やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

呪いアプリー18話

2012-05-16 07:20:57 | 小説
数日進展のないまま過ぎた。

「もしもし、本橋です。先日の話ですが、、、元カノのあけちゃんだと思うんです」

「あけちゃん・・・元カノということは宗田明美さんですかね?」

「そうです。あの子が紹介したと聞いてます」

「藤本さんは、元カノさんと別れてからもお付き合いがあったんですか?」

「えぇ。かなりサバサバした女性でしたからね。拘りはなかったようです」

「そうですか。それでその明美さんは今どこに?」

「今って、ご存知じゃないんですか?アパレルの仕事してますよ」

「明美さんの会社には訪ねてみたのですが、1ヶ月以上も前に退職したようです」

「そうなんですか?私は初耳です」

「1ヶ月以上前ということは、藤本さんが亡くなった後ということですが、やはりそれに関係してるんでは?」

「う~ん。。。関係していないとは言い切れませんね。でもそんな関係ではなくなってましたしね」

「すみませんが、彼女のことをもう少し詳しく教えていただけませんか」

頭前は、宗田明美のことを聞き、いろいろと周辺を当たる事にした。

借りているアパートはそのままになっており、親から捜索願が出されている。

つまり失踪しているということだ。

管理人の話では3週間ほど姿を見ていないらしい。

失踪前の状況を会社の友人に尋ねると、ひどく怯えていたという。

理由を尋ねると、狙われていると言ったらしい。

友人はストーカーかと思って、警察に相談するように勧めた。

その後直ぐに連絡がとれなくなり、心配した友人が彼女の実家に連絡した。

それで捜索願が出されたわけだが、まったく足取りが掴めてないらしい。

誰に狙われていたのか。。。

それさえも不明だ。
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