kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

MIB3

2012年06月19日 | 洋画(良かった、面白かった、気に入った)
日時:6月18日
映画館:八丁座

MIBは1・2ともに観ているのだが、どちらかと言えば視界外の映画。ウチの奥さんにも「MIB3?お金の無駄」と一蹴されてしまったのだが、最近、俳優の顔で映画を選ぶなら、一人はミヒャエル・ファスベンダー、そしてもう一人がジョシュ・ブローリン。

おまけに舞台は現代からタイムスリップして1969年。ワタシが生まれた年で、ベトナム戦争まっさかり、公民権運動が吹き荒れ、なんといってアポロ11号が打ち上げられ、「鷲は舞い降りた」年というだけで、ワタシの琴線をくすぐってしまう。

ストーリーはいつものMIB節というか、宇宙の壮大なストーリーをちょい難解なセリフで説明してしまい、あとはユル~く進行する。

ネタとして1969年とのカルチャーギャップを持ってきており、出てくるエイリアンも当時の映画っぽく、巨大頭が中心だし、金魚鉢ヘルメットにメタルスーツの宇宙人とかメタルナ・ミュータントとか「惑星アドベンチャー」の火星人兵士らしい連中がいるあたりうれしくなってしまう。

この辺、監督がジョー・ダンテだったら、もっと小ネタ満載の趣味に暴走してしまい、ワタシのような観客はともかく一般客は遠くに置き去りにしてしまうのだろうが、そこはソネンフェルド監督。クスッと笑わせて終わり。上品すぎるわい!

いよいよ物語はニューヨークからケープ・カナベラルへ。1969年の巨大なアイツを舞台に繰り広げられる最後の対決には別の意味で興奮してしまう。

ラストにはそれまで張りまくっていた伏線が明かされ、時代を超えた恋愛とか出会い、そして再会モノに弱いワタシは涙目になってしまった。

そういえば、アポロ11号が月面着陸した時、2月生まれのワタシはちょうどハイハイしていたころ。両親にしてみたら、思い出深いんだろうな。父親はその後も何となく宇宙モノに関心が高かったあたり、思うところがあったのかも知れない。そんなことを考えると、より涙目になったりしてね。

ところで、ウチの奥さんから「お金の無駄」と言われたが、そこはワタシも意識していて、ポイントカードの無料券で行ったってあたりが、貧乏性。






題名:MIB3 メン・イン・ブラック3
原題:MIB3 Men in Black 3
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン


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