やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

↓投票ボタン押してね

blogram投票ボタン

複雑

2014-11-08 07:42:10 | 小説
「ありがとう」

伏し目がちに照れながら君が言う。

耳たぶが赤い。

君は・・・・。

もう2ヶ月で、俺の側から消える。

滅多に会えなくなる。

そんな日が近くなってきた。

ずっとその日が来るのを恐れていて。。。

でも確実にその日がやってくる。

好きだって言葉を、上手く伝えてきたつもりだけど、君には届かなくて。

それでも君は、ずっと笑っていてくれて。

嫌いになろうとしてもなれなくて。

残された時間もあまりない。

バイトを辞めて君は、新しい目標に進んでいく。

それを笑って送り出してあげるのも、好きになった側としての務めかも知れない。

でもできない。

なぜか目が潤みかける。

笑いたいのに。。。

君が近くに居なくなることが、凄く寂しい。

愛されていなくても、傍にいるだけで幸せと感じていた。

君の笑顔が。。。

俺だけに向けられていた笑顔や会話も。。。。今更ながら愛おしい。

君には未来しか見えてないのかもしれない。

それがとても・・・・悲しくて。

でもそれが君の為だと。。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする