持っていくにも無理がある。世界の警察官なんて良いこと言っているけど、やっていることはかなり際どかったりする。結局、最初の人質救出劇のくだりが一番リアルでカッコよかったり。まあ、チェーンガンの恐ろしいこと。

もちろん武器・装備の扱いは手なれたもので、色々と感心させられる。実戦と経験から積み上げられた動きって、なんにせよ説得力があるし、美しい。

本当かどうかは別にして、現役のネイビーシールズなので、演技らしい演技はなく、オフタイムは映画にありがちな悪ふざけや軽口の言いあいもなし。子育ての不安と苦労話ばかり聞かされる。そんなとこがリアルなのも良し悪し。(笑)

ところで、映画に出演する隊員はどうやって選抜したんだろうね。広報要員がいるんだろうか?





題名:ネイビーシールズ
原題:Act of Valor
監督:マイク・”マウス”・マッコイ、スコット・ワウ
出演:ネイビーシールズ隊員、ダンカン・スミス、ロゼリン・サンチェス


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