kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

パシフィック・リム

2013年08月20日 | ★★★★★
日時:8月13日
映画館:バルト11
パンフレット:A4版800円。イェーガー4体の見開きページに、時代設定史、そしてイェーガーとKAIJUの充実した解説!この手の映画パンフはこうでなくっちゃ。

今年の夏休みの映画はゼロ戦、怪獣、巨大ロボット、ゾンビ、宇宙船とまるで二昔前のようで大忙し。

数ヶ月前から行きつけの美容院でもずっと話題だった本作「パシフィック・リム」、開幕5分でKAIJUこと怪獣襲来、サンフランシスコ壊滅、10分後にはパンツァー・イェーガー・・・もといイェーガーが登場。何て早い展開なんだ。(まあ、本編も全世界規模で14ヶ月でイェーガー開発というスピード感)

後は予告編どおり、巨大ロボットと巨大怪獣の殺し合い。がっぷりと取っ組み合い、ボカボカと殴り合い、ベキベキと引きちぎりあう。この感覚、ワタシたちの世代で言うとゲッターロボ。とはいえ、恐竜帝国よりKAIJUの方が何百倍も強く、イェーガーも結構コテンパン。クリムゾン・タイフーンやチェルノ・アルファ、もっと活躍せえ!

デル・トロ監督の演出は、当然、ツボを得たもので、「トランスフォーマー」のように「スピードが速すぎて何が起きているか分からない」なんてことはない。押さえどころが巧みすぎて、何度も大笑いと涙してしまう。思いっきりベタな「エルボォォオ・ロケットォォォ」なんて最高じゃないか!

戦争映画の延長としてのリアルな怪獣映画、「タランチュラの襲撃」「アリゲーター」「ガメラ2」「グエムル」なんかが好きなワタシはイェーガーだけでなく、現用兵器を併用して戦って欲しかったところ。もちろん、現用兵器はヤラレキャラでKAIJUのパワーバロメーターなんだけど。

パイロット側はテッパンのキャラで、菊池凛子はなぜかたどたどしい日本語。日本人キャラは必ずああいったしゃべりでなくてはいけないのか?サブキャラは一味違う変なヤツばっかし。イェーガーとKAIJUの戦いが派手すぎて、フツーのキャラクターじゃあ間が持たなかったのだろう。ロン・パールマン自身、KAIJUみたいなものだし。

パンフで知ったのだけど、KAIJUにはクトゥルー神話がベースにあるらしい。しかし、日本人的には怪獣とクトゥルー神話って合わないよな。神話なら「ヘルボーイ」や「プロメテウス」のようなおどろおどろしさが欲しかったところ。(「ヘルボーイ」のナチネタなんて、言うまでもなく大好き。)

ところで、初期型の日本製イェーガー、コヨーテ・タンゴだが、きっと「来ようよ、丹後」が語源に違いない。世界の丹後モデル。(笑)







題名:パシフィック・リム
原題:THE LONE RANGER
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、菊地凛子

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2 コメント

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さすがは兄貴! (NEKO)
2013-09-14 21:14:24
ラストの原題記載のところで
落としてくだすったので、爆笑しました。

流石だ!!
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単なる (kamacci)
2013-09-17 23:17:10
ウッカリミスよ。(笑)

でも、そのままにしておこう。
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