kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

皇帝ペンギン(吹替版)

2005年08月09日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:8月6日
映画館:シネツイン
パンフレット:A4変形版600円
その他:5歳の息子と一緒

■可愛さによりかかっちゃダメだ!
皇帝ペンギンの出産と子育ての1年間を南極の現地で追ったドキュメンタリー。苛酷な環境下でけなげに子育てする皇帝ペンギンの姿にグッと来るはずなのですが・・・。

確かにペンギンの行進やわずかなミスで一瞬にして凍りついて死んでしまう卵、子を亡くした親が他の子を取りあう様、カモメに毛をむしられる子ペンギンなど見せるところは多いのですが、映画としてはどうなのかね。

「ディープ・ブルー」や「WATARIDORI」はもっと大きな視点で対象を捉えていたから、生態系の現実を実感できたけど、この作品のようにペンギンを擬人化して、ペタペタで愛情たっぷりの「吹き替え」をつけているのは、違和感があるなあ。

見た目かわいいペンギンだけに視点を据えているけど、苛酷な環境に適応しているのもDNAが成せる技で、他の生き物もすべて同じ様に生存競争しているのだと思うのです。(襲いかかるアザラシやカモメだって同じ様に子育てをしている。)

本当なら、もうちょっと評価が低いんだけど、まあ子どもと観る映画はそれだけで楽しい。

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