笑みのない顔で、眼だけが以上に黒かった。
その身体が携帯から抜け出そうとしている。
道如と源興は気付いていなかった。
その時後ろで、風を切る音がした。
振り返ると、悪霊が姿を現していた。
そこに平将門が襲いかかっていた。
だが将門の姿は、現れたり消えたりしている。
2人は加勢しようと身構えた。
その時源興の足を掴むものがある。
足元を見ると、平の手だ。
慌ててしゃがみこむ。
「平さん!!」
「・・・・・」
何かをしゃべっている。
耳を近づけた。
その声が途絶えた瞬間、将門が消えて二度と戻らなかった。
悪霊はそのまま道如に向かってくる。
源興は斜めに走り、悪霊を間に挟んだ。
悪霊に勝てるはずもない。
それはわかっているが、戦わなければならない。
道如が持っていた短剣に聖水を振りかけて走る。
その先にお札を投げて、ナイフで悪霊と一緒に刺す。
悪霊がたじろいた。
その戦いを見ながら、源興は別の方向に走った。
その身体が携帯から抜け出そうとしている。
道如と源興は気付いていなかった。
その時後ろで、風を切る音がした。
振り返ると、悪霊が姿を現していた。
そこに平将門が襲いかかっていた。
だが将門の姿は、現れたり消えたりしている。
2人は加勢しようと身構えた。
その時源興の足を掴むものがある。
足元を見ると、平の手だ。
慌ててしゃがみこむ。
「平さん!!」
「・・・・・」
何かをしゃべっている。
耳を近づけた。
その声が途絶えた瞬間、将門が消えて二度と戻らなかった。
悪霊はそのまま道如に向かってくる。
源興は斜めに走り、悪霊を間に挟んだ。
悪霊に勝てるはずもない。
それはわかっているが、戦わなければならない。
道如が持っていた短剣に聖水を振りかけて走る。
その先にお札を投げて、ナイフで悪霊と一緒に刺す。
悪霊がたじろいた。
その戦いを見ながら、源興は別の方向に走った。