kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

トランスフォーマー

2007年09月14日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:9月10日
映画館:バルト11
パンフレット:A4版600円。キャスト・スタッフのインタビュー満載なのはいいけど、やはりトランスフォーマーの変形前後の姿と、身長体重、必殺技の紹介は必須だろう。

アニメ版「トランスフォーマー」を見ていたかというと、これが全然見ていなかった。子ども向けのアニメがバカバカしく感じられた年ごろだったし、アメリカのアニメ特有の「善悪が揉めるが、誰もやられない。」という展開が「マジンガーZ」のころから「悪役は派手に爆発する。」という掟に慣らされたワタシたちには、やはり甘かった。

さて、実写版。
いきなりマイケル・ベイお得意の「夕陽を背にヘリで降り立つ勇者たち」の構図。これってセルフ・パロディか?
このままトランスフォーマー(長くて入力が面倒くさいので語弊はあるが以下、ロボット)の登場まで、延々説明が続くのかと心配したが、そこは最近の映画。開幕15分で銃撃戦。分かりやすいなあ。

その後、ペンタゴン、主人公の少年、カタールの米軍とテンポよく話が進むのだが、正義のロボットが勢ぞろいするあたりから、どうも全体にシリアスなトーンなのか、軽いギャグを織り込みたいのか、映画の雰囲気がシーンごとに変わって、落ち着かないことこの上ない。

お決まりの「政府の秘密機関」が登場するともう 「インデペンデンス・デイ」化。 「1930年代にどうやってそんなデカイものを引き上げて、冷凍したまま米本土に持ってきたんだ!」という誰しも思う疑問には、さすがに政府の秘密機関は答えてくれない。

元々、現用車両がロボット化するというデザインセンス自体あまり好きじゃないし、M1エイブラムスに変な追加砲塔をつけたのはいかがなものか。走行している最中に砲身がぐらついているぞ。(地雷処理車は無骨で唯一気に入った。)

ラストのロボット対決は例によってマイケル・ベイの超至近距離のカメラワーク。何が起こっているか分からんぞ。
しかし、戦う兵隊のクローズアップ映像なんて、「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」で散々見てきたので、新鮮味がない。むしろ、ロボット同士の殴り合いや撃ち合いが見たかった。

配役ではジョン・タルトゥーロが相変わらずいい感じだし、アンソニー・アンダーソンは定番の演技。お決まりだけど好きなんだよね。(彼を初めて知った作品は何だったろう・・・。)

ところで我が家のチビ(8歳)は今、レトロブーム。「空にそびえる鉄の城~」「正義の少年バビル~2世」と熱唱中なのだが、誰の影響?

↓友人の「サイト内検索で映画のタイトルで検索しても、本文に書かれていないとヒットしない!」という指摘にちょっと追加してみました。



 題名:トランスフォーマー
 原題:Transformers
 監督:マイケル・ベイ
 出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、レイチェル・テイラー

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