kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

バイオ・ハザード5 リトリュビューション

2012年09月25日 | 洋画(良かった、面白かった、気に入った)
月日:9月20日
映画館:バルト11
パンフレット:B4版700円。映画のOP同様これまでの復習と背景知識となるゲームの解説付き。

シリーズ展開のあまりの乱暴さに、普通ならスルーしてしまう映画「バイオ・ハザード」。ところが監督がポール・W・S・アンダーソン。彼の映画は「ショッピング」と「三銃士」を除いて全部観ており、巨大メカ大好き!のセンスを毎回楽しみにしているのだから、やっぱり見に行かない訳にはいかない。

【以下ネタばれあり】

今回、予告編を観た時、どうやってストーリーをつなげるのかと思いきや、カムチャッカの氷原下にある無神論者のコミュニストの露助どもの赤い赤い旧原潜基地(007のストロンバーグの海底要塞50個分!)がアンブレラ社に買い取られて、そこにアメリカ、モスクワ、東京を模した実験兼セールスプロモーション施設が建設されていたという、映画の舞台すべてを巨大メカにしてしまう素晴らしい!素晴らしい!素晴らしすぎる設定!!

こうなればミラ・ジョヴォヴィッチもストーリーもどうでも良く、その一方でミシェル・ロドリゲスを再登板させるために過去の登場人物のクローン!として動員。あまりのご都合主義と幼稚さに書いているこっちの方が恥ずかしいくらい素晴らしい!(笑)

それにしても、ミシェル・ロドリゲスはいい。最後に消火器でぶん殴られて、睨み返す時のドスの効き方は尋常じゃない。しっかり続編「バイオハザード6」での再登場まで担保。(笑)いつもこんな役ばっかりで安心できるけど、いつまでもこんな体力のいることは続けられない。才能あるのだから、早く次の地平を開拓してほしい。

ゲーム感覚のモスクワ・ステージでは、コミュニストの赤軍アンデッド(ゾンビ)どもが登場。AK-47を撃ち、バイクと車を運転し、RPGを発射しながら、白兵戦を挑んでくる!!もはや、「どこがゾンビやねん!!」と突っ込みたくもなるが、監督の夢が露骨に出ていて実に素晴らしい!(カーチェイスで、田舎者で無教養なイワンどもの装輪装甲車BTRが出たら、もっと素晴らしかったのに。)

前々から、鋼鉄の塊が大好きなポール・W・S・アンダーソン監督の野望はクルスクの戦車戦の映画化(バイオ・ハザード4 アフターライフデス・レース)に違いないと思っている(もちろん、主役はジョボヴィッチのT-34戦車兵)が、それが徐々に現実に向かっているような気がしてならない。いや、今や目指しているのは、クルスクだけでなく、「ヨーロッパの解放」シリーズのリメイクではなかろうか。そうだとしたら、インターナショナル的に素晴らしい!
ウラー!アンダーソン!!いつまでも応援するぞ!!






題名:バイオハザード5 リトリュビューション
原題:Resident Evil V:Retrubution
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス


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